少し面倒な生活を取り入れ、運動不足を解消する方法
運動すれば痩せるというデータが取れつつあります。(参考エントリー:1週間で24キロ走ったら、食べ過ぎなのに1キロ痩せた件)
私は仕事前の約1時間をトレーニングタイムに当てていますが、仕事が終わる時間の遅い方や、朝の早い方、子育て中の方などは中々運動のためだけに時間が取れにくいのが実情ではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが『ちょっと面倒な生活』です。
『コンビニエンスストア』とは『便利な店』ですね。ある時期から我々の生活は極端に便利になっていきました。ちょっと面倒な生活を排除することこそが商品(ビジネス)になる時代があったのですね。今もその流れはなくなっていません。
しかしその流れに逆行することで、運動不足が解消できるならあなたはどちらを選びますか?もし、わざわざ運動する時間が取れないのであれば、ちょっと面倒な生活に戻ることも良いかもしれません。
NEAT(ニート)が運動不足を解消する!?
ニートと言いましても、NEET(Not in Education, Employment or Training:学生でもなく、仕事にもつかず、専門的技能を学んでいない人)ではありません。
ここで言うニートとは、NEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis:非運動性熱産生)のことです。
NEATとは、立ったり歩いたり、物を持ち上げたり、何げなく体を動かして消費するエネルギーの事を言います。特別な運動をせずとも、日常生活の中で使うカロリーのことですね。
このNEATを意識し、ちょっと不便な生活を送ることで、運動をせずとも運動不足を解消しダイエットにも繋がる可能性があるのです。
まずは下の表を御覧ください。
ストレッチ、ヨガを行って使うカロリーよりも散歩をしたり、子どもと遊ぶ方がカロリーをより消費しますし、階段を速く登ることがジョギング以上の運動量になっていることがわかります。
つまり、いちいち面倒な日常生活を送ることで、運動する以上の運動を行えるようになるのです。
面倒な日常生活を送るための三大原則
では、どのように面倒な生活を送れば運動不足を解消できるでしょうか。それには以下の様な三大原則があります。
それは図の通り、『立つ』『歩く』『昇降』です。
座ってする事を、わざわざ立って行う、車や自転車を使う代わりに歩く、エレベーターやエスカレーターを使う代わりに階段を使う。
時間の無駄はほとんどありませんが、身体はそれだけ元気になります。
私は、事務所での作業は立って行ったり、新聞や本を立って読んだりしています。トイレを自宅や会社でせず、コンビニまで歩いてするとかしたら相当な運動量になりそうですね。
皆さんも生活の中で、ここを工夫すればもっと運動量が増えるという点を検討してみてはいかがでしょうか。
その他、面倒な生活のアイデア
以下に、面倒な生活を行うためのアイデアを列挙します。
- リモコンを使わない
- 携帯を手の届く範囲に置かない
- テレビは立って見る
- トイレは別の階のトイレを選ぶ
- 買い物はまとめ買いせず、こまめに行く
- エレベーターは使わない
- 移動は徒歩で
これらの面倒な生活を今より1日10分増やすことで、糖尿病や心臓病、脳卒中、ガン、認知症の予防になると厚生労働省も呼びかけています。
このような面倒な生活のアイデアを取り入れ、日常生活に運動の要素を取り入れていきましょう。
まとめ
我々は本当にありがたいことに、とても便利な世の中で生きています。一昔前まではこんなに便利な生活は夢物語でした。あるいは今でも世界を見渡してみると、現代日本ほど便利な生活を送れる場所は本当に限られています。
我々は本当に恵まれています。
しかし、そのことで運動不足が起こっていることは事実です。厚生労働省の調査によると、1997年から2009年での1日の平均歩数は男女とも1000歩以上減っているそうです。
この内容を重く捉え、生活をもう少し面倒にしてみてはいかがでしょうか。あなたの健康生活をお祈りしています。
(図引用、参考:朝日新聞さん)
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