豚の生レバー提供禁止について思う事…食中毒が嫌なら加熱しよう!
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
先日ニュースを見ていたら、豚の生レバーの提供を禁止し、違反した場合刑事罰とすると厚生労働省から発表がありました。
えぇーっ!豚って生で食べられるん??
という私の素朴な疑問を他所に、2012年7月に牛生レバーの提供が禁止されて以降、提供する店が増え、2013年に行った一斉取り締まりでは全国190店舗(内半数が東京都内)に確認されたそうです。
私は個人的に気持ち悪いと思ってしまいましたが、意外に沢山あったようですね。
国立感染症研究所によると、E型肝炎患者の報告数は11年に55人だったが、12年以降増加し、14年は146人と過去最多になった。新たな検査方法導入も要因とみられるが、推定される原因食材は豚が最も多かったという。(引用元:豚の生レバー提供禁止 厚労省決定 日本経済新聞さん)
国立感染症研究所の発表ではE型肝炎が増えている原因に豚とされる物が多かったようです。こんな重病を増やされたら国としても対策せざるを得なくなったということでしょうか。
そもそもなぜ牛と一緒に禁止しなかったのか?
で、素朴な疑問が浮かんだのですが、2012年7月に牛の生レバーを禁止した際になぜ禁止しなかったのでしょう。
厚生労働省によると、豚の生食は10年以上前から注意喚起を続けて入るものの、そもそも生で食べるものではないという認識からわざわざ禁止にしなかったのだそうです。
ですよね。そもそも生で食べるものだとは思ってなかった。が、世の中にはそういう認識ではない人も少なからずいて、重大な病気で命を落とす危険性があることから禁止という形になったのでしょう。
発生率はどの程度か?
豚レバ刺し禁止方針の厚労省 寿司やステーキも規制するのが筋によると、豚の生レバーのせいで食中毒になっているのなんて、他の食品に比べたら少ないとおっしゃっています。
食中毒のうち、最も多いのは鶏肉(生食)で34件・200人。上位は、きのこ類34件・138人(うち死者1名)、サバ29件・68人、ヒラメ23件・233人、生カキ21件・159人と続く。他には、牛肉(加熱処理)が9件で147人、貝類も6件で451人の患者が出た。
とのことで、豚だけを悪者にするのはおかしいだろ?という見解です。
ですが、数の論理で言うのであれば豚の生レバーを提供しているのは増えているとはいえ全国で190件です。鶏の生レバーを扱っている店は山ほどあります。
きのこや魚介類に関して言えば、飲食店による提供だけでなく、自宅で食べる割合も非常に高いわけで、190店舗で提供されている中で肝炎になって死んでいる人がいるってだけでかなりのリスクです。
だからと言って鶏も危険ですよ
今後恐らく鶏の生レバーや生食も禁止の方向性で検討されるのではないでしょうか。
鶏による食中毒の大半がカンピロバクター食中毒で、その予防には鶏を生で食べないことが重要です。E型肝炎ウイルスのような危険度の高い食中毒ではないようですが、ギランバレー症候群という神経疾患にもなる可能性があり、決して軽視できる食中毒ではありません。
鶏は禁止されていない=鶏は安全ではありません。
禁止されていない現状、食べるのは自由ですが、その危険性を理解し、子どもや高齢者への提供は店側も控えて欲しいと思います。
まとめ
生レバー美味しいですよね。私は牛も提供されていた頃は食べていましたし、今でも鶏の生レバーは食べます。
ですが、危険性と欲求を天秤にかけて、リスクを冒してでも食べたいと思うから食べています。これで食中毒になっても自己責任だと思って食べているのです。
もちろん、リスクが高いわけで頻繁には食べません。また、厨房が不衛生(もしくは不衛生そうな)店舗でも食べません。リスクが高くなっていると予測されるからです。
禁止されるまで食べるのは自由ですが、しっかりとした知識を持ち、食中毒になるリスクがあることを知った上で食べてくださいね。
食中毒が嫌ならば、現時点では加熱して食べるしかありません。嫌なら、しっかり加熱するようにしましょう。
看護師さん応援キャンペーン
最大67%割引実施中!
関連記事