伝染性紅斑(リンゴ病)の患者数増加中!第二子妊娠中の方は要注意!
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
先日ニュースを見ているとりんご病が増えているという注意喚起がされていました。(参考:増えるリンゴ病患者 妊婦の感染に注意を)
(図引用元:あなたの健康百科さん)
上図は今年のりんご病発生状況です。例年より多いペースで発症していることがわかります。上図にはありませんが、前回流行したのが2011年で地域によっては4年前を越す勢いで患者数が増加しているとのことです。
ちなみに大阪は4年前ほどの勢いはないようです。(下図参照)ですが、注意はして欲しいと思います。
(図引用元:大阪府感染症情報センターさん)
伝染性紅斑(リンゴ病)とは
りんご病と言えば、頬が赤くなるという認識のある方は多いと思いますが、どのような病気か具体的にご存じない方も多いと思いますので、簡単に解説しておきます。
ヒトパルボウイルスB19というウイルス感染(飛沫感染が主)によって発症し、「幼児期~小学生」「春から初夏にかけて」が流行のポイントになっています。潜伏期は6~11日で、発疹出現までは16~18日程度とされています。
症状は発熱,筋肉痛,倦怠などから始まり、発疹がではじめます。発疹は両側の頬から始まり、肩から腕,大腿へと広がっていきます。発疹は痒みを伴うことが多く、多くは5~7日で消失するようですが、日光や運動・入浴などによって再び出現することもあるようでうす。
稀なケースではありますが、脳炎・脳症,心筋炎などの合併症を引き起こすこともあるので全く軽視できるものではありません。
また、妊婦さんが感染すると、胎児の貧血と子宮内発育遅滞や胎児水腫が起こる事がありますので、妊娠中の方は特に要注意です。特に第2子を妊娠中の方はお兄ちゃん(もしくはお姉ちゃん)を介して感染するリスクが高くなりますからお兄ちゃん・お姉ちゃんに異変が合った時には軽視せずご自身と共に受診なさってください。
治療や対処法
治療は基本的に自然治癒に頼るのみです。痒みに対して抗ヒスタミン薬、関節痛に対して鎮痛薬が処方される場合もあるようですが、対症療法です。
予防接種もなく、発疹が出た時には既に他者へ感染する時期も過ぎていますので、特別学校や会社を休んだり、他人に気を使う必要はありません。感染させている場合は既にさせているということです。
妊婦さんなど、感染すると特に困る方が予防する方法としては、感染の温床である保育園や幼稚園、小学校、病院など子どもが多く集まる場所には近づかないということくらいです。
まとめ
数年に一度流行し、多くの場合悪化したり、合併症に罹患することのないありふれた病気かもしれませんが、妊婦さんが感染するとリスクは高まります。そして、先ほども述べたように特に第二子、第三子妊娠中の方は、お兄ちゃん・お姉ちゃんを介して感染する可能性があるので特に注意が必要です。
妊娠中の方は特に感染のリスクが高い現場へは旦那様にも協力してもらうなどして極力近寄らないようにしましょう。
感染のピークは7月頃と言われています。これからもまだまだ増えてくる可能性はありますので、自分が感染する可能性もあると思って注意して頂ければ幸いです。
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