睡眠を整えれば骨盤も矯正される!?睡眠でこだわるべき6つのポイント

骨盤の歪みは『ストレス→筋肉のアンバランスな緊張→歪み』というプロセスで歪んで行きます。

これは当サロンのような整体サロンに通って頂いていらっしゃるお客様もストレスを解放しない以上、常に姿勢が歪む危険性を秘めているのです。

しかし、一度姿勢を整えた方はその日の歪みを寝るだけで解放してしまえるのです。

睡眠とは、その日の心身のストレスを解放し、明日への活力を生み出す大切な時間です。その睡眠にこだわるだけで骨盤の歪みを整える整体効果が得られます。

今回はそんな骨盤矯正効果のある睡眠のこだわるべき6つのポイントをご紹介します。

ストレスを解放する睡眠術

ストレスによりもたらされる疲労の蓄積により、筋肉がアンバランスに緊張を強め、そのことが骨盤を歪ませ、姿勢全体を歪ませてしまいます。

ポイント1：マットレスにこだわる

まずは、マットレスに関する誤解で一番多いのが、低反発が良いという誤解です。カラダを包み込む様な感じで気持ちがいい。確かにその通りです。マットとカラダの接点で起こる圧迫はかなり解消されます。

しかし、マットレスの本来の目的はカラダを支えることなのです。下の図をご覧下さい。

このような形で重みが分散されています。特に臀部にかかる重みが大きく、支える強度のないマットを使用すると臀部が沈み込むのです。

上の図のように柔らかすぎるマットを使用すると臀部が沈み込み腰部に負担がかかります。上の図のように固いマットを選ぶことで姿勢を支えることができます。

低反発のマットはカラダを包み込む反面支える機能がありません。また、包み込まれるので寝返りの邪魔にもなります。強度がしっかりしていると寝返りを行う際の運動の起点にもなり寝返りのしやすさにも繋がっています。

どのくらいの固さか？と聞かれると難しいですが、経験上そのお店で扱っている一番固いマットで大丈夫かと思います。上にお布団も敷くわけですからマットとの接点が痛いなんていうことは無いはずです。可能であれば一度寝転がって臀部が沈まないことを確認してみて下さい。

※低反発マットやエアマットは寝たきりの障害をお持ちの方などの褥瘡予防には効果的です。

ポイント2：枕にこだわる

枕を選ぶポイントは（１）枕の大きさ、（２）枕の素材、（３）枕の高さ、（４）枕のカタチの4つです。それぞれ人によって違うためこれとは言い切れませんのでオーダーメイドの枕をおススメしています。

ポイントだけお伝えすると、下の図のように首のサポートがあるものが良いです。

また、マット同様、頭の重みを支えるだけの強度、支えられる素材が良いでしょう。低反発だけで作られた枕は寝返りの阻害をしますのでオススメできません。

高さに関しては背骨のS字ラインを崩さない高さが大切です。恐らく皆さんが思っておられるより低い方がカラダにはしっくりくるはずです。

ポイント3：照明にこだわる

明るい部屋ではカラダが夜を感じられず、真っ暗だとかえって不安などを誘発します。極々小さな間接照明がオススメです。

同じ様な光の強さでもテレビからの光線は睡眠を阻害するという研究結果も出ています。もちろん、テレビから出ている音も含めてですが寝ていても脳にはしっかりとインプットされています。これはジャンクスリープと言い、良質な睡眠が取れないのだそうです。

また、カーテンは少し開けておき朝日で目を覚ますという習慣も良いかもしれません。いわゆる体内時計を構築する上で重要になるメラトニンというホルモンは太陽の光を浴びることで生成されます。メラトニンはその他健康や美容に大きな影響を与えるホルモンですから、朝からしっかり作られる工夫は大切かもしれません。

ポイント4：香りにこだわる

タバコの臭いがするなどは論外です。そもそもタバコには覚醒作用があるため睡眠を阻害します。一般的にクサい臭いというのは避けましょう。（※タバコの臭いが好きなどという方は論外です。）

アロマなど自然の良い香りがする部屋ではリラックスも促され良眠に効果的だとされています。私個人の見解ではラベンダーの香りが一番リラックス効果が高い様です。（と思って調べてみたら、本当にそのようです。参照：AllAbout）

ポイント5：睡眠前にこだわる

睡眠前の過ごし方は重要です。テレビや携帯は覚醒作用が強いので控えた方が良いです。また、携帯やテレビからの電磁波を考えると寝室には置かない方が良いでしょう。

入浴は３６〜7℃くらいの温めのお湯にゆっくり浸かることでカラダはリラックスされていきます。入浴前にかるくストレッチやヨガなどを取り入れるとさらに良いでしょう。

洗い物や洗濯、仕事の準備など可能なものは全て終わらせておく方が良いです。次の朝、やることを残して寝ることは不安や焦りを生み出します。お弁当を作って行く様な方は下ごしらえやお米をセットするなども完了させておくと良いでしょう。

アルコールも度が過ぎなければ飲んでも大丈夫です。飲み潰れるというのは論外ですが、『ほろ酔い』程度であれば睡眠誘導作用もあり良いかと思います。

ポイント6：起床時にこだわる

『朝』という字を分解すると『十』『月』『十』『日』となりますね？そう、胎児がお母さんのおなかの中で過ごす期間と同じ意味合いがあると言われていたりいなかったり。

それだけ人にとって大切な時間なのです。

まずは、窓を開け、外の空気を入れ、日光を浴びましょう。シャワーや朝ご飯はしない方がより健康的です。ジョギングなどの運動もよくありません。起床時は副交感神経（リラックスを促す神経）支配から交感神経（活動を促す神経）支配へ徐々に変わって行きます。

シャワーや激しい運動はいきなり交感神経を呼び起こす感じになってしまいカラダに負担をかけます。お散歩程度なら行う方が効果的です。

また、朝ご飯は夕ご飯の処理が終わっていない状態で詰め込むと負担になります。また、消化・吸収は副交感神経支配にて行われるのでこれから交感神経支配になろうとしているタイミングで食べるのは向いていません。

まとめ

いかがだったでしょうか？恐らく現代人の多くの方が出来ていないことばかり書いたかもしれません。

睡眠は一日のストレスを解放するための大切な時間ですし、人生の1/3を睡眠に使っている以上、『寝るために生きている』と言っても過言ではないでしょう。

そんな大切な睡眠の為に少しの労力を持ち、こだわるのは健康にも美容にも大変効果的ですし、骨盤矯正効果もあると言い切れます。

睡眠の質が低ければ、どれだけ整体で矯正しようがまた元に戻って行きます。

是非これを機会にご自身の睡眠環境を見直してみて下さいね。