人生の終わりを見据えて美と健康を維持する3つのメリット
先日、以下のような動画を目にしました。
向かって左側が元気な老後、右が病気を患った老後をです。あなたはどちらの老後をお望みですか?
今回は、自分の人生の終え方、家族が人生を終えるときについて考えてみたことをまとめてみたいと思います。
あまりにも無視されている老後
もし、あなたが左側の老後をお望みなのであれば元気なうちに美と健康の為に取り組まなければなりません。
私は約10年の作業療法士(リハビリの専門職)としてのキャリアの中で、右側のような方々のリハビリに取り組んできました。しかし、多くの方が望まれる『元気な頃に戻りたい』という望みを叶えて差し上げることはできませんでした。(それが予防という観点を持つ現在の職業を選んだ理由の1つでもあります。)
健康を失うとは取り返しのつかないことなのです。
しかしながら、現状失っていない美や健康に対して意識を向けることは非常に難しいことです。我々が今現在普通に暮らしているこの地球が無くなることを誰も想像しないのと同じようなものです。
地球は少なくとも我々が生きている間に無くなることはないでしょう。しかし、我々は確実に毎年1つずつ年をとり、それを繰り返していくうちに必ず人生の終わりを迎えるのです。
多くの方は生命保険はかけられているかもしれません。それは、あまりにも突然の万が一に備えてのことでしょう。しかし、その万が一ではなく、時間が経てば経つほどより確実にやってくるのです。
日本人の健康寿命
日本人は世界一の長寿国家で、現在の平均寿命は85歳ほどになっています。
しかし、あなたは『健康寿命』という言葉を聞いたことがありますか?日本人の健康寿命は平均寿命よりも約10年短い、約75歳ほどと言われています。つまり、死ぬ前の10年間は介護が必要な生活を送ってから人生を終えるのが平均のパターンだということです。
もちろん、平均ですから10年より長い人もいれば、短い人もいます。全く介護を必要とせずに亡くなっていく人もいらっしゃいます。
あなたの健康寿命は、あなた自身で決めることができます。どうされますか?
美と健康を維持するメリット
では、何故あなたは美と健康を維持した方が良いのでしょうか。以下に私が考える美と健康を維持するメリットをお伝えします。
理由1.安くつく
何か商品を選ぶ際、同等の品質であれば安い方が良いというのは大半の方に同意して頂けると思います。
仮に平均通りに生きたとしましょう。75歳で健康を害し、85歳でその生涯に幕を閉じた場合かかるお金は現状で約600万です。それまでにかかる治療・療養費などを考えるとさらに多くの金額を必要とすることになるでしょう。
また、上の動画で見て頂いたように健康で生きるのと、介護が必要な状態で生きるのとでは『多くの機会を失う』ことも加味しなければなりません。その機会損失は金額では計り知れない貴重な物だと思います。
もしあなたが30歳で、これから月々1万円を美容や健康のために投資したとしたら、平均寿命まで生きて660万になります。35歳なら、600万、40歳なら420万です。
どちらを選ぶことがお得でしょうか?誰が考えてもわかりますよね。(参考エントリー:『お金』から見る予防医学の価値。作業療法士の私が、国家資格を放棄して整体サロンを営むただ1つの理由)
2.人生の充実度が高い
私もジムに通い始めてから特に思うのですが、身体を健康に保とうとすると身体が喜んでいることを感じるようになります。
具体的には目覚めの良さ、仕事の効率アップ、ストレスの発散、1日の充実感などなど挙げはじめればいくらでも出てきます。
逆に、ブラック企業につとめ非定型うつと診断された当時のことを思い返します。
目覚めは悪く、食生活が不規則だったこともありぶくぶく太り、身体は常に重く、常に眠たい。常に色んなことが気がかりで精神的にも不安定、ストレスは溜る一方。
仮に75歳で健康を害すると仮定したとしても、あなたはどちらの生き方を選びたいですか?
両方を経験した私は、間違いなく前者を選びます。
理由3.子どもの人生を尊重できる
読者さんの中にも親の介護、祖父母の介護や配偶者の介護を経験された方もいらっしゃるかもしれません。当サロンへお越しのお客様にも現在介護をされている方もいらっしゃいます。
そして、介護をするのは大半は娘か嫁です。つまり、現在の日本において介護は女性の仕事となってしまっている現状があります。
仮にあなたが40歳、親(義親)が70歳だとしたら、5年後には介護という仕事を引き受ける可能性があります。子どもが独り立ちして、ようやく自分の時間が出来はじめるタイミングではないでしょうか。
女性が、女性らしく自分の人生を生きることができるのは、出産までと、親が死んでからという事になってしまいます。
仮に自分がそういう人生を歩んでしまったとしても、その人生を自分の子ども達にまで歩ませたいでしょうか?
私は絶対に嫌だと思っています。以前の私が受け持った患者さん達も「子や孫に迷惑をかけて…」というのが口癖になっていらっしゃる方が多かったですし、私自身自分の子ども達にそんな思いをさせたくはありません。
子どもの人生は親が左右すべきものではないという持論もあるので、少し偏った見方かもしれませんが、少なくとも私は子ども達に迷惑をかけて生きたくはないと思っています。そして、その為に出来ることは何にでも取り組みたいと思います。
まとめ
1つの動画を見た所からの勝手な思いをツラツラと書きましたが何か感じて頂ければ幸いです。
あなたの美と健康を心から祈っています。
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