薬と栄養ドリンクの同時併用は超危険
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
先日東洋経済オンラインの記事で、「風邪薬と栄養ドリンクの「同時飲み」は危険!」というものが目に入りました。
当たり前だろ−!と突っ込みたくなりましたが、それは私に少々の医学的知識と心得があるからです。
先日「市販薬の副作用により5年で15人死亡している件を受けて考えた問題点」でも書きましたが、毎年のように市販薬・処方薬問わず副作用の問題が多数出ています。そして、最悪なケースも少なからずあります。
要するに、適切な使い方ができていない人が多いということと、「まぁ、大丈夫だろう」という安易な考えが引き起こしてしまっていると考えます。
今回は、再度注意喚起する意味で皆様の薬との向き合い方についてお伝えしたいと思います。
栄養ドリンクとの同時接種は控えましょう
一見、身体に良い栄養ドリンクなのだから問題無いと判断してしまいそうです。
病院へ行く暇の無い方は市販薬で済ませてしまうケースも多いでしょうし、窓口の薬剤師がわざわざ注意喚起してくれることもありません。
また、以前に風邪を引いた時に購入した薬を使う場合など、再度その説明書きを読みなおす事もないでしょう。せいぜい、1回何錠飲むのか?や1日何回飲むのか、どのタイミングで飲むのか?などを再確認する程度でしょう。
薬はあなたの症状を抑えたり、ウイルスや細菌を殺してくれたりとあなたにとって良い働きをしてくれる反面、身体にダメージがあるのも事実です。
薬は、決して身体に良いものではありません。身体の状態と比較して、薬のリスクを負ってでも摂取した方がいい場合にのみ摂取すべきものです。ですから、摂取する際には十分注意して、しっかりと用法を確認しましょう。
ちなみに、「風邪薬と栄養ドリンクの「同時飲み」は危険!」にあるように、栄養ドリンクには微量のアルコールが含まれており、肝臓に負担をかける風邪薬との併用はオススメできないということです。
薬の副作用
日本で処方・市販されている薬は限りなく安全にできています。抗癌剤のようによほど強烈な薬でも無い限り、副作用で苦しむということは早々あるものではありません。
しかしながら、少なからずあります。薬を100%安全にすることはできませんし、99.99%安全だと考えられても、まだ見ぬ何かしらのリスクを否定することはできません。
ですから、薬は注意して使う必要があります。
「一般用医薬品による重篤な副作用について」というレポート内において、現在報告されている一般薬による副作用例や副作用による重篤な後遺症や死亡例について書かれていますので、副作用は実際としてあり、その恐ろしさを知識として知っておくためにも一通り目を通されても良いかもしれません。
まとめ
薬が必要な病気はあります。薬のリスクを考えても、薬を摂取した方がより良い生活が送れるだろうと想定した場合は薬は重要な治療法の1つです。
例えば風邪ならば薬を飲まなくても、寝ていれば数日中に治ります。症状を薬で抑えてまで頑張らないといけない人以外は休むに越したことはありません。
しかし、ガンなど重篤な病において、薬の重要性は風邪に対するものと比べかなり高まります。
ですから、「薬=怖い」という認識ではなく「薬=注意して使うべきもの」という認識を持って頂ければ幸いです。
最近SNS上で「WHOが抗癌剤は危険だから使用を控えるようにと勧告した!」などというデマが飛び回っております。ソース元であるはずのWHOのサイトにはそんなこと一言も書かれておらず、三大療法(手術、薬物、放射線)を推奨されています。(参考:WHO)
私は、こういうデマと今回のような副作用の危険性のニュースが重なると、「薬=怖い」認識の方が増え、薬が必要なケースに薬を拒むという状況になるのではないかと危惧しています。
ですから、薬に対して正しい知識を持ち、用法・容量を守って「正しく使う」心がけをするようにしてくださいね。
P.S. その他の危険な薬との組み合わせを知りたい方は…
「風邪薬と栄養ドリンクの「同時飲み」は危険!」を書かれた薬剤師の小谷さんの著書に詳しく書かれているようですので興味がある方は是非読んでみてください。
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