肩こりの原因は脳の錯覚にあった!その地道な解消法とは?
先日以下のような写真をネット上で見かけた方も多いのではないでしょうか。
青と黒に見えるとか、金と白に見えるとか論争がありました。結果的には脳の錯覚なわけです。
そしてそして、本日朝の情報番組を見ていると、肩こりにもこの脳の錯覚が起因しており、その地道な解消法が紹介されていたのでシェアしたいと思います。
肩こりの原因は傾きの癖
当サロンへお越しのお客様には施術前後にお写真を取らせて頂き、姿勢の変化を『目』で見て理解していただくようにしています。その理由は感覚だけでは何が悪くて、どう良くなったかを分かって頂きたいからです。
そして、ほぼ全てのお客様は左右のバランスがずれています。つまり、2台の体重計に左右片足ずつのせた場合、バランスがとれていたら体重の半分の数値で一致するのですが、一致しない状態が体重計を使わずとも写真であからさまに違っているのです。以下のように。
当サロンのお客様の声を見ていただくと、全てのお客様が左右のバランスの悪さ持っておられるのがわかります。
この傾きによって左右の頭板状筋の緊張に差ができて肩が凝るというのが番組でのお話でした。(※頭板状筋とは、首を回したり、上を向いたりしたりする時に使う筋肉で頭と首・肩を結ぶようについています。下図参照)
頭板状筋だけじゃないだろう…。というツッコミもありますが、確かに頭板状筋は全てのお客様に左右差があり、緊張が強くなっている筋肉です。
(図引用:筋肉guideさん)
番組ではこの頭板状筋をエコーで撮影し肩こり者の左右の太さの違いが良く分かるようになっていました。
人が傾く理由
では、人はなぜ傾くのでしょうか。以下にパッと思いつく限り列挙してみます。
- 正面で対象を捉えないこと。(TVやPCを座っている正面に置かず左右にずれた位置に置いている)
- 利き腕があること
- 利き足があること
- 同一作業を長時間行うこと
- 同一動作を促す道具を使っていること(冷蔵庫の開け口が片側だけとかマウスが右だけとか)
- 足を組むこと(歪んでいるから足を組むとも言えるが…)
- 片側で荷物を持つこと
- 本やスマホを片手で持つこと
などなど。挙げ始めたらきりがないのでこの辺で。
利き腕は全員にあります。まれに両利きの人も居ますが今日は右で、明日は左でなんて人は少ないのではないでしょうか?優先して使う手ってのはありますね。
つまり、人間生きていれば非対称ってことです。笑 非対称が当たり前になる内にいつの間にか脳は非対称である状態が真っ直ぐだと勘違いするようになります。それで、傾いていることが常態化してしまうのです。日本中全員が肩こり予備軍。だから肩こりは有訴率1位を腰痛と争うほどの症状なんですね。
傾きを治す方法
では、その傾きを治す為にはどうしたら良いでしょうか。
実はこの傾き、そう簡単には治ってくれません。当サロンへお越しのお客様も前後のバランスは比較的早くから整う傾向がありますが、左右のバランスは時間がかかります。
そして、その中でも特に時間のかかっているお客様に提案している方法はただ1つでした。
1日1回は鏡をみて、自分の真っ直ぐを『視覚』で確認して脳へインプットさせてください。
『自分で考える真っ直ぐ』は傾いています。つまり、脳が真っ直ぐであると錯覚を起こしているのです。ですから、物理的な真っ直ぐを脳に伝える必要があるのです。その為に必要なのが視覚情報なのです。
で、これが私がお客様にお伝えしている情報なのですが、何かこの脳の錯覚を解消するいい方法が紹介されるのか…と期待してみていると…。
TVでも同じ方法を紹介されており、コケました。地道かよ!とツッコんでしまいました。
残念ながら脳の錯覚は簡単に消えず、地道に解決していくしかないのです。
まとめ
姿勢の歪み(脳の錯覚)がひどく無い方は当サロンの施術とご自身の感覚で矯正されていきます。
が一部思い込みの激しい方には鏡でチェックすることを提案しています。
皆様も是非ご自身の傾きと実際の真っ直ぐについて鏡の前に立って調べてみてください。
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