マッサージは身体に負担を与えるという意味とは?
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
さて、あなたはマッサージにどのような効果を期待していますか?
世の中には様々なマッサージがあります。
アロママッサージ、リンパマッサージ、クイックマッサージ、足裏(足つぼ)マッサージなど様々です。
実は、この『マッサージ』に色々あるには理由があります。
あなたがもし間違ってこのマッサージを受けると、痛みを取るとか、身体を癒やす、疲れを取るなどと言った期待する効果を得るどころか、かえって身体に負担を与える場合があるのです。
今回は、マッサージについての正しい知識と、対応方法ついて解説し、その正しい選び方の参考となる情報をまとめたいと思います。
マッサージとは
マッサージとは、国家資格である『あん摩マッサージ指圧師』を取得している人が行える医療行為です。
あん摩マッサージ指圧師の施術は医師の同意書があれば医療保険の療養費も適用されています。つまり、マッサージとは治療が目的になります。
保険適用疾患は筋麻痺と関節拘縮等であり、医科との健康保険の併給は可能になっています。
健常者に慰安目的で行う場合は、保険適応ではありませんが、その安全性や効果についてはある程度担保されるということになります。
巷で〇〇マッサージという表記が溢れている理由は、〇〇を付けないと違法になるからです。
マッサージを行えるのは法的にあん摩マッサージ指圧師だけなので、『マッサージ』ではないという明確な違いを表すために〇〇マッサージと表現にしているのです。
マッサージが必要なケース
マッサージが必要なケースは保険適応の対象となる筋麻痺と関節拘縮などが対象であり、その他は対象ではありません。
しかし、健常であって強い筋肉の緊張が日常生活の質を下げているケースにはマッサージの適応となるでしょう。
マッサージとはその手技によって過剰な緊張をほぐし、関節可動域を増やすことが目的です。そして、そのマッサージは必要な部位を必要なだけのマッサージであれば問題はありません。
ですが、必要以上のマッサージはかえって身体に負担をかけることになってしまいます。
身体に負担をかけるマッサージとは
筋肉の緊張を解すことは、メリットとデメリットを併せ持っています。
適切にほぐせば、身体は楽になり、運動の効率も良くなり、日常生活が快適になります。
ですが、筋肉が緊張して固くなっているのにも理由があります。身体が必要だから筋肉を固めているのです。
その必要な緊張をほぐしてしまうと、身体の別な部分により大きな負担がかかります。つまり、マッサージは固くなった筋肉をほぐし、より快適な生活を送るための手段ではありますが、マッサージが必要となるほど硬く緊張してしまった原因を取り除くものではないのです。
その緊張がどの程度ならほぐしても大丈夫かどうか?
国家資格を持たない〇〇マッサージを行う施術者の大半は知りません。
私のようなリハビリの専門家でも、その境目をしっかり判断出来る人は少ないと思います。それくらい難しい判断なのです。
マッサージを受けて身体がだるくなるのは過剰なほぐしが原因かもしれない!
マッサージを受けた後に身体がだるくなった経験はあるでしょうか。
原因は2つあります。
1つは筋繊維の損傷です。つまり、軽度の筋肉痛のような状態です。こちらはマッサージを受ける上では仕方の無いことです。
そして、もう1つがほぐしてしまったがために起こってしまった不具合です。身体の重みや何らかの負担がその部分の筋肉が硬く緊張することで背負ってくれているケースがあります。
その筋肉がほぐれてしまうと、別の場所に重みがかかり、様々な負担がかかり身体に大きな負担をかけることになってしまいます。
「筋肉が緊張している=だからほぐす」と単純には決められるものではないのです。
マッサージのデメリットへ対策する方法
では、読者のあなたはどのように対策すれば良いか。
極論ですが〇〇マッサージには行かない方が良いでしょう。もちろん、マッサージによる弊害を無視してその場の気持ちよさだけを求めるのであればそれも良いかもしれません。
しかし、60分のマッサージが5分の体操と『血流の改善』という意味合いにおいては同等の効果であるという調査報告もあるようです。
健常者であるあなたが、身体にマッサージの効果をもたらせたいのであればストレッチをすればそれで良いということです。
そして、もう1つの対策が筋肉の緊張をほぐす事を目的にするのではなく、緊張しなくても良い身体を手に入れることを目的にすることです。
日本においては整骨院や整体院、カイロプラクティック院がそれに相当するでしょう。
もちろん、選ぶ院によっては適切なサービスが得られないかもしれませんので、選ぶ際は注意が必要です。別のエントリーを参考に選んでみてください。(参考エントリー:整体師の私が整骨院・整体院を選ぶ時に気にする5つのポイント)
まとめ
もしあなたが週に1回マッサージに行っているなら、それが身体を癒やすとか、身体を楽にするという目的であるのであれば是非ともそのお金を整骨院や整体院で『マッサージに必要のない身体を作る』事を目的に投資先を変えることをおすすめします。
もしあなたに筋麻痺や関節拘縮があり、どうしてもマッサージの必要がある身体なのであれば、整形外科などのリハビリテーション室や開業しているマッサージ院で国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師や理学療法士・作業療法士に適度なマッサージをしてもらうことをおすすめします。
後者の場合は保険も適応されます。
前者の場合に、国家資格を持たない〇〇マッサージに行くことが一番身体にとって害になるケースがあります。無意味ではなく、悪影響です。
是非とも注意して選ぶようにしてくださいね。
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