『ネットイジメ』が流行る昨今、どのような子育てが有効か!?
先日テレビでネットイジメが増えているというニュースを見かけました。
もちろん、昔からイジメは存在していました。『金八先生』などでは年々変わる中学生の抱える悩み、イジメの種類などがテーマになり、その変化をかいま見る事が出来ます。
最近では、そのイジメはリアルからネットへと移行しているようです。LINEでの仲間外しや、よってたかって罵声を浴びせたり(もちろん文字なので実際の声ではありませんが)されているようです。
今回はそんな問題に対し、我々がどのような子育てで対応すれば良いかについて考えてみました。
カナダでの事例
カナダでもネットイジメは増えており、昨年は6人がネットイジメを原因として自殺されたそうです。
ネットが怖いのは『閉鎖された空間』というだけでなく、『拡散する』ということにあります。よく巷で炎上というワードが出てきますが、1つのおバカな写真が全国的にあっという間に広がるということが起こるのです。
今までのイジメであれば、転校すれば取りあえず解消されます。しかし、ネットイジメは転校してもWeb上の情報が追いかけてくるのです。(あるいは先回りしているかもしれません。)
カナダで亡くなった方の1人は、6回の転校を経てもなお、解決することが出来ず、亡くなったそうです。しかもイジメの内容は性的な乱暴をされた写真を拡散されるというもはやイジメの域を大きく越えた犯罪だったというのですから、驚きです。
これに対し、カナダでは、栽培所直属のネットイジメ対策機関を作り、かなりの権利を譲渡され、ネット上の閲覧、加害者への注意、アカウントの削除、最終的にイジメが止められなければ刑罰を与える事もできるようにしたそうです。
まだまだ始まったばかりで、この試みが効果的かどうかはわかりませんが、先進的な取り組みではないかと考えます。
我が国の対応
ネットイジメに対する対応はほとんどされていないのが現状のようです。全国webカウンセリング協議会の理事長の安川雅史さんは、日本中の学校を周り、ネットイジメの実態や対策について伝え回っているようですが、しっかりと認識されている先生は少ないようです。
その原因は、あくまで推測ですが、年配の先生は自らのITリテラシーを高める努力をしていない。若い先生は面倒な事に関わりたくない。そういった思いから対策が進まないのでしょう。
ただでさえ、難しいイジメ対策。しかもその実態が見えにくい、ネット上のイジメに対し対策する為には専門の対策チームを立上げ、国家が主導して対策しなければなくなることはないでしょう。
そして、今までの国家のイジメへの対応を見ている限り、日本でそのような対策がされることはないと断言しても良いのではないかと思います。
我々が行うべき子育てとは
心身共に健全に育てばいじめられたり、いじめたりする事はないでしょう。しかし、現在の環境はそういう子育てもしにくい環境だと思います。
両親は共働き、小さい頃からコミュニケーションを取る時間の少ない親子は、後々にもその事を引きずります。
コミュニケーションを取る事は親子の関係性を構築するために必須ですが、今では0歳から保育園という家庭も少なくないでしょう。
昔以上に健全な発達をサポートするのが難しい環境です。
では、どのように子育てしていけば良いでしょうか?
私は以下の3点が非常に重要かと考えています。
1.1日1食は家族揃ってとる
家族に取って食事は非常に大切なコミュニケーションの時間です。テレビや新聞、携帯電話など色々やりたい事はあるかもしれませんが、1日1食くらいは子どもと共に食事を取る時間をとってはどうでしょうか?
中々現代社会人には難しいかもしれませんが、比較的朝であればその時間を取りやすいのではないでしょうか?お父さんの出発が早いなら、子どもをその時間に起こせば良いだけです。
それほどコミュニケーションを取る事は重要です。
2.健全なココロは健全なカラダから
私の周囲の友人も昔から、姿勢が良い子が、勉強もスポーツも出来ていました。学力、運動能力共に、順位を落とす子は姿勢が乱れていました。これはあくまで私の友人達だけの観察からだけですが、小学生の頃から中学生にかけての姿勢の変化が、学力と運動能力に影響していました。
以前『幼児教育で力を入れるべき事は英語よりも姿勢だ!子どもの良姿勢が人生を豊かにする3つの理由』や『低学歴と高学歴を分けるのは『骨盤』だ!子どもが骨盤矯正を受けるべきたった1つの理由』というエントリーで書いたように、子どもの姿勢と健全な発達は相関しています。
私自身、イクメンとして子どもの姿勢と食事だけはかなり気をつけるようにしています。(その他は自由奔放で放ったらかしですが…)
子どもも、子どもなりに緊張し、カラダが歪む時期を経験しています。そして、それは顕著に姿勢に現れます。子どもの姿勢は、子どもの心情を移しているといっても過言ではありません。
しっかり子ども姿勢を観察し、ケアするようにしてあげる事は最高の子育てだと考えています。
3.気負わない
親だからと言って完全な人間ではありません。間違いはあるでしょう。だからといって子育ては責任であり、義務です。逃げ出す事はできません。今子育て中の方も、これからの方も色々な不安の中で色々もがいておられると思います。
しかし、その姿を子どもは見ています。もしかしたら、いじめられる子どもはその親の不安をモデリングしている可能性があります。特にネットイジメなどアカウントを削除し、気にしなければいじめる方も面白くなくていじめようがありません。
我々の時代もイジメはありましたが、今となってはいじめた方も、いじめられた方も仲の良い友人です。
細かい事に気をせず、自分に恥じない生き方、子育て方を実践していると、子どもはそれをモデリングします。
ドーンとした態度が子どもをいじめっ子にもいじめられっ子にもしない態度かと思います。
もし、そんな態度取れない、自信がないと思われるようであれば、恐らくあなたの姿勢も乱れていますので、姿勢を整える事からはじめてみて下さい。当ブログでは、あなたの姿勢を改善する為の多数のアイデアを提供しています。
まとめ
ネットイジメは本当に深刻な問題です。
しかし、国や学校にその対策を期待する事は難しいでしょう。あなたの子どもの身は、あなたが守ってあげるしかありません。
そして、それを可能にする第1歩が上記3つだと思います。
是非、これからのために実践してはいかがでしょうか?
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