肩こりの原因は目のズレにあった！そのチェック法と対処法

　先日、ビートタケシ氏が出ている某健康系バラエティ番組を見ていたら、驚愕の事実が発見されたとのこと。その内容は、肩こりの原因は『目のズレ』にあったというのです。

　当ブログでも肩こりの原因については様々な理由を考察していますが、先日は『TCH』にあるとお伝えしました。（参考エントリー：しつこい肩こりの原因は顎のズレ？顎関節症の意外な原因とその対処法）

　しかし、視力についても視野についても多くの方に左右差がありますし、目を動かしているのも表情筋であることを考えると『目のズレ』が原因であるといわれても当然かと思います。もし、目の疲れがひどい方はこの目のズレの可能性があるかもしれません。

　そこで今回は、肩こりで悩むあなたの為の目のズレの肩こりとの関連及びチェック法と対処法についてご紹介したいと思います。

目のズレとは

　そもそも目のズレとは何なのでしょうか。

　目のズレとは、私たちの目は通常目を閉じて力を抜いている際、正面を向いておらずある程度左右にズレている人が多いと考えられているのだそうです。そして、まぶたを開けた時ズレた状態から目を真っ直ぐに向けるように脳が無意識のうちに調整しているのだそう。

　つまり、人によっては目を閉じているときの位置が中央で、目を開けている時にそれを無理矢理正面に移動させている関係で、筋肉を余計に緊張させているのだという考え方のなのでしょう。

　『斜視』の方をご存知ですか？下の図のように片方（若しくは両方）の目が自分の意志とは違う方向に動く症状のことです。

　『目のズレ』とは、この斜視の極々軽い状態で、『隠れ斜視』などと表現されることもあるみたいですね。

　目のズレは、専門的には光の角度を調整するレンズで『プリズム』という単位で測定します。光の角度を調節するためにレンズの厚みが薄くなったり太くなったりするのですが、10プリズム以上の太さになると肩こりが起こるレベルなのだそうです。

　起きて、目を開けている時にはこの目のズレを調節する為に筋肉が働きます。目の動きを調節している筋肉は自立神経支配で、起きている間中常に自律神経を緊張させ（交感神経優位の状態）続けることになります。その状態が長く続けると自律神経が暴走し、僧帽筋（肩こりで固くなる筋肉の1つ）が緊張してしまうのだそうです。

（参考文献：目力の秘密）

目のズレのチェック法

　目のズレのチェック法も番組で紹介されていましたのでご紹介します。

1. 部屋の中で垂直で動かない縦のライン（柱など）を探し、そこから約1mまで近づき縦のラインの真正面に立つ。
2. 人差し指を目から約40cmの位置に立て左目を隠し右目だけで見る。指を見て指の中心と立てのラインの中心をピッタリ合わせる。
3. 顔と指を動かさずに右目を隠し、左目だけで指を見る。すると自分の指と縦のラインがずれる。
4. その時、指何本分くらいズレたかチェックする。
5. これは逆の目にも行う。

　このチェックをして、ズレの幅が大きい方の目がズレていると言えるそうです。また、指3本分（これが10プリズムの目安）以上のズレがあると肩こりの原因になるレベルなのだそうです。まずは今すぐチェックしてみて下さい。

目のズレへの対処法

　番組では、『目を温め、血流を良くし、自律神経を休ませる事』と『プリズム眼鏡を使用し目のズレを矯正する事』が紹介されていました。

　目のズレの原因は不明ですから対症療法しかないのは仕方ありませんね。しかし、この原因をみていると他にも対処法がありそうだったのでご紹介しておきます。

　確かに、肩へのマッサージや、肩甲骨を動かすなどの運動ではこの原因は除去できないかもしれません。次の日にはまた肩がこっているでしょう。

　しかし、目を中心とした表情筋のリラックスを促すことでできますので、私どもも提供している小顔矯正や、小顔マッサージなども効果的なのではないかと思います。

　ここでは、自宅で簡単にできる目のズレからくる肩こりを解消してくれそうな方法を紹介した動画をはっておきますので参考になさって下さい。

まとめ

　確かに肩こりは、肩への直接的アプローチで『根本改善』することは少ないです。（もちろん意味はあります。）

　肩こりを改善する為には、姿勢を整える必要もありますし、長時間のデスクワークへの対処も必要です。

　今回は、また新たな事実を知った事で、より肩こり改善の為の案が増えたという意味ではすごく良い事だと思いました。

　是非、まずご自身の目のズレをチェックして頂き、対処してみて下さいね。