猫背を自宅で簡単に矯正する3つの方法
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家のなかのです。
当サロンへお越しのお客様の97%の方がが猫背になられています。
猫背は実は、万病の源であり、老化を早める原因でもあります。しかしながら、その危険性を理解されている方はほとんどいらっしゃいません。
そこで今回は、猫背を自宅で、尚かつ簡単に矯正し、持続可能なホンモノの美と健康を手に入れて頂くための方法を3つお伝えします。
猫背とは
猫背には2種類あり、首から腰にかけて一様に丸い『まんまる猫背』と胸椎(背骨の胸の部分)から首にかけて猫背な『上だけ猫背』の2種類があります。
どちらも骨盤の後傾(後ろへの倒れ)が原因ですが、まずはそちらの詳しい原因と状態を解説します。
猫背の特徴
まずは下の写真をご覧下さい。
骨盤が後傾し、背骨が全体的にまるまっているのがわかります。
背骨は通常S字をえがいておりいます。腰椎(背骨の腰の部分)は程よく反り、胸椎は少し丸みをおび、頸椎(背骨の首の部分)はまた程よく反っています。
しかし、骨盤が後傾する事によりその反りがなくなりまっすぐになります。(ストレートバック)
その反りが無くなったために胸椎の丸みはより強くなり、首の反りがなくなり、こちらもまっすぐになります。(ストレートネック)
猫背と言うと、特に悪い事では無いように聞こえますが、『骨盤の後傾』を後傾を起因とする『ストレートネック』『胸椎の伸展制限』『ストレートバック』という3つの整形外科的不具合を抱えている状態で、1回の呼吸で吸える酸素の量を減らし身体を慢性的な酸欠状態に陥らせ、代謝を悪くしたり、肩こり・腰痛を強めたり、しいては生活習慣病の原因にもなります。
そして、その起因となるのが骨盤の後傾ですが、骨盤の後傾は腹筋・背筋のサボリ癖が原因です。
座位又は立位のいわゆる抗重力姿勢(重力にはむかう姿勢)においては骨盤をニュートラルな位置に保つには、腹筋・背筋を働かせる必要があります。しかしそれがしんどいから、背骨をロック(それ以上動かない状態にまで曲げたり反らせたりする事)させ筋肉を使わずに姿勢を保持しようとするのです。
良い姿勢とは、保つために必要な筋肉をしっかり使っているので代謝が良くなるのです。
まんまる猫背と上だけ猫背の違い
まんまる猫背も上だけ猫背も根本原因は腹筋・背筋の不使用による骨盤の後傾です。
何が違うかというと、下の写真のように膝の曲がり具合です。これは太ももの前の筋肉の強さによる違いです。
膝が曲がっている方は恐らく太ももの前の筋力が比較的強く、その姿勢をとる事が苦になりませんが、膝が伸びている方は太ももの前の筋肉も弱く、膝関節をこれ以上伸びない位置まで伸ばしロックすることで姿勢を保っているのです。
自宅で猫背矯正をする為の3つの方法
上記のような状態で猫背が起こっていることを理解した上で、以下にお伝えする猫背矯正法をお試し下さい。
あまりに簡単すぎるので疑われる方がいらっしゃるかもしれませんが、継続すれば矯正されます。
1.姿勢をチェックする
姿見の前に立ち、まず自分がどのような姿勢になっているかチェックしてみて下さい。
人は今の自分の姿勢を普通だと思っています。左右・前後、どこかへ重心が偏倚していますが、重心位置を正しい位置に戻すと傾いているように感じています。
しかし、それはそのように感じているだけですので、実際のまっすぐは目で見て確認しないとわかりません。
鏡に対し、右か左を向いて、耳・肩・骨盤横の出っ張った部分、膝、くるぶしが一直線で並んでいるかを確認してください。
また、その時に床から垂直な直線であることも確認して下さい。
1日何回などはありませんが気がついたらやると良いと思います。玄関先に鏡を置き、外出時・帰宅時にチェックするだけでも構いません。
2.腹筋を働かせる
腹筋が働く・働かないは、筋力の強さとは関係ありません。ですから、腹筋が働いていないなら鍛えないと…とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんがどれだけ筋力が強くなっても働き始めません。
腹筋が働く条件は適度な長さにキープされている事です。
つまり、猫背の方は腹筋が縮こまっており、そのままの状態では腹筋は働きません。
私はお客様へ「丹田(おへそより5センチ下)とみぞおちを引き延ばす様に肋骨を持ち上げて下さい。」とお伝えしています。
深呼吸と同時にやると、一回の吸う量も増えて効果的です。
可能であれば1時間おきに2〜3回やってみて下さい。
3.胸椎のストレッチをする
実は自分で意識して伸ばす事が少ないのが胸椎です。しかも長年猫背で生きていると胸椎の動きが悪くなり、可動域が縮まっています。
可動域が縮まっていたら猫背は治りませんので、伸ばす必要があります。
その為のストレッチなのですが、簡単です。胸椎の丸まった部分にバスタオルを丸めたものを当て、仰向けで寝て下さい。
1日10分ほど、その姿勢をとるだけで構いません。寝ている間携帯を触っていても、見にくいですがテレビを見てもらっても大丈夫です。
ただ寝転がるだけですのでやってみて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?非常に簡単なコトかと思います。
多くの方は猫背の本質を知らず、放置し様々な病気の原因を作っています。
猫背は喫煙や脂質異常、糖尿などと同レベルで生活習慣病のリスクファクターです。
この記事を読んだ方は、今すぐご自身の姿勢をチェックして下さい。当サロンへお越しになるお客様の97%が猫背です。その半数の方が、自身の猫背に気付いていません。
まず確認し、今日からでも取り組まれる事をお勧めします。
P.S. 猫背関連エントリー
当ブログでは猫背関連エントリーを多数アップしております。
宜しければ『猫背を矯正し解消したい人の為の記事まとめ12選』をご参照ください。
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