ストレートネックの原因は腹筋にあり!その理由と対策とは?
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
私は先月と今月の合計10日間東京へ研修へ来ております。そして、今はその後半戦。後半戦は実際に患者様の治療に当たらせて頂いております。
新しい知識と技術を身に付けたばかりでアタフタしている私達を暖かく見守ってくださる、ベテランの患者様です。笑
さて、私が担当させて頂いている患者様は首の整形外科的疾患をお持ちで首を動かしたり、肩を高く挙げたり、伸ばしたりするのが難しいというお悩みをお持ちです。
脳卒中後の後遺症のお客様は当サロンにいらっしゃらないので、なんてベストマッチな患者様に当たったものだと思います。
何故なら、現在猫背やストレートネック、四十肩・五十肩でお悩みのお客様の行く末を描いたような患者様だったからです。
今回は、その患者様の治療の中で気付いたストレートネック対策について書かせて頂きたいと思います。
ストレートネックとは?
ストレートネックをご存じない読者様は、まず『ストレートネックが寿命を縮める!?骨盤矯正でストレートネックが改善するたった1つの理由』をお読みください。
簡単に説明しますと、上の図のように通常生理的に前弯(後ろに反っている状態)の首の骨が殆どカーブがなくまっすぐになっている状態です。
これは猫背に起因し、肩甲骨の運動が阻害され、ひどくなると五十肩の原因にもなりますし、今回の研修で私が担当している患者様のように首の病気にもつながります。
ストレートネックの原因とは?
そして、このストレートネックの原因とは何でしょうか?
猫背に起因すると言いましたので、猫背が原因とも言えるのですが、それだけではありません。
ストレートネックがひどいお客様は猫背を改善しようにも丸くなった背骨を自力で(更にひどい場合は他力でも)伸ばすことができないのです。
この背骨の可動性の低さがストレートネックの原因になっており、私が普段施術する際にも最も困難を極める部分の1つでもあります。
そして、この可動性の低さの原因が腹筋を上手く使えていないことに起因するのです。
何故背骨の可動性の低さが腹筋の使い方と関連するのか?
では、何故腹筋が上手く使えなければ背骨が動かしにくくなるのでしょうか。
それには人の動きのメカニズムが関係しています。
人は安定(土台)の上でしか、運動を起こせないという特徴があります。
例えば、素人の私達がバランスボールに座り、足を浮かせた状態で手の運動ができるでしょうか?
恐らくバランスを取ることに必死でそれどころの騒ぎではないでしょう。
まさにこの仕組が身体に起こっているのです。『背骨を伸ばす』という運動は『しっかり座っている(安定)』の元に成り立ちます。
ですから、腹筋と背筋をバランスよく働かせた状態でなければ動けないようになっているのです。それを証拠に寝た状態で安定を別の所に作ってあげれば実は簡単に伸びたりします。
もちろん、その状態で背骨を伸ばすストレッチをするというトレーニングも考えられますが、それは現実の生活の中では意味がありません。何故なら人は大半の時間を座ったり、立ったりして過ごしており、腹筋や背筋をしっかり使った状態で背骨を伸ばさなければならないからです。
つまり、実生活でストレートネックを改善していくためには腹筋を上手く使うということを学んでいかなければならないのです。
坐位・立位での腹筋の使い方
では、我々はどのように座った姿勢や立った姿勢で腹筋を使えるようにすれば良いでしょうか。
私は当サロンのお客様にはお伝えしていますが、みぞおちの位置を斜め45度上方向に2cm突き出しましょうとご提案しています。
すると腹筋を使わないといけない姿勢になるのです。
当サロンへお越しのお客様は研修後の施術から、今回学んだエッセンスを使用して施術させて頂きますのでご安心ください。笑
まとめ
人は安定の上でしか運動できないという特徴は、我々理学療法士や作業療法士にとっては当然の話です。
が、そのようなメカニズムを知らない整体師やマッサージ師は背骨のストレッチをいかに行うか?しか考えません。
ストレートネックでお悩みの方は、まず(みぞおちを斜め45度上に突き出し)腹筋を使った状態でしっかり座るところから始めてみてください。
すると、背筋が伸びやすくなり、自然と首の骨の生理的な前弯が生まれストレートネックは解消していくことでしょう。
まずは鏡を見ながら試してみてください。
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