認知症や糖尿病にも?歯周病がもたらす様々な病気とは?
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
皆さんは歯磨きをされていますか?恐らく大半の方が1日に3回、ないしは2回はされているかと思います。
歯磨きは皆さんが子どもの頃から強制的に覚えさせられる数少ないの病気予防法です。今では何のためにやっているか?など毎回意識されることは無いかと思いますが、あなたのお口の健康を守るためにやっている口腔ケアなのです。
しかし、あなたの歯磨きは十分でしょうか?私は十分で無いと認識していましたから、最近は意識的にしっかり歯磨きをしようと対策しています。
十分な歯磨きとは、歯磨きにかけている時間だけでなく、質なども重要だと思います。私の場合は歯磨きにかける時間が勿体無くて「ながら歯磨き」だったり、ササッと終わらしてしまっていたりしていました。質も量もダメダメです。
私は昔からほとんど虫歯になったことがなく、お口の健康に対して舐めていたのでしょう。
あなたは、お口の健康を保てない(つまり、虫歯や歯肉炎、歯周病などの)状態になった時に起こる悲劇を知っていますか?
お口の健康は身体の健康だと言っても過言ではないくらい、お口の健康は重要なのです。今回は、そのお口の健康を保つための口腔ケアの重要性について書いていきたいと思います。
お口の不健康がもたらす疾患群
虫歯や歯周病によってお口の健康が保たれていないと様々な病気の原因になることが近年わかってきています。
概要は「口腔ケアの効果」や「歯周病がほかの病気を引き起こすことがあるって本当ですか?」に書かれていますので詳細は参考になさってください。
歯周病は末期になるまで自覚症状は殆どなく、歯が抜け始めた頃には手遅れというケースも多いためサイレントキラーとも呼ばれており、日本人の8割にその可能性があると言われています。
その歯周病や虫歯によって、私達はどのような不具合を被る恐れがあるのでしょうか。
認知症
虫歯や歯周病によって私達はどのような被害を被るのでしょうか。
歯が抜け落ちたり、歯茎がしっかりしていないからしっかり噛めないなどの症状が分かりやすいでしょう。
下の図を御覧ください。
(図引用:口腔ケアの効果)
歯の本数やしっかり噛めるか噛めないかによって認知症になりやすいかなりにくいかが示されています。歯が減ること、しっかり噛めないことは認知症のリスクと考えられているわけです。
また、最近では歯周病が認知症を悪化させるなどの報告もあります。
名古屋市立大大学院の道川誠教授(生化学)らの研究チームが、歯周病が認知症の一種、アルツハイマー病を悪化させることをマウスの実験で明らかにし、1日までに日本歯周病学会で発表した。(引用元:日本経済新聞)
反対にカルフォルニア大学の研究によると、歯磨きをきちんとすると記憶力がアップするとの報告もあるようです。(参考:Dental health linked to dementia risk)
口腔ケアの有無と認知症は密接に関連していると言えるかと思います。
動脈硬化・心疾患
新潟大学の研究によると、歯周病が動脈硬化や心疾患を引き起こす因子であると指摘しています。(参考:歯周疾患と心臓血管疾患)
その他様々な報告でも歯周病と心疾患の関連については調査・報告されています。
しかし、反対に、米国心臓協会は関連なしとの声明を出しています。内容は、他の因子(喫煙や肥満など)が影響して起こっている可能性があり、因果関係は証明できないというものです。(参考:米国心臓協会が公式声明 歯周病と心疾患は関連なし)
確かに他の要素は関連しているでしょう。喫煙や肥満の方が身体に悪いと思います。ですが、歯周病であることも関連が全くないと証明されているわけではないので注意するに越したことはないと考えます。
糖尿病
歯周病と糖尿病の関連性については、厚生労働省も報告しており、一般に向けて情報発信しています。
歯周病関連細菌から出される内毒素が歯肉から血管内に入り込み、マクロファージからの腫瘍壊死因子α(TNF-α)の産生を促進します。
その結果TNF-αの亢進が血糖値を下げる働きをもつホルモンであるインスリンをつくりにくくする(インスリン抵抗性)ことがわかっています。(引用元:歯周病と全身の状態 糖尿病と歯周病の双方向性)
また、日本糖尿病学会によるガイドラインにもその関連性が明記されています。(参考:糖尿病と歯周病)
歯周病じゃなくても、糖尿病にはなる恐れは十分にありますが、歯周病がその可能性を高めてしまうことは明確なのではないかと考えます。
その他
その他にも特に老後の唾液量を減らしたり、誤嚥性肺炎のリスクを高めたりと色々な弊害があります。また、低体重児(早産)の危険性があるとも言われています。
他にもあるかもしれませんが、歯の残数によって「年間医療費」に差が出るとも報告されています。
歯が4本未満の人に比べて、20本以上残っている人は年間の医療費が平均で177300円も安くついているということです。
様々な病気を引き起こすリスクを高め、長引かせる可能性もあるかもしれません。
予防するに越したことはありませんね。
虫歯・歯周病を予防する方法
では、虫歯や歯周病をどのように守れば良いでしょうか。
やっぱり歯磨きです。笑
歯医者さんのブログで詳しく解説されていました。ご参照ください。(参考:虫歯や歯周病を徹底的に防ぐ「歯磨き力」をつける6の秘訣)
デンタルフロスを使えばさらに効果的なのだそうです。(参考:歯医者は絶対やっている!デンタルフロスで虫歯や歯周病を防ぐ方法)
そして、私が最近取り入れてお気に入りなのがこれ。
めっちゃオススメです。爽快感半端ありません。笑
しかもプラークを除去してくれるという研究結果も出ているようです。以下Amazonの説明より。
歯と歯ぐきの境目の歯周ポケットを磨くと、歯周ポケット内のプラークが剥がれる。剥がれたプラークは歯周ポケット内に残っているので歯磨き後にしっかり洗い流す必要がある。
ジェットウォッシャーなら歯周ポケット内の汚れをすみやかに洗い流す事ができ、2週間で歯ぐきの健康を推進する(歯科大学による臨床試験済)
取り敢えず気持ちいいってだけでもオススメですが、プラークも除去してくれるなら更に良いですね。
まとめ
ちなみに、本日歯医者でしばらくぶりに歯石除去をしてもらってきました。
やはり歯医者さんにお願いするのが一番ですが、毎週のように行っても迷惑がられるので日々のケアはご自身で行ってくださいね。
しっかり歯磨きをすれば防げる病気も沢山あります。
是非、心して歯磨きに取り組んでください。
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