ピロリ菌が胃がんの発症原因になるかも?という事で感染経路や対策を調べました
皆さん、ピロリ菌という菌をご存知ですか?名前だけなら聞いた頃があると言う方も多いのではないでしょうか?読者様の中に、もし胃潰瘍になったことがあるという方がいらっしゃればよくご存知かと思います。
そう、ピロリ菌は胃の中で悪さをし、胃潰瘍の実に7割以上の原因になっている菌なのです。胃潰瘍と言えばストレスがかかりすぎて、胃に穴があく病気だと思ってらっしゃる方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、ピロリ菌さえいなければいくらストレスがかかっても胃潰瘍にならない場合が大半なのです。
そして、このピロリ菌は親(又は祖父母)から経口感染しているのが大半なのです。
ジジババ世代は、そういう情報を知りませんから、気軽に自分の箸で、孫に食べさせたり、お口でチューをしようとしたりします。そしてそれをヒステリックの止める嫁という姿はよくある光景かもしれませんね。
それはピロリ菌や虫歯菌が子どもの口内にいつくようになるのは、こういう口移しが原因だからです。私も胃潰瘍まがいになったことがありましたから、間違いなくピロリ菌キャリアです。もちろん虫歯にもなっています。
おそらく、同じ箸を使われたり、汚い話ですが、親の口の中でくちゃくちゃされた奴を口の中に放り込まれたりしていたのでしょう…。おえぇー・・・仕方ありません。当時はそれが良しとされていたのでしょうから。
そして、そのピロリ菌がどうやら胃がんの原因にもなっているというのですから聞き捨てなりません。ですので、今回ピロリ菌の詳細と、その対処法について調べてみました。
日本における胃がんの推移
上の図をご覧頂ければ分ります通り、日本での癌死亡率が男性で2位、女性で3位と非常に高くなっております。そしてかつては男女共癌で一番多いのは胃がんだったわけです。最近では喫煙率と関係してか肺がんが増えているのと、女性の便秘が多いので大腸がんも増えてきていますが、相変わらずその数が変わらないのが胃がんです。
そして、これは死亡率ですから、生きていれば一度は胃がんの切除を行うという人はさらに多い事でしょう。
胃がんの原因はピロリ菌?
胃潰瘍の原因となるピロリ菌ですが、もちろん胃に炎症を起こさせ続ければ胃がんの原因になることも想像はつきます。
しかし、今回『ピロリ菌の胃がん発症原因の一端発見』というニュースが流れてきました。
要約すると、今回の実験にて、恐らくピロリ菌が胃がんの原因を作っているが、どのように誘発しているかはまだまだ研究を進めなければわからないとのことですが、ピロリ菌に慢性的に感染している人が胃がんになりやすいということは間違いないそうです。
ピロリ菌の感染経路と対策
理由は幼少期に周囲の大人から唾液を介してピロリ菌が子どもの口に入る事が原因とされています。ですから、冒頭にお伝えしたように、自分たちは口でチューもしないし、箸の共有もしないのに、ジジババがやってしまうともめてしまうわけですね。
では、口でチューせずに、箸の共有をしなければピロリ菌の感染は免れるのでしょうか?
つまり、親が気をつければ子どもは感染を免れるのか?ということですが、答えはNOだと思います。
もちろん、徹底的にシャットアウトすれば可能でしょう。しかし、唾液は普通の会話、咳、くしゃみでも相手に降り掛かっています。
常にマスクをし、マスクをしない時は1メートル以上離れ、咳をする時は3メートル以上離れ、くしゃみをするときは5メートル以上離れていますか?そんなこと不可能です。仮に親がやり通したとしても保育園にいれたらアウトですし、ベビーカーに乗せて街を歩いている時に通りすがりの人が咳やくしゃみをする可能性もあります。
その時点でアウト!感染します。
もちろん、菌の数も実際に胃潰瘍になったり、虫歯になったりする確率は変わってきますから出来る限り口チューはしない方が良いですし、箸の共有も止めた方が良いでしょうし、親が口でくちゃくちゃ潰した食べ物を子どもに食べさせるなどは止めた方が良いでしょう。
可能な限り防ぐ事は大切ですが、それを気にするあまりストレスになりすぎるのも本末転倒です。赤ちゃんは産道を通る際にも様々な雑菌に侵されますし、その中にも虫歯菌やピロリ菌が含まれるとも言われています。
完全に除外することが出来ないのですから、あまり神経質になりすぎなくても良いのではないか?と思います。
まとめ
特に小さいお子様をお持ちのお母さんは気になるトピックだったのではないでしょうか?
私にも3歳と0歳の子どもが居まして、出来る限り気をつけていますが、相手から口に飛んでこられたら割けきれない事もあります。っていうよりも恐らくほっぺにチューでも唾液から感染してるでしょうね。苦笑
でも、ほっぺにチューは我慢できませんから。あ、少なくとも私は、ですが。
あまり神経質になりすぎず、でも避けられることは避けて上げる程度で良いのではないでしょうか。そんなことよりも、感染していても発症しない位、色々なものを食べ、しっかり動き回ることをによって免疫を高めるお手伝いをしてあげた方が、恐らくこれからの人生に大きく役立つと思いますよ。
今の考え方を少し柔軟にしてみてもいいのかもしれませんね。
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