インフルエンザ予防接種への認識の甘さが露呈!確かな情報を掴む必要性
先週金曜日(2015年2月6日)に発表されたインフルエンザの患者数に関する調査で、全国の多数の地域で前週を下回りまだまだ警戒は必要であるが、収束方向へ進んでいるとの見解が示されました。
インフルエンザが収束へ向かうことは非常にありがたいことです。当サロンでも「インフルエンザにかかって…」と予約を変更される方が続出していますのでサロンの経営面においても非常に助かります。笑
ですが、まだまだインフルエンザに対する認識の甘さと情報レベルの低さが感じられます。
今回はインフルエンザ予防接種への認識の甘さを指摘し、確かな情報を掴むことの重要性について書きたいと思います。
インフルエンザ予防接種への認識の甘さ
先日、朝日新聞で以下のような意識調査が掲載されました。
(引用元:朝日新聞デジタル)
これは朝日新聞の「be」という企画に協力する「beモニター」になられている方2235名へのアンケートをまとめたものです。
以下気になった点を列挙します。
- 予防接種接種率が過半数以下
- 予防接種を受けない理由1位が「効果があるのかわからない」
- 予防接種に対して「副反応が心配」というイメージが多すぎる
- できれば受けたくない人が約半数居る
- 情報が少ないと感じている人が多い
愕然としました。これだけ情報がある中で「効果があるのかわからない」「副反応が怖い」という理由で受けていない人が多いことに驚きを感じます。
しかし、ここまでインフルエンザの予防接種への認識が甘いのにも理由があると思います。
先日Facebookで以下のような記事が回っていました。
WHO、インフルエンザはワクチンで予防不可と結論 病院は巨額利益、接種しても感染多数
「世界保健機関(WHO)のホームページを見ても、『ワクチンで、インフルエンザ感染の予防はできない。また有効とするデータもない』と書いてあります。そもそも、インフルエンザはA香港型、Aソ連型、B型などと分類しますが、同じ型であってもウイルスは細かく変異を続けているため、ぴったりと当てはまる型のウイルスを事前につくり出すことは事実上不可能です」(引用元:Business Journalの魚拓)
しかし、WHOのホームページにはインフルエンザの最大の予防は予防接種であると明確に書かれています。(参考:Influenza (Seasonal))
もちろん日本の厚生労働省や国立感染症研究所においても予防接種は特に子どもや高齢者、医療従事者に対してはススメられていますし、当ブログでもインフルエンザの予防接種の効果について言及したこともありました。(参考エントリー:インフルエンザ予防接種の効果はあるのか?ないのか?)
このように何故かFacebookではデマやトンデモ科学的情報がシェアされまくる傾向があります。多くの方が不安に思うのも仕方ないかもしれません。
しかし、その間違った認識が自分や家族を危険に晒すケースは間違いなく出てくるでしょう。正しい情報を掴むことが自分と家族の身の安全を保障する第一歩かと思います。
正しい情報を得る為にすべきこと
先のアンケート結果で「効果があるのかわからない」「情報が少ない」という意見が多いことからも分かるように多くの方が「確かめる」「調べる」事を放棄しているように思います。
今は少し真剣にネットサーフィンすればありとあらゆる情報が手に入ります。しかし、どのような情報にも賛否両面の情報があります。
その為に情報氾濫しており、どの情報が正しいか、どの人を信用すべきかがわかりませんよね。
私は、ある一定数の信頼できる情報源をSNSやfeedlyなどに登録し、チェックしたり疑問に思ったことに対して、信頼に値する方のブログやサイトで検索するようにしています。
信頼できるかどうかは、直感的なこともありますが、その情報発信者が読者の為を思っての情報発信を行っているかどうか?を文体やサイトの作り方、伝えている内容、情報量などから読み取る努力をしています。
もちろん、当ブログも読者の皆様にとって信頼できる情報を発信できるよう心がけていますが、当ブログの情報は鵜呑みにするのではなく確かめるという作業をしていただけると幸いです。
まとめ
インフルエンザに対しては予防接種が最大の予防法で、副反応による被害よりもインフルエンザにかかって被るリスクの方が確率的にも高く、より重篤になる恐れがあります。
子ども、高齢者、医療従事者以外の方も多くの人と接する方や、健康状態に不安のある方は予防接種するようにしてくださいね。
また、タミフルも現状インフルエンザに対しては症状を緩和する一番の薬ですし、異常行動の恐れがあると言われていますが今のところその因果関係は証明されていません。どちらかと言えばインフルエンザ脳症の症状と見る方が理にかなっているのです。(参考エントリー:もしも我が子がインフルエンザにかかったらタミフルを服用するか?)
当ブログではインフルエンザに関する様々情報を発信しております。興味のあられる方はまとめエントリーをご覧ください。
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