「心の病」で労災認定過去最多！ブラック企業勤務者が気をつけるべき3つのメンタルヘルス対策

仕事のストレスや過労での労災認定が前年の1.5倍になったとのニュースが流れてきました。

労災認定された人について原因や引き金となった出来事をみると「嫌がらせやいじめを受けた」が15人増の55人、「上司とのトラブル」が19人増の35人、「セクハラ」が18人増の24人など。さまざまな形でのハラスメントが原因として急増しており、職場環境の悪化がうかがえる。

（中国新聞）

中国新聞によるとその原因として職場内のハラスメントが原因となっていることが多いとのこと。

私自身かつてブラック企業に務め、うつを経験した身です。原因はやはり上司からの人格を否定する様なハラスメントの連続でした。

そして、その当時の自分のカラダを振り返ると、『腰痛』『肩こり』『下痢』『慢性疲労』『睡眠不足』など最低の健康状態でした。

そんな私の経験からブラック企業に務める方々のメンタルヘルスを守るための対策をお伝えしたいと思います。

そもそもブラック企業とは

最近ではワタミやユニクロなどがブラック企業としてよく名前が挙がります。最近ではワタミの渡辺会長が自民党公認で次期参院選に出馬を表明するやいないや一斉に今までの問題も含めてバッシングされています。

そんなブラック企業ですが、どういった定義付けがされているのでしょうか。wikiで調べてみました。

ブラック企業（ブラックきぎょう）またはブラック会社（ブラックがいしゃ）とは、広義には入社を勧められない労働搾取企業を指す。
すなわち、労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いたり、関係諸法に抵触する可能性がある営業行為や従業員の健康面を無視した極端な長時間労働（サービス残業）を従業員に強いたりする、もしくはパワーハラスメントという暴力的強制を常套手段としながら本来の業務とは無関係な部分で非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質を持つ企業や法人（学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む）のことを指す。

（Wikipediaより引用）

要するは労働に関する法律やその他その他いわゆる『ハラスメント』が横行していたりする企業のことですね。

ブラック企業が増えた背景はわかりませんが、ブラック企業が心の病を作り、労働災害になっていることは恐らく事実なのでしょう。

恐らく、労災申請していない人はもっと沢山いるはずです。これは国として対策が必要なことなのではないかと思います。

ブラック企業対策

もちろん就職・転職の前には十分調べてこのような企業に入らない事が大切ですし、起業すれば絶対に大丈夫です。しかし、既にブラック企業に居て、中々止められない人が居るのも事実かと思います。私は3年間辞められませんでした。

ブラック企業と言われる様な会社は恐らく社員のメンタルヘルス（もしかしたらカラダ面に関しても…）に対策など講じる気は基本的にないだろうと思いますから、ご自身でご自身のメンタルを守る必要があると思います。

是非ここでお伝えする3つの方法をご参考頂ければと思います。

対策1：姿勢を正し深呼吸をする

当ブログでは何度もお伝えしていますがココロとカラダは一体です。姿勢を正し、深呼吸をするだけでココロのストレスは少しずつ解放されるかもしれません。

もちろん骨盤矯正やヨガも効果的です。ココロに余裕がないと整体やリラクゼーションサロンに通う元気も失いますが、それがココロもカラダもダメにする悪循環です。私自身、休みの日はほとんど出歩くこと無く静かにしていたことが、ココロとカラダをさらに蝕む結果に繋がっていたなぁと今となれば思います。

まずは、姿勢を正し深呼吸を。そして休みの日くらいはココロとカラダを癒すために使ってみてはいかがでしょうか。

対策2：食生活を正す

もしあなたの食生活がしっかりしていたとしたら、あなたはブラック企業においてもココロとカラダを守れる土台ができているでしょう。しかしながら、多くのブラック企業社員は食生活が乱れています。

私もそうでしたが糖質の過剰摂取に走り、過去最高体重はこの時かもしれません。また、糖質の過剰摂取自体がうつ病の原因にもなるという研究結果も出ています。

まずは休みの日だけでも、コンビニや外食を控え、野菜中心のメニューを心掛けてみましょう。

対策3：軽い運動をする

『健康』を意識した時、当ブログでは『適度な運動』とお伝えしています。しかし、ブラック企業に務めた状態で適度な運動が出来ていたとしたら既にあなたはココロとカラダを守る土台が出来ています。

しかし、食事と同じで出来ていない事が多いのではないでしょうか？

これも私自身の話ですが、全くしていませんでした。その方が疲れると思い込んでいたからです。しかし、やってみるとこれもストレス発散のために非常に効果的です。

まずは『軽い』運動、例えばお散歩やボーリングなどから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

私もブラック企業に務めていましたから今回提案した対策が難しいことはよくわかります。本当に気力がなくなり、食事・運動・ボディ&メンタルケアの為に何かしようとする気にもなりません。

ですが、再起不能になられる方や、最悪の場合自殺に至っているケースもあります。

辞める日を決めるということももちろん大切ですが、その在籍期間中の身を守るということをしっかりして行って欲しいと思います。