糖尿病予備群に朗報!今後、糖尿病治療は格段に良くなる可能性も?
先日阪大の研究チームが肥満が糖尿病や高血圧になるメカニズムを解明し、とあるタンパク質が引き金になっていることを突き止めたとニュースが流れていました。(参考:肥満によって糖尿病や高血圧になる仕組みを解明)
記事によると、今まで高カロリー・高脂質の食事により、体重が増えるだけでなく体内の脂肪細胞が『何らかの理由』で炎症を起こし、それが糖尿病や高血圧の原因とされていたのですが、今回の研究(マウスによる研究)で、高カロリー・高脂質の食事が特定のタンパク質を作り、そのタンパク質が脂肪細胞が炎症を起こす引き金になっていたのだそうです。
今回の研究により、そのタンパク質を発生させない薬や、治療法が確立される期待も持てますね。
ただし、研究はマウスです
今回の研究はあくまでマウスによる研究です。今後肥満の人間に対して同じような研究がされ、さらに10年以上の期間をかけて新薬が開発されて…。ということを考えると、我々世代は仮に今回の研究を景気に特効薬が作られたとしても既に糖尿病に罹患しているリスクは充分にあります。
現状でわかっているのは高カロリー・高脂質の食事が糖尿病や高血圧の原因になっているということだけであり、我々ができる対策とはやはり食事をバランスよくコントロールしていくことかと思います。
科学は進歩しているけれど…
阪大では心筋シートを利用した治療法で、心臓移植せずに心筋肥大などの治療できる治療法も研究され、その結果は着実に出してきています。
本当に日本の医療や研究者には頭が下がります。今後どんどん進歩していくでしょう。本当に素晴らしいことです。
しかしながら、それが一般化されるにはかなりの時間とお金が必要になります。この件は先日のエントリーでもご紹介しました。(参考エントリー:日本における薬物治療の問題点とは?)
科学は進歩して、新しい治療法や治療薬はどんどん出てくるでしょう。しかし、我々はそれを待って暴飲暴食したり、喫煙したりしていいわけではありません。
自らの健康は、自らで守る。治療に頼らない身体を作るという予防の意識をしっかりと保っていっていただきたいと思います。
まとめ
とはいえ、科学の進歩は本当に素晴らしいです。私はブログという形で情報発信することを一つの仕事だと捉えています関係上、医療や健康に関する情報は一通り目を通します。
そして、毎月のように新たな研究結果や、治療法の開発、新薬の開発の話題が目に入ります。
しかし、我々はこの事に依存するのではなく一つの保険であると捉えた方が良いかと思っています。
予防していても病気にならないわけではありません。我々は長生きしますからガンにもなるでしょう。しかし、治療が進歩していいけば治らないガンはどんどん少なくなっていきます。
最新の治療や薬はあくまで万が一の時の保険です。大切なのは予防の心。
しっかりと予防するという意識を持ち、実践していって頂ければと思います。
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