骨盤矯正の最後の敵は枕だった… 整体師が教える枕選びの3つのポイント
当サロンへ通い始め1年程度経過されたお客様はある程度姿勢が整い、特に大きく姿勢が乱れる事がなくなってきます。
しかし、時折筋肉が過剰に緊張したり、寝違えたりしていらっしゃる日があります。
お話を聞いているとその原因に実は睡眠時の姿勢が関わっていることが多くあります。
睡眠の質を高める事は、身体を歪めずに生活するための1つの方法であり、前回は『ソファベッドを選ぶ3つの弊害』という記事を通してマットレス選びのコツをお伝えしましたが、今回は『枕』に焦点を絞りお伝えしたいと思います。
枕選びを失敗する事による弊害
枕選びを失敗するとどのような弊害があるのでしょうか?これはただ1つ、首の角度が枕によって決まってしまうということです。
首の角度が決まる事で、背骨の流れが決まり、骨盤の位置、股関節の状態など全てに影響を与えます。身体にあった枕を選択していれば、その日の疲れはその日のうちに解消しますが、枕選びを失敗すると睡眠が疲れを誘発する時間になってしまいます。
高すぎる枕は睡眠中に、猫背を誘発し、お尻の部分がマットレスとの摩擦が強くなり腰痛も助長します。
低すぎる枕は顎があがり肩のこわばりが強くなります。骨盤の前傾を助長し腰痛・肩こりを強めます。
一般的な市販の枕は高すぎるという印象がありますし、安っぽい通販の枕は低いというより、サポート力が全くないという印象です。
睡眠が疲れを誘発するという辞退になると、身体は休む暇がなくなり、常に疲れが溜まっていってしまう状態。つまり、慢性疲労を起こします。慢性疲労は常に身体の緊張を高め、歪み、コリを作り、血流が悪くなり代謝や免疫を落とします。
つまり、枕選びを失敗する事は癌、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病の原因にもなり得ます。
もちろん、枕だけでは意味がありませんのでマットレス選びもしっかり考えて欲しいですが、かなり大切な枕選びです。もう少し真剣になってみても良いかもしれませんね。
枕選びの3つのポイント
さて、以下にボディコンディショニングセラピスト(整体師)が姿勢の専門家としてどのような枕を選ぶ事が身体にとって良いのかをお伝えします。
Point1:硬めの枕を選ぶ
心地いい低反発枕やテンピュールが流行っていますが、これらの枕は沈み込み、頭を支えるという機能を担っていません。つまり歪みを許す作りなのです。
頭は成人で約4キロあります。ボーリングの玉1個分ほどの重みです。それだけの重みを支えなければならないのですからある程度の硬さが無いといけないというのはお分かり頂けるのではないでしょうか?
Point2:生理的な湾曲がある首をサポートする機能
良い姿勢とは、下の図のように生理的なS字カーブがキレイにキープ出来ている状態です。
そして、そのS時カーブを自然にキープ出来る形状の枕がベストです。
下の図のように首から頭をしっかりサポートできるものを選ぶといいでしょう。
Point3:定期的な買い替えを
今お使いの枕は何年前にご購入された物でしょうか?私は最低でも1年に1度の買い替えをオススメします。枕も買ったままの機能を保てるのはせいぜい半年でその後はどんどん廃れていきます。枕は消耗品であるという意識を持って頂ければと思います。
私がオススメするウレタンをベースに使った枕などは半年以降はどんどんクッション性が薄くなっていきます。また、ウレタン自体も劣化します。
これらを考えると1年に1回は買い替えるということをお勧めします。
仮に12000円の枕をご購入された場合、月額1000円という計算になります。お身体のメンテナンス料という意味を考えればそんなに高くない投資だとは思いませんか?
オススメ商品
本来なら、数ある商品を多数調べ提供するのが良いのでしょうが、首という身体の中でもデリケートな部分に一般化された商品はありません。
つまりオーダーメイドで作るのがベストでしょう。
GOOZKANの自分でつくる枕は、説明書を見ながら、ご自身にとってベストな高さを調整し、形状・高さを決める事が出来ます。もちろん、ご自身で調整されるので比較的安価で、また姿勢の変化に伴う調整や、実際に試してから高さを決めるなどが可能です。
安い買い物ではありませんから、しっかりご自身で快適さを確かめてから使えるという点でも非常に優れています。
まとめ
枕の硬さ、高さを含めた形状は安眠のための必須の事項であると同時に、枕は消耗品であるという意識を持つだけで、『身体の歪みを整える』という意味合いでの睡眠も可能になってきます。
あなたが、今、もし何らかの不具合を抱えておられるのであれば睡眠の環境を整える事が一番手っ取り早い改善法です。
マットレスや枕のご検討の参考になれば幸いです。
看護師さん応援キャンペーン
最大67%割引実施中!
関連記事