リポビタンDでご存知のタウリンとはどのようなものか調べてみた!
タウリン1000mg配合でお馴染みのドリンク剤の存在は皆さんご存知かと思います。
でも、何となく身体に良さそうで、元気になりそうなタウリンですが、実際、どのような働きがあるかなど調べた方はすくないのではないでしょうか。
私も今まで(受験中によく飲んでいましたが)調べた事はありませんでした。
ですので、今回そのタウリンを調べ、ドリンク剤に効果はあるのかどうか検証しましたのでご報告致します。
タウリンとは
タウリンはアミノ酸に化学構造が似た物質で、1827年に牛の胆汁(肝臓から分泌され、胆嚢へ保管される消化液一種)から見つかった物質です。
私たちの身体のいたるところ(特に心臓、筋肉、肝臓に多く分布している)に含まれており、その割合は体重の0.1%ほどなのだそうです。
タウリンの働きは以下の通り。
- 心臓の筋肉の働きを高め、血流量を増やし、心不全を予防
- 交感神経抑制作用で食塩過多による高血圧の改善
- インスリン分泌の促進により糖尿病の予防
- 肝臓の解毒作用の強化により、アルコール障害を改善、肝臓病予防や治療効果
- 胆汁酸の分泌促進によりコレステロール胆石を溶解。善玉コレステロールを増加
- 小腸のぜん動運動を促進し、腸内環境を維持する
- 気道収縮を予防することにより気管支喘息を改善
- 新生児の脳の発育を促進する。
などなど多岐に渡ります。詳しい働きはリポビタンDで有名な大正製薬さんのサイトに説明されています。(参考:タウリンを増量[リポビタンD2000]新発売)
タウリンは体内合成できる!
さて、そんな素晴らしい働きをするタウリンですが、実は体内合成できることをご存知でしたか?
ドリンク剤で摂取することが当たり前だと感じていたタウリンですが、実は魚介類に豊富に含まれていたのです。
カキやホタテなどの貝類やイカやタコなどの頭足類は魚介類の中でも比較的含有量が多いようです。ただし、食品中のタウリンの含有量は季節や産地などによっても変わるため一定ではないことはご了承頂きたいと思います。
昨今、日本人の魚離れが指摘されていますが、ドリンク剤に頼る前に魚介類を多く食べてみてはいかがでしょうか。(画像引用:朝日新聞)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
何気なく元気になるかも?という思いで飲んでいたドリンク剤ですが、実は食品から摂取し、体内で合成できたのです。
もちろん、多くのサプリメントに共通して言える事ですが、食品からの摂取が難しいからサプリメントに頼るというのもわかります。
ですが、サプリメントの副作用(摂取し過ぎなど)があるのも事実です。出来る限り食品から摂取したいものですよね。
これからの季節はお鍋など魚介類が美味しく食べられる季節でもあります。
是非、タウリンを意識しながら魚介系のお鍋を週に1回食べてみてはいかがでしょうか。
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