長時間労働はやらない方が良いと言い切るたった1つの理由
最近ブラック企業の問題が大きく取沙汰され、先日はブラック企業大賞なども発表されニュースになっていました。
先の参議院選挙でも、ブラック企業で有名なワタミ元会長のわたなべ美樹氏を自民党が公認し、マニフェストからブラック企業対策の文を消したとか消さないとかで問題になってました。
そんな中、ブラック企業になる要因の1つである『長時間労働』に関する記事をいくつか読みました。(長時間労働しないと仕事はできるようにならない、長時間労働すれば仕事ができるようになるわけでもない)
色んな意見を拝読させて頂き、個人的見解をまとめたいと思います。
長時間労働はやらない方が良い
結論からいうと、長時間労働否定論者です。理由は健康を害するからです。
上記ブログでも引用されているように、どんな分野においても人がある一定以上の能力を発揮しようと思うのであれば10000時間必要だと思います。(参考:天才”に生まれ変わる「10000時間の法則」)
これは例えば1日5時間で毎日やったとしたら2000日(つまり5年半)かかる計算になります。あなたが例えばゴルフを上達したいと思って、ある一定以上のレベルになる為には1日5時間トレーニングして5年半は最低でもかかるということです。
長時間労働すれば仕事ができるようになるわけでもないでは、この考え方は仕事では当てはまらないと書かれていますが、私は仕事でも当てはまると思っています。
ただし、週40時間で十分という意見には賛成です。週40時間であれば年間2000時間以上になります。つまり5年でいっぱしになれるのです。勤務時間中全ての時間で実務をされている方もいないでしょうから、少なく見積もっても10年あれば十分でしょう。
10年かけてでも仕事で、その業界において1人前になれば一生食って行く事はできるでしょう。
健康を概してまで長時間労働をする必要性は感じません。
長時間労働のいく先
と言いますのも、私自身が以前勤めていた少々黒みがかった会社で長時間労働を強いられ健康を完全に失っていたからです。もちろん、心も身体もです。
以下に長時間労働がもたらす健康被害をまとめたいと思います。このような状態を経験してまでスキルアップしたいですか?と問いたいです。
肩こり・腰痛
長時間の同一姿勢や車の運転があった以前の職場に勤務していた頃は常に肩こり・腰痛と戦っていました。
長時間労働でただでさえ睡眠時間が短くなっていたにも関わらず、さらに眠りを妨げられていたのを覚えています。
慢性疲労
睡眠時間が短く、また質も低い事で疲れが取れるといことを勤務していた3年間で感じた事はありませんでした。身体的にはもちろん、精神的にもプレッシャーが強く、家にいる時もいつ電話がなるかとビクビクしていたのもあったかもしれません。
また、このような状態が続いていましたから、自慢ではないですが交通事故を3回ほど起こしています。
腸内環境の悪さ
長時間労働者の大半が食生活が乱れます。夜遅くに帰ってちゃんとしたものを食べれる人は少ないでしょう。身体がしっかり休まらいのも手伝って腸内環境は最悪。
常に下痢気味でした。
うつ
コリや食生活の乱れ、慢性疲労が続くと格好のうつの餌食です。この時期はうつでした。車の運転中、このままガードレールに突っ込んだ方が本当に楽だと思ったこともありました。(ちなみにその直後くらいに居眠りで事故りますが…。)
この時期の私を知る人からは、今の私を想像出来ない事と思います。
まとめ
私の場合は、強いられた長時間労働だったので、やりたくて長時間労働をされている方とは少し違うかもしれません。
しかし、身体にかかる負担は大きいことに違いはありません。
ベンチャー企業の立上げなどは、意識の高い数人で寝る間も惜しんで創業期を乗り切ったなどという話は美談としてよく聞きますが間違いなく身体に負担をかけています。
私自身、自営業者として1つのサロンを営んでいますが、週に1度はしっかり休んでいますし、閉店時間は遅いものの、朝はゆっくりしているのでしっかり眠れています。1日の労働時間は予約状況にもよりますが多くて5時間、少ない日は2時間ほど、その他の時間は本を読んだり、ネットサーフィンをしたりです。
ですので、当時の不健康状態は完全に回復し、今ではかなり健康的な生活を送っています。
どうしても長時間労働がしたい人も、是非お身体にだけは気をつけてしっかり、休めるということを意識して頂きたいと思います。
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