認知症予防にも運動は効果的!私がスロージョギングをすすめる理由
2015年1月27日政府は、来年度予算において『認知症』対策に161億円(前年度より66億円増)を当てるとした発表を行いました。国家戦略を策定し、2025年に認知症患者数が700万人を超えるとの予測のもと対策していくそうです。
具体的に我々一般レベルにどれだけの負担軽減があるかはわかりませんが、現状身近なところで認知症の方の介護に当たられている方なら今回の決定はとてもありがたいものだと思います。
認知症者の介護の大変さは実際に当たった人にしかわかりません。かなり大変でした。以下の動画は【泣ける動画】としてSNS上で話題になりましたが、実際に介護に携わった人は別の意味で泣けると思います。
唖然とされた方も少なくないのではないでしょうか。認知症患者と向き合うということはそれだけ大変なのです。
そして、現在推計462万人いるとされる65歳以上の認知症患者に対し、65歳未満の若年性認知症者も2009年の段階で3,8万人居たとされています。
情報社会、ストレス社会において、脳へのストレスも相当たまっているのでしょうか。若年性認知症患者への相談強化も今回の国家戦略に入ってくるようです。
さて、そんな認知症ですが、私はリハビリの現場で色々な病気・障害を見てきて、なりたくない病気の1つになっています。それくらい家族が大変な思いをしています。私は自分の家族にそんな大変な思いをさせたくありません。
ですから、何としても予防したいと思っているのでが、その1つの方法に運動習慣を持つということがあります。もちろん、運動以外にも食事での予防法、口腔ケアでの予防法などもありますが、今回は、なぜ運動で認知症が予防できるかと、その方法についてお伝えしたいと思います。
運動で認知症が予防できる理由
国立長寿医療研究センターが認知症予防マニュアルというものを出しています。
その6ページから10ページにおいて、認知症予防として運動が有効な研究結果を載せています。運動は予防事業として予算が少なくて済む割に効果があるとされていました。
(図引用:NHK 健康ホームページさん)
また、NHKでも過去に番組で『近年、認知症は生活習慣の改善で予防できる可能性があること、運動の継続による効果が期待されている事を伝えています。
スロージョギングのススメ
認知症予防においては、『しんどくない〜少しキツイ』レベルの有酸素運動を継続して行うことが重要だと言われています。
私は最近走っていますが、今のペースで走るのがちょうどこのレベルだなぁと感じています。
もちろん個人差はあるでしょうが、30代の健康な男女であれば時速6〜7キロで1時間ほど走るレベルがこのレベルの有酸素運動に当たります。
スロージョギングの方法については別のエントリーをご参照ください。(参考エントリー:身体に優しいスロージョギングの方法とその効果)
スロージョギングは怪我もしにくく、楽しく続けられます。
でも、多くの方が昔の辛い長距離経験から走ることが楽しいなんていう想いになれないと思います。しかし、まずはやってみてください。今まで運動を継続して続けることが出来なかった私が続いているのですから。笑
まとめ
認知症に関しては身近に居ない方はその大変さがわからないと思います。
そういう啓蒙活動も今回の国家戦略に盛り込まれているそうです。私には依頼されていませんが、私も医療人として可能な限り認知症の啓蒙と予防についてお手伝いしていこうと思います。
まずは、このエントリーを読まれた方から予防に目を向けていっていただければと思います。
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