1日たったの7分間！ 最新の研究で実証された高効率エクササイズ（ライフハッカー日本版）を読んでの私見

近年、ダイエットに関連する研究が進み、様々な研究機関から発表されています。

これらを見ていて、そもそもダイエットって何のためにするのか？という疑問がわき上がりました。

もちろん、スマートな体型は見栄えがよく、異性にも持てるかもしれませんし、自分の好きな服が着れるかもしれません。

しかし、そのような事は副産物であり、そもそもいつまでも若々しく、健康に生きて行くための手段だと思うのです。

そして、いつまでも若々しく、健康に生きれるような生活をしていたら太らないと思います。

今回は、最近気になった2つの記事を取り上げて、ダイエットの本来あるべき姿の私見をまとめてみました。

ダイエットの為にそんなに生き急ぎますか？

まずは以下の記事をご覧下さい。

1日たったの7分間！ 最新の研究で実証された高効率エクササイズ

高効率エクササイズは結構な負荷があり、健康維持というよりも減量をイメージしたエクササイズのような気がします。

これらが健康だとは到底思えません。

ランニングとウォーキングはどちらが体にいいか？

という記事も最近発表されていましたが、ウォーキングのように負荷が少ない運動の方が、ランニングよりも健康的だが、痩せるのはランニングの方が早いとのことです。

痩せる効率を求めてエクササイズなりランニングなりを行うと、寿命が縮むという本末転倒なことが起こってしまうわけですね。

しかし、このようなエクササイズが開発されるには理由があります。

特にアメリカにおける肥満率は70％を越えています。しかもアメリカにおいては肥満は低所得者層に多く、肥満が国力を落とすなど揶揄されています。

アメリカでは、肥満が原因で医療費もかさみ、寿命も縮まっています。つまり、多少の無理をしてでも早急に痩せないといけない方が多いのです。

日本は、先進各国でも肥満率が低く、22.4％です。先進国の中では1、2位を争うスマートな国なのです。

下の図を見て一目瞭然ですが、特に女性は平均的にスマートなのです。

このように特に欧米での研究は、肥満が問題になり、肥満を早急に改善する必要のある国々の為に開発されたエクササイズであり、日本人がこぞって取り組む必要のあるエクササイズだとは思いません。

ダイエットの目的

私がダイエットについて意見を述べる際、必ずお伝えしている事があります。

それは、『ダイエットとは適正化である』ということです。

体重、体型。もっと言えば、食事量、運動量、睡眠時間、血流、血圧などの健康状態。これらの正常化こそがダイエットそのものであり、究極の目的であると思っています。

人が太る理由は、以前にもお伝えしたかもしれませんが、『そこに食べるものがあるから。』なのです。しかも糖質が多い、脂質が多い、カロリーが高い食べ物が目の前にあるから食べてしまい太るのです。

『飢え死』が珍しくなかった時代、人は食べる事を第1の目標として生きてきました。それが第1の目標でなくなったのは、恐らくここ数十年の間のことです。

そんな数十年で我々の遺伝子に書き込まれている情報は書きかわりません。我々の遺伝子には未だに、『目の前にあるものは食え』と刻まれているはずです。

ですから、この飽食の時代に太らない方がおかしいのです。その中でも日本人が太らない理由は日本食でしょう。

日本食に含まれる成分が、日本人を健康に保ってきたのです。戦後、食の欧米化が進み、そのことが不健康国家を作り上げたのです。

ですから、ダイエットとは、このような食生活を適正化（以前のように戻す）し、体重体型を健康な状態でキープすることなのです。仕事量の増加や、インフラが整っている事なども手伝って、ますます運動もする機会が減っています。

それらを適正化するだけで良いのです。無理に負担のかかるエクササイズをする必要はありません。

究極のスローダイエット

私がオススメするダイエット法は極めてシンプルです。

食べる量、運動量を適正化するだけ。

詳しくは以前のブログ『ダイエットも秒速の時代!?1年で計1トン(秒速3ミリグラム)のダイエットを成功させた方法』をご参照下さい。

誰でも無理をせず簡単にできるダイエット方をご紹介しています。

まとめ

今回の教訓は『踊らされない』ということでしょうか？

様々な研究・開発は進歩し、便利な世の中になっています。だからといって全ての情報があなたにとって効果的な情報だとは限りません。

今回のように、恐らく痩せやすいが、健康を害する可能性のあるダイエット法は世の中に沢山出回っています。

ビ〇ーズブー〇キャ〇プや〇ムさんが教えるダンスエクササイズなどカラダへの負担を強めるダイエットツールも沢山販売されていますね。

そんな必要はありません。食事と運動の量を適切にすればそれだけでOKです。

是非、ご自身のライフスタイルを適正化なさってみてください。