脳と心臓を健康に保つためには、目標を持って生きることが重要だ!
人はいつか死にます。死なないなんて人は残念ながら一人もいません。しかし、どうせ死ぬなら直前まで健康で、安らかに眠るように死にたいと思うのではないでしょうか。
そして、それを達成するためには様々な病気を予防する必要があります。
特に脳と心臓は死に直結する人間にとって非常に重要な臓器であることは説明不要でしょう。
その重要な臓器を守るために、意外にも『目標を持って生きることが重要』だと言うことが判明されましたのでご紹介したいと思います。
目標を持つことが脳と心臓を守るという根拠
世界では、目標を持つことと脳血管疾患や心疾患との関連が研究されています。
以下、一部ではあると思いますがご紹介します。
アメリカの心臓専門医の研究から
米マウント・シナイ・セント・ルークスの心臓病専門医ランディー・コーエン医師率いるチームが調査したところ、生きる目的を持たない人(何のために生きているかわからない人)はそうでない人に比べて死亡率が23%、心疾患罹患率が19%アップするということが分かったそうです。
この研究では、心疾患のリスクが高い人137000人を対象にした関連10研究をレビューしメタ・アナリシス(研究の科学的根拠が高いとされる研究法)されています。
つまり、この結果の妥当性は高いということです。
何かしら目標を持って生きることが、心臓を守り、死亡率を下げる結果となりそうです。
出典:Have a sense of purpose in life? It may protect your heart
アメリカのラッシュ大学メディカルセンターの研究から
アメリカのラッシュ大学メディカルセンターの研究チームは今月の脳卒中の専門誌であるストロークに、人生における目標を持って生きることが脳梗塞(特にラクナ梗塞と呼ばれる種類のもの)の発症率が優位に下がると発表しました。(参考文献:Yu L et al.Purpose in life and cerebral infarcts in community-dwelling older people.Stroke. 2015;46:1071-6. 出典:Medエッジ)
453人の高齢者を対象に人生の目標について調査し、画像検査を実施して脳梗塞のリスクに関して調べた結果、特にラクナ梗塞に関してはリスクが半減することがわかったそうです。
つまり、目標を持って生きることは脳を守ることにも繋がるようです。
出典:Purpose in life and cerebral infarcts in community-dwelling older people.
目標を持って生きるということ
私には目標があります。ですから、現状において脳や心臓の疾患になるリスクは多少なりとも減っているのだと思います。
しかし、現代人には目標を持つことが苦手な方も多いようです。
目標を持つことが習慣化している人にとっては意外かもしれませんが、実際そういう方はいらっしゃいます。
そういう方がどういう風にすれば目標が持てるのでしょうか。
私の個人的見解ですが、目標を立てにくい人は、目標を必ず達成しなければいけない崇高なものというイメージをより強く持っているのではないかと思います。
目標とは会社のノルマではありませんから、達成しなくても良いのです。どうしても達成したければ努力する必要があると思いますが、今回お伝えしたいのは、ただ目標を持つことが重要であるということです。
ただ、目標を持つだけで脳や心臓が守られるのであれば目標をもって生きた方が良いのではないでしょうか。
まとめ
目標を持つことと、脳や心臓の疾患との関連、その他疾患との関連が世界中で報告されるようになってきました。
目標を持って生きるということは人生に活力を与え、ストレスを軽減し、明るく元気に過ごせる要因の1つになるのでしょう。
その事が身体を活性化させ、血流も良くなり、免疫力を高めるのかもしれません。
まぁ、そのようなメカニズムは具体的にはわかっていないと思いますが、そんな事は重要ではありません。大切なのは事実脳や心臓疾患のリスクを下げているという結果が出ているということです。
もし、あなたが長く健康で生きていきたいとお考えなのであれば、何かしら目標を持って生きることをオススメします。
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