骨盤矯正クッションを選ぶ3つのポイントとオススメクッションベスト3
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家のなかのです。
私も職業柄、骨盤矯正に関する情報は常々チェックしています。
骨盤矯正と共に検索されるワードの不動の1位は『産後』ですが、今回は、常に2位にある『クッション』に関して、その現状についての真実をお伝えしようかと思います。
そもそもクッションで骨盤矯正は可能なのか?
骨盤矯正を目的にクッションを購入されている方も沢山いる事と思います。メディアでは幾度となく骨盤矯正に関する番組を放送されていますし、本やへ行けば骨盤矯正関連の書籍が山の様に売られ、場合によってはコーナーが出来ています。
今回は骨盤矯正クッションを選ぶ3つのポイントをお伝えする予定ですが、そもそもクッションで骨盤矯正が可能なのか?という命題があります。選び方を伝えると言っているのでそりゃ、可能でしょ。と思われるかもしれません。しかしながら、私個人的には不可能であるという答えを出しています。
その根拠は、骨盤が歪み、姿勢が歪んでいる方は、歪んだまま身体が固くなっており、どんなに良い骨盤矯正クッションを使っても、そのクッションが促したい方向へ身体が動かないからです。
私も様々な商品を試しています。私はある程度身体は整っておりますので、クッションの促したい方向に沿って身体が動きますので、その商品の良し悪しを判断できます。
では、選び方なんて言っても、意味が無いじゃないか!というお叱りの声が聞こえてきそうなので、さらに説明をさせて下さい。
私は、身体に対して何の取り組みもしていない一般の方が使っても意味はないとお伝えしましたが、これからしっかり骨盤矯正して、身体を整えて行こうという気のある方であれば使い方はあると考えております。
ですので、以下にお伝えする『選び方のポイント』は現在何かしら骨盤の歪みを取り、姿勢を整える為の取り組みをされている方、またこれからはじめられる方が大前提として条件になります。
骨盤矯正クッションを選ぶポイント
以下に骨盤矯正クッションの選び方についてお伝えします。
Point1:座面は固めのものを選びましょう。
骨盤矯正の為には、骨盤の歪む方向への動きを支える働きが必要です。その為にはある程度の固さが必要です。
私は、もう数えきれないくらいのクッションに座ってきましたが、雑誌の付録の骨盤矯正クッションは基本的に柔らかくオススメできません。
仕方ありません。付録ですから。雑誌に挟まるサイズに作るしかありませんから、空気で膨らませるタイプなのです。これでは、骨盤の支えにはなりません。
600円〜1000円で買えるので、とっかかりとしては良い値段ですが、全くの無駄金になります。雑誌の付録は止めておきましょう。
Point2:背座一体型のものにしましょう。
現在市販されている商品の大半が座布団型(座のみのクッション)です。これでは、どのように効果的な支える形を持っていたとしても、多くの方が陥っている骨盤の後傾(後ろへの倒れ)を支えきる事ができません。
もちろん中には座布団だけでも、かなり頑張って後ろへの倒れを防いでくれるものもあります。
しかし、限界があります。恐らくもって30分でしょう。それ以上の座位姿勢を保ってくれる力はありません。
そこでオススメしたいのは背座一体型のクッション。イスにおいて使えるタイプです。これは、骨盤の後ろへの倒れも防ぐばかりか、骨盤をいい位置で保つのに必要な腰椎(腰骨)のサポートや、大きいものであれば肋骨のサポートも可能になっています。
骨盤が後ろへ倒れる理由は、腹筋・背筋が上手く使えず上部体幹(肋骨より上の部分)の重みを支えきれなくなる為です。
背座一体型であれば、骨盤が歪む原因になっている部位までサポートする事が可能です。
Point3:おしりの形をしっかり包み込んでくれるような形状のものを選びましょう。
多くのクッションは平らな三角形かドーナツ型の穴あきクッションです。申し訳ありませんが、おしり(とりわけ坐骨)のサポートにはなりません。骨盤が理想的な位置にあると地面との接点はした図のように左右の坐骨です。
※印をつけた部分が左右対称に荷重できていれば、骨盤は理想的な位置にあると言える。
また、坐骨の左右への動きが、いわゆる開き-閉じである。つまり、極端な話ではありますが坐骨を理想的な位置で固定してしまえば骨盤は歪みようがないのです。(もちろん、完全に固定したら他の弊害が出てきます。)
現在売られている多くの商品はこの坐骨の固定力は薄く、しかも理想的な動きを阻害しているものもあります。
理想的な形は、両手を坐骨の下に置き、しっかり包んだ時のような感覚を味わえるクッションです。
オススメクッションベスト3
以下に私がオススメする骨盤矯正クッションを3つお知らせします。
第1位 p!nto
HP:『p!nto』store
Point1(座面の固さ):★★★★★(5段階評価中5)
Point2(背座一体型):★★★★★(5段階評価中5)
Point3(座面の形状):★★★★★(5段階評価中5)
他のクッションには申し訳ありませんがダントツの1番です。私も、サロンで扱いたいとお願いしましたが、ダメでした。生産が追いつかないから。という理由です。私自身、私が担当するお客様の為にご用意できるレベルのクッションです。大阪にお住まいの方は、東急ハンズ江坂店のみ取扱があります。(2013年4月28日現在)かなりのオススメです。
※追記:2013年6月より当サロンでも取扱できるようになりました。
第2位 骨盤ケアソファ Airly Shape Smart
HP:http://airlyshape.biz/430904/
Point1(座面の固さ):★★★★★(5段階評価中5)
Point2(背座一体型):★★★★★(5段階評価中5)
Point3(座面の形状):★★☆☆☆(5段階評価中3)
座面の固さ、背の高さの高さは問題ないです。十分に骨盤矯正機能を期待出来ます。しかしながら、本当に惜しいのが座面の形状です。
坐骨を支える形状にはなっておらず滑りやすい(猫背になりやすい)座面です。背もたれで十分ケアできますが『おしい』というのが印象です。オシャレさは第1位ですが、今回は機能性を求めているランキングですので第2位とさせて頂きました。
第3位 骨盤抜き型座位安定クッション
HP:http://www.kotuban-stand.com/
Point1(座面の固さ):★★★★★(5段階評価中5)
Point2(背座一体型):★☆☆☆☆(5段階評価中1)
Point3(座面の形状):★★★★☆(5段階評価中4)
座面の固さは申し分なしです。しかしながら、背の高さが少し低すぎます。上半身の重みを支える部分はなく骨盤のみのサポートです。
骨盤の後ろへの倒れは防げそうですが、上半身の重みを支える仕組みは出来ていなさそうです。座面の形状は柔道整復師が考えているだけのことはあり坐骨のサポートはかなり良い感じにできあがっており、もう少し動きの妨げが少なければ完璧でした。
まとめ
「座面の固さ、背座一体型、座面の形状」を守る商品は基本的に高いです。(逆は当てはまりません。高いからと言って、良いわけではありませんのでご注意下さい。)
背座が一体型なので仕方ありませんが、少し覚悟がいる価格のものが多いかもしれませんね。
しかし、身体の為、お仕事の効率の為という目的を考えれば大きな支出でないとも思います。
もし、今現在、何かしらのお悩みをお抱えで何らかの対策をされていたり、これから何かしらの対策をしようと思っている方にとっては、選び方を間違えさえしなければ非常に心強い味方になるのが骨盤矯正クッションです。
是非一度ご検討頂いてみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
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