小顔矯正が問題になり話題を呼んだ3つの理由
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家のなかのです。
昨日とあるニュースに目が止まりました。
<消費者庁>「小顔矯正」根拠なく 再発防止命令
毎日新聞のWebニュースでTwitterなどでも物議がかもされていました。
このような問題が起こった理由を3つの視点でまとめました。
小顔矯正が問題になり話題を呼んだ3つの理由
以下問題のニュースを引用します。
「整体で頭蓋骨(ずがいこつ)の骨格を変えて、顔が小さくなる」とインターネットのサイトでうたった広告には根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は23日、一般社団法人「美容整体協会」(東京都中央区)に対し、再発防止を求める措置命令を出した。
消費者庁によると、美容整体協会は2011年10月ごろから、自社のサイトに「小顔矯正」「即効性と持続性に優れた施術です」などと記載。整体によって頭蓋骨の骨と骨の継ぎ目(縫合線)を詰めることで、顔が持続的に小さくなるような表記をしていた。しかし、同庁によると頭蓋骨の縫合線は整体によって動くものではなく、同協会も小顔となる根拠を示せなかったという。
同協会によると、施術はカウンセリングを含めて1回約1時間で、料金は顔の1カ所あたり21万円、最高で84万円(4カ所)。11年5月から1年間の売り上げは2億3000万円だった。
同協会は「問題を指摘された表記はすべて修正した」とコメントしている。【大迫麻記子】
何がどう問題なのかを以下にまとめます。
問題1:頭蓋骨のつなぎ目(縫合線)を詰める
消費者庁は「整体で頭蓋骨(ずがいこつ)の骨格を変えて、顔が小さくなる」という文言に対し、根拠なしとし、美容整体協会もその根拠を説明できなかったとのことです。
自身の施術の根拠を説明できないというのも論外ですが、本気になれば調べる事は可能なはずです。
レントゲンを施術前後で調べれば良いのですから。それをしないということは確信犯だったのか…などと憶測を呼びますが、その判断は私がすることではないので今回その言及はさけておきます。
問題2:持続性をうたっている
これはなかの自身、追求していた施術で、この様なゾーンに自分の施術レベルを(もちろん今でも)高めたいと思っています。小顔矯正に限らず、骨盤矯正においても出来る限りの持続性は常に追求しています。
しかしながら、同協会は恐らく追求はしていたとは思いますが、その領域には達していなかったのだと思います。
物理的にも、生理的にも『戻る』ことが通常です。作用-反作用の法則、ホメオスタシスの法則などを考えても当然です。
持続性があるはずの小顔効果が戻ってしまっては消費者庁は動くしかありません。
問題3:同協会の問合せへの対応
もちろん、金額の高低を考えずとも広告通りの施術を提供するのは商売人の勤めです。これを守らない以上、それは詐欺であり、犯罪行為だと思っています。
ですので、金額が安かったら良いという問題ではないですが、高額のサービスだったという事も1つ問題が大きくなる引き金にはなっていたかと思われます。
しかし、さらに問題なことは消費者庁が動くまでに問題が大きくなった事です。
消費者庁が調査に乗り出す理由は『問合せ件数』で決まります。もちろん、何件の問合せがあればという基準は公表されていませんので、なかのも知る由はありません。
考えてみて下さい。皆さんが、何かしら問い合わせたい事があった時、いきなり消費者庁に問合せますか?
まずないでしょう。サービスを受けたサロンに問合せるのが普通です。消費者庁にまで問合せが及ぶというのはサービスを受けたサロンでの対応に納得出来なかった場合です。
つまり、問合せを行ったお客様は同協会の対応に納得出来ず、支払った金額も高いので、何とか回収したいと思って消費者庁に問い合わせるわけです。
まとめ
お客様のおカラダを預かる身として、このような事態は断固として許せる事態ではありません。
しかしながら、個人的感想としては『このような事態になるまで、このサロンが潰れていない事』の方がさらに問題だと思っています。
これは、消費者が自らの消費に責任をもっていない事を露呈している問題でもあります。
何度も言いますが、騙される方よりも騙す方が何倍も問題であると思いますし、罪は深いです。
ですが、消費者自身も特に自分の美と健康、家族の美と健康、周囲の美と健康に関する消費に対して、もっと責任を持って消費して欲しいと切に願います。
この業界は非常にグレーの色が濃い業界です。ですので、少しでも皆さんのお役にたつ情報を今後も配信していきたいと思います。
それでは、また。
看護師さん応援キャンペーン
最大67%割引実施中!
関連記事