ストレスが健康に害を及ぼすメカニズムが判明!その対策とは?
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
突然ですが質問させてください。あなたはストレスを感じていますか?
恐らく多くの方が感じているのではないでしょうか。現代はストレス社会と揶揄されます。うつ病者・予備軍も年々増加の一途をたどっていますし、パワハラ・モラハラ・マタハラなどストレッサーとなりうる様々な用語が飛び交っています。
ですから、あなたがある程度ストレスを抱えているのは仕方ないことと言えるでしょう。生きている限り、ストレスを「ゼロ」にすることは出来ませんし、する必要もありません。
では、もう1つ質問させてください。あなたは、ストレスが健康に害を及ぼすと認識していますか??
これも現代のストレス社会においてはほぼ常識となっているので多くの方が認識していると答えるのではないかと思います。
ですが、ストレスによる健康被害は、『ストレスが健康に害を及ぼすという認識』こそが問題かもしれないという研究報告がされているのです。
以下、ストレスにより健康に害が及ばされるメカニズムと、どのように対策していくべきかについてご紹介したいと思います。
Kelly McGonigal:How to make stress your friend(@TED)
まずは以下の動画をご覧ください。(Chromeでご覧の方は字幕が文字化けします。こちらの日本語訳をご覧ください。)
これはTEDにてスタンフォード大学のケリー・マクゴナガル先生が『ストレスと友達になる方法』と題して発表されたものです。
ざ〜っくり要約すると、アメリカの研究で前年に大きなストレスを抱えた人が次の年に死亡する可能性が43%も増えるが、その死亡する人は『ストレスが健康に害を及ぼす』と認識していた人のみであるというものがあり、ストレスを害と捉えるのではなく、チャンスだと捉えましょうという提案です。
で、これの元研究になっていると思われるのが『Does the perception that stress affects health matter? The association with health and mortality.』です。
つまり、ストレス自体が健康に害をもたらすのではなく、ストレスが健康に害をもたらすという認識が害をもたらすということです。
ストレスが健康に害を及ぼすメカニズムについての個人的見解
懐疑的な私はこれ本当か?と疑いました。なぜなら多くの人がストレスが害であると認識しているはずだと思ったからです。で、色々調べてみました。
ストレスがかかると自律神経系に影響がでます。例えば、心拍が早くなったり、呼吸が浅くなったり。で、これが長く続くから心臓や脳の血管にダメージを与えたり、肩こり・腰痛などを引き起こしたりするわけです。
ストレスが健康に害を及ぼすと認識していなければ自律神経系に影響を及ぼさないのか?
そんなわけないだろう!と思いませんか?そんなわけないと思います。それは身体の機能がおかしくなっています。
で、上の研究を捉え直しました。恐らく日本語訳が微妙だったのではないかと。
ストレスが健康に害を及ぼすメカニズムの個人的見解としては、『ある出来事を悪いストレスとして捉えるから健康に害を及ぼす』というものです。
例えると、同じ出来事を経験したAさんとBさんが共にストレスを感じると表現していたとしても、Aさんはそれを良いストレスと判断し、Bさんは悪いストレスだと判断しているケースがあり得るということです。
ストレスとは元々物理学用語で歪みとか圧迫を意味します。つまり、通常状態から変質したらストレスがかかると言えるのです。しかし、そのストレスに対して『良い意味づけ』をするのも『悪い意味づけ』をするのも個人の自由。
これでTEDでのケリー先生の最後とのストレスと友達になる方法が納得できます。
あなたは自分を信じて、人生のチャレンジに立ち向かえると言っているということで一人きりで立ち向かわなくても良い事を忘れないでいるという事です。
ストレスホルモンの一種であるオキシトシンは心臓やその他身体を守る働きもある。ストレスは身体を守る働きもあることを知ってください。そして、そのストレスとは『チャレンジすること』です。一人で立ち向かわなくても大丈夫、あなたにはサポートする人がいるはずだから…。
そんな事を言われています。最初、ストレスをストレスと認識しない方法ではないじゃないか!と思いました。
が、『ある出来事を悪いストレスとして捉えるから健康に害を及ぼす』という風に捉え直すと何だか納得できる対策だと思います。
ストレスになりそうな出来事は沢山あるけど、それはあなたがチャレンジしているからです。チャレンジは人生においてとても重要な事だと思います。
そのチャレンジによるストレスは自分を成長させる良いストレスです。ですが、他人から強いられる(チャレンジとは関係ないと捉えてしまうような)ストレスは悪いストレスです。
でも、その悪いストレスもあえて何らかのチャレンジだと捉えて好意的に付き合っていきましょうとおっしゃっているのだと私は解釈します。
ストレス対策は『えぇかげん』に生きること
私はある時から悪いストレスというものを殆ど感じなくなりました。
非定型うつという形で最大級に健康を害したことがありましたので、それ以上のストレスは世の中に存在しないと捉えているからかもしれません。笑
では、どのようにすればそうなるか?
関西弁で失礼します。それは『えぇかげん』に生きることだと思います。標準語なら『適当に生きる』ってことでしょうか。
関西弁のえぇかげんと標準語の適当は同義語です。『えぇかげん=良い加減(ちょうど良い)』ですね。適当とは、適切かつ妥当という意味ですから同じ意味ですね。
適当に生きるとは、無茶をしたり、ガサツにしたり、社会に適合しない生き方をすることではありません。
あなたにとって、ちょうど良い塩梅で生きる事です。無理はする必要ないし、でも楽しいなら少々頑張っても良い。あなたが好きなように生きれば良いという意味です。
相田みつを先生もおっしゃっています。
「それができりゃぁ、苦労しないよ…」と聞こえてきそうです。本当に真面目な人が多い日本人ですね。
私も最初はそう思っていました。ですが、それは捉え方の問題だと気付いてからは適当に生きることが出来るようになりました。
適当に生きるためには、捉え方を変える!
捉え方を変えるとは?
私は『時間は未来から過去へ向かって流れている』と捉えた時に適当に生きることができるようになりました。
普通は過去から現在を通って未来に時間が流れていると考えます。「結果」には「原因」があり、通常「結果」は「原因」よりも未来にあると考えられています。『原因となる出来事A』が『未来にある結果B』を作り出すと考えられるからです。
しかし、私はここで意味付けを変えてみました。結果Bを『良いこと』か『悪いこと』かを判断する基準(原因A)は未来にしかないのではないかという意味付けです。
あなたが今日経験した出来事を「良いこと」にするにも「悪いこと」にするにも自分次第。自分がこれからどう行動するかによって決まります。つまり、原因は未来にある。だから未来から過去へ時間が流れていると捉えることができるのです。
私は『時間は未来から過去へ向かって流れている』と捉えた時から多くのストレスが良いストレスになりました。このストレスを良いストレスになるように生きれば良いと捉えられるようになったからです。
まとめ
少々長くなってしまいましたね。最後は精神世界のような話になってしまいましたが、人間は脳にコントロールされていますから、捉え方を変えれば感じ方や行動が変わります。
ですから、適当に生きるために少し捉え方を変えてみるというのは非常に理にかなった方法です。
もし、あなたが今ストレスに悩んでいるなら健康を害さないためにも試してみてはいかがでしょうか。
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