ストレッチの効果と常識・非常識
健康のためにストレッチをしている!という方も少なくないでしょう。当サロンへお越しのお客様にもストレッチは欠かさないって方も多いです。
また、当サロンの骨盤矯正はストレッチングをベースとしたメニューを組んでいます。ストレッチを行うことにより血行が良くなり、筋肉が星状な状態に戻り、姿勢を改善させてくれるからです。
さて、そんな一般的にも、専門的にも多用されるストレッチですが、その詳細についてどこまでご存知かなぁ?と思うのです。
折角取り組んでいるなら効率的に効果を感じていただきたいと思うのです。
そこで、今回は目的に応じてどのようなストレッチを行えば効果的かについてシェアしたいと思います。
ストレッチの方法に関するあれこれ
ストレッチを行うのはいつが良いか?どのような方法が良いか?多くの方が悩まれることですね。目的別にお伝えしていきます。
運動後のケア・疲労回復
運動後の疲労回復の為にストレッチを行う場合は、運動直後に行うのがベストです。
温まっている身体は運動終了後から徐々に冷えていきます。冷えてしまった後にストレッチをすると返って痛めてしまう危険性もあります。
運動直後の身体が冷えてないタイミングで、持続的でゆったりしたストレッチ(1部位30秒ほど×2〜3セット)を行うと血流が良くなり、疲労回復を促します。
運動後の筋肉は急速な冷えや筋肉のエネルギー切れによって硬直しがちです。ストレッチを行うと血流が増し、筋肉の硬直を防ぎ、エネルギーを効率的に作り出し、そのことで充分な柔軟性が保てるようになるのです。
1日の疲れを取り除く
運動をした後のように激しい筋肉運動ではないでしょうが、デスクワークの方であれば長時間の同一姿勢であったり、立ち仕事の方であれば下半身に持続的な負荷がかかっています。
常に使われている筋肉は急激な運動で使われた時のような損傷はないものの、徐々に血流が悪化し、硬直していくという特徴があります。そのまま放置するとそれが慢性的な腰痛や肩こりに発展するのです。
また、多くの現代人は多大なストレスにさらされています。ストレスを受けると筋肉は緊張し、やはり持続的な負荷により硬直してきます。
これら症状を予防するためには1日の疲労を、その日の内に取ってしまうことです。
オススメは入浴後、筋肉の温度が上がり、伸びやすくなった後に行うことです。リラックスできる音楽やアロマなども併用すると身体だけでなく心もほぐされるのではないでしょうか。
この場合も運動後と同じように持続的でゆったりしたストレッチ(1部位30秒ほど×2〜3セット)を行うのが効果的です。特に腰部や下半身、肩周囲など疲労のたまっているところを中心に時間をかけて行いましょう。
ただし注意があります。入浴後は温度の上昇を感知し、脳が温度を下げるよう命令を下し、その命令が睡眠を誘発しています。ですから、長くても10分程度で収まるようにしましょう。睡眠不足がある方や、寝付きが悪い方は中止したほうがいいかもしれません。
1日の活力をもたらす
朝の運動は1日を元気に明るいものにしてくれます。少なくとも私にとっては朝早く起きて運動した日の方が1日を通して元気に仕事をできていると思います。ちなみにこのエントリーは眠い目をこすりながら朝書いています。笑
私が現在運動をせず、仕事をしている理由はただ1つ。起きがけの身体は体温も下がり、長時間の同一姿勢の直後などで筋肉が固まっています。また、自律神経も副交感神経支配(休息を促す)である状況から、徐々に交感神経支配(活動を促す)に変わろうするタイミングでもあります。
ですから、一仕事してから身体を動かそうと思っているのです。恐らく後15分位で書き終わりストレッチを始めるでしょう。
この際のストレッチは上記までにご紹介したような持続的なストレッチよりも動的なストレッチの方が良いです。眠っている筋肉を起こすようなイメージですね。
その際オススメなのがラジオ体操です。筋肉に大きな負担をかけず、且つ身体を効率的に動かすので血流が良くなり、活力を与えてくれます。
食後のストレッチはダメ?
食後にストレッチをすると消化・吸収を阻害すると言われ食後30分はやめた方が良いと言われています。
ランニングのような運動であれば、食後に行って横腹が痛くなった経験のある方もいるでしょうが、ストレッチ程度の運動でそんなことにはなりません。
もちろん、消化の効率は下がるかもしれませんが、夜遅く帰ってきて食事が遅くなって、風呂入ってすぐ寝るって方もいらっしゃると思います。
そういう方は食事の直後であってもやらないよりはやった方が良いと思っています。大切なのは少ない時間でも毎日続けることだと思います。
運動前のウォーミングアップ
バスケットボールなどの週発力を必要とする運動の前に行う場合は持続的に伸ばすとパフォーマンスが下がるという事も言われています。が、それだけのパフォーマンスを必要とする方はこのブログを見ていないでしょう。笑 仮に見ていたらコーチに相談してください。
恐らく多くの読者のウォーミングアップの目的は怪我の予防だと思います。怪我予防の観点で言えばどのような方法のストレッチでもかまいません。
軽いジョギングで身体を温め、充分なストレッチで筋肉の動きを促してから運動を開始すると良いでしょう。
静的ストレッチは危険?
一部静的なストレッチ(持続的にゆっくり伸ばすストレッチ)は危険だという意見もあるようです。その意見を見ましたが危険な明確な理由を説明したものはありませんでした。確かに静的ストレッチが運動のパフォーマンスを下げるという結果を証明している論文は多数ありますが、ここではそのような結果を求めるアスリート向けに書いていませんのであしからず。
さて、私の見解ですが身体を動かしながら行う動的なストレッチに比べ断然静的ストレッチの方が安全です。
人は実際の可動域の70%のタイミングでストップがかかります。素人に無理やり引き伸ばされる場合を除き怪我する前に諦めるから大丈夫です。笑
まとめ
ストレッチに関するあれこれ言われてることは本当か?一般人が行う程度においてはどうか?についてまとめてみました。
また思いついたことがあれば書き足していきたいと思います。
是非参考にストレッチ生活を送ってくださいね。それではラジオ体操行います。笑
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