サザエさん症候群を撃退する具体的な対処法とは？

　こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。

　あなたはサザエさん症候群というのを聞いたことがあるでしょうか？

　日曜日の夜になると、次の日の仕事のことを考えて抑うつ状態になる症状のことです。多かれ少なかれあるでしょうが、私のように日曜日の夜に涙を流した経験のある方は少ないでしょう。笑

　そう、私は以前、極度のサザエさん症候群に陥っていました。私の場合は非定型うつとも言われておりましたから、その症状が顕著だったのかもしれません。（参考エントリー：本当は怖い『新型うつ（非定型うつ）』への3つの対策）

　最近では、サザエさん症候群と腸内環境の関連を裏付ける研究も進んでいます。（参考：腸内環境の乱れと「サザエさん症候群」が密接に関係 便秘外来の第一人者が語る腸と自律神経の関係）

　今回は、そんなサザエさん症候群で悩む方が、日曜日の夜をより健康に、より楽しく過ごすための方法をご提案したいと思います。

サザエさん症候群とは？

　日曜日の夜にサザエさんが放送されているのは周知の事実でしょう。この時間帯から、翌日の仕事のことを思い悩み精神が不安定になってしまうのがサザエさん症候群です。

　サザエさん症候群をあえて病名にするならうつ病でしょう。似たような病名で『ブルーマンデー症候群』というものがあります。

　統計データ上、月曜日は仕事を休みたくなる率が高い事や、月曜日の午前は仕事上のミスが頻発しやすいなどのデータがあるようで、それに伴い、前日夜から緊張状態が高まり目が冴え熟睡できなかったり、月曜日の朝に倦怠感が高まったりする症状の総称としてブルーマンデー症候群と言われています。

　厚生労働省が発表した自殺者の曜日別統計では月曜日が最も高く、土曜日が最も低いというデータが出ています。（下表参照）

(表引用元：死亡曜日・時間・月別の自殺の状況)

　サザエさん症候群の症状がひどくなると、自殺するくらいの精神状態になってしまうのかもしれません。

サザエさん症候群の時の状態

　サザエさん症候群とはどのような状態の事を言うのでしょうか。

　これは、多くの不安状態と似ているのですが、まだ存在していない未来に対して過剰に予測することから不安に陥る状態です。

　しかし、何故人は予測してしまうのでしょうか？明日のことはどうなるかわかりません。1分後円ドルの相場も100％予測することはほぼほぼ不可能です。A社株を買うかどうか？インサイダー情報が無ければ確実な事はわかりません。

　予測してしまう理由もよくわかります。パワハラ上司が明日以降劇的変革を起こして優しくなる可能性は宝くじで2回連続3億円当てるような確率だからです。

　人間関係におけるストレスは、予測が立てやすいんですね…。残念なことながら人は簡単に変われません。パワハラ上司は明日もパワハラ上司です。ですから、予測が当たるのです。そして、その予測が当たる体験を何度もしてしまうがために、明日の予測をほぼほぼ間違いなく当てることが出来るようになってしまうのです。

　ほぼほぼ間違いなく明日の自分が陥る状態を予測できる我々は明日に希望を見いだせず、いわゆる鬱状態に陥るわけです。

サザエさん症候群を克服するために…

　さて、ではこの予測してしまう自分をどのように変えれば良いでしょうか？

　パワハラ上司は10年後もパワハラをします。また、他人を変えることは難しいです。変えるなら自分を変えるほうが手っ取り早いのです。

　もしあなたがサザエさん症候群に陥っているなら変えるべきは自分です。では、どのように変えましょう。

　我々は思考を変えるため様々な情報を利用します。ですから、マイナス思考がダメだと考えて、マイナスな事を考えてしまいそうな自分を無理矢理プラスに変えようとします。

　ですが気付いてください。我々はマイナスをプラスに変えるためにマイナスに焦点化しているのです。ですから、様々な情報を得てプラス思考になろうとしても無駄なわけです。

　では、どうすべきか？

　感情の状態を変えなければならないのです。

　一見マイナスな状況に陥っている人も、感情がプラス方向に振れていれば、プラスに思考になりがちです。ですがそんなに悲観するほどでない出来事に出くわしてもマイナス思考になる人は、そもそもの状態が宜しくない。

　つまりは、あなたの状態が今どのような状態にあるかを考え、変えていく必要があるのです。

自分の感情の状態を変えるために行うべき事とは？

　では、実際に我々はどのような行動を起こせば良いでしょうか。どのような状況に陥っても、感情を落とさないための方法とは？

　実は感情のプラスマイナスの変動は、何によって変わるか脳科学の分野では研究されまくっています。

　そして、3つの方法が提案されています。それが以下の3つです。

1. 呼吸を整える
2. 姿勢を整える
3. 脳を整える

　実は、この3つのコントロールを学び・実践すれば、あなたの感情はいくらどん底に沈みそうになっても一瞬の間にリカバリーすることができるのです。

感情を整える具体的方法

　本当はもっともっと書き続けたいのですが、長くなってしまいましたので、簡単にお伝えします。

　背筋を伸ばして、深呼吸をして、ありがとうと声に出して100回言う。これでOKです。

　うわー、気持ち悪い。スピってる…笑笑笑

　でも、科学的だから仕方ないです。

　背筋を伸ばす時のポイントは、ミゾオチをググっと上げてお腹を引き伸ばすこと。呼吸のポイントは別記事をご参照ください。（参考エントリー：1分では眠れないが瞑想効果はあり！ネットで話題の呼吸法『4-7-8方法』を試した結果）

　脳を整える方法は、ここで表現するとあまりにあやしいのでまた別記事にしようと思います。苦笑

　理由をしらなくてもコントロールしたい人は、ありがとうって1日100回、感情を込めずに唱えておいてください。

まとめ

　個人的にスピリチュアルな話は大嫌いです。そこに科学的根拠がなければ…。

　つまり、今回私がご紹介した内容に関しては科学的根拠があります。ですが、サザエさん症候群とひとまとめにして書き綴るとあまりにも長く、誤解を招く恐れがあるので簡潔に終了させてしまいました。苦笑

　ですが、私自身これでサザエさん症候群を克服したと言っても過言ではありません。そして、この克服の過程で今私が提供している整体技術が生まれました。

　私自身、整体によって呼吸と姿勢が整いました。そして、ありがとうと感情を込めずに言い続けた結果、何となく適当な人間になってしまいました。笑

　でもね。適当とは、適度に良いことです。（参考エントリー：ストレスが健康に害を及ぼすメカニズムが判明！その対策とは？）

　これらの知識をベースに私は鬱を乗り越えました。いや、正確には卒業しました。今も鬱の要素は沢山持っています。こんな私も根は真面目なのです。笑

　今回シェアした内容は絶対ではありません。

　しかし、元サザエさん症候群患者が、サザエさん症候群を克服した現実的なスキルのシェアです。

　良かったら試してみてください。