しつこい肩こりの原因は顎のズレ?顎関節症の意外な原因とその対処法
肩こりは国民病で、自覚されている読者の方も多いのではないでしょうか?当サロンにお越しの大半のお客様が肩こりをお持ちです。残念ながら、『自覚のない』方もその大半が肩こりです。
日本人、特に女性が訴えるカラダの悩みで最も多いのが「肩こり」で、厚生労働省が全国22万8千人を対象にした調査では、堂々の第一位となっているそうです。
そして、その肩こりによって長引く不調をお抱えの方も多いのではないでしょうか。
肩こりは様々な原因で起こり、『肩こり』という名の複合的な疾患です。ですので一概にこうすれば治るというものではありません。
その原因に1つ1つ対処し、根本から解決をしなければ意味がありません。ちなみに当サロンでは『骨盤矯正』により全身の姿勢の調整を行い、『首・肩リンパドレナージュ』にて、肩関節周囲の矯正と、浮腫の改善をアプローチしています。
そして、今回のテーマとなる原因の1つである『顎関節(アゴ)』のズレを調整するために『小顔矯正』を提供しています。
アゴのズレは意外な習慣によって起こってきます。今回はその原因を知り、その原因を対処する方法をお伝えしたいと思います。
顎関節症のチェック
まずあなたの肩こりの原因が顎関節症によるものなのかをチェックしたいと思います。
- 口を開けるとき、ポキッという音がする
- 口を開けるとき、左右どちらかが開きにくい
- 口を開けるとき、アゴが痛む
- 口が開かないときがある
- 咀嚼する際、アゴが痛む
以上項目に1つでも当てはまる方はその可能性があります。(詳しいチェックをしたい方はこちらのサイトで簡単チェックできるようになっています。)
顎関節症を引き起こす意外な生活習慣:TCHとは
私の個人的見解として顎関節症はいわゆる生活習慣病の一種であると思っています。そして、顎関節症を引き起こす生活習慣とはTCH(Tooth Contacting Habit:歯を接触させるクセ)であるといわれています。
このTCHとは、歯ぎしりや食いしばりとは違い、上下の歯が無意識的に少し触れ合う程度のものをいうそうです。
通常の顎関節の位置は下の図のような位置になります。
しかし、TCHを継続することにより顎関節がズレ、顎関節症へと進行していってしまいます。
では、そのTCHはなぜ起こってしまうのでしょうか。
TCHの原因
通常上の歯と下の歯は離れているのが普通です。私もこのブログ執筆中、意識的に歯の位置を確認していますが、確かに離れています。
では、どういう状況でTCHが起こってしまうのでしょうか。
筋電系を用いた検査によると、『作業に集中しているとき』と『ストレスを感じているとき』がTCHが起こりやすい状況なのだそうです。特にデスクワークが多い方などはその傾向が顕著にあらわれるようです。
TCHと肩こりの関連
では、そのTCHはどのようにして肩こりを引き起こしてしまうのでしょうか。
肩こりとは、肩関節周囲の複合した緊張状態ということが出来ます。〇〇筋がというように1つの筋肉だけで起こっているものではありません。顎を動かす筋肉は口周囲にだけ存在しているだけでなく首や肩にも繋がっている筋肉が沢山あります。
顎周囲やこめかみ、喉元あたりを触りながら、軽く上下の歯を合わせてみて下さい。様々な筋肉が動いている事がわかると思います。
その様々な筋肉(特に咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋)に持続的な緊張が入る事で、血流が悪くなり、リンパの流れが滞る事で老廃物が溜ったり、冷えたりすることで肩こりの症状が現れてきます。
TCHへの対処法
無意識的に行ってしまっているTCHをどのようにして解消すれば良いのでしょうか?
無意識的に起こってしまっているので、あえてその状態を意識下に呼び戻した上で、意識的に解消するしかありません。ですから、無理矢理意識下に呼び戻す工夫をすれば良いのです。
まずは、ご自身のTCHの起こりやすい環境を列挙し、その列挙したシーンの目のつくところに以下のような紙を貼りましょう。
どこにでもあるポストイットで構いません。顎の力を抜く事を促す文章を書いてはっておきましょう。あるケースではこの張り紙だけで、TCHの時間が60%削減できたということもあるようです。
まとめ
顎関節症になると、治療する手術はあるものの基本的に一度ズレた関節は元に戻らない為、一生不自由を背負う事になります。
当サロンの小顔矯正でも一度ズレた顎を完全に戻しきる事には今のところ成功していません。(一時的に動かしやすくなったり、痛みが取れたりはしているようです。)
ですので、顎関節症にならないようにTCHを予防する事が大切です。
今回は単純な方法をご紹介しましたが、とても効果的な方法だと思います。
是非一度試してみてはいかがでしょうか。
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