『“口呼吸”は万病のもと』というニュース分析してわかった3つの健康法
『美容の大敵で免疫疾患も…“口呼吸”は万病のもと』(Yahoo!ニュース)というニュースを目にしました。
要約すると、口とは消化器であり呼吸器ではない。(そもそも呼吸をする為に存在しているのではない。)鼻は優秀な加湿器兼空気清浄機であり、様々なウイルスの侵入を防ぎ、乾燥も防いでいる。鼻を通過しない呼吸は病気になりやすく、美容の大敵でもある。花粉症者はよく口呼吸しているが、口呼吸だから花粉症なんだというような事が書いていました。
このニュースからなぜ人は口呼吸になるのかなどを考えていたら、人が健康に過ごす為の考えがまとまったのでお知らせしたいと思います。
なぜ口呼吸になるのか
日本人の約半数が口呼吸をしており、小学生に至っては8割が口呼吸をしているとのことです。
その理由には様々なものがあり、授乳期の短さや、硬いものを食べない、おしゃぶりをすぐに取り上げるなどが言われていますが、姿勢の悪さも原因の1つではないかと考えました。
何故か?
鼻呼吸と口呼吸と比べると、MAXまで空気を吸い込む際のスピードが違うことに気付きます。極々僅かな差ではありますが、口呼吸の方が素早く沢山空気を吸い込めるのです。
私がどういう時に口呼吸になるかを検証したら、運動をした時など少し息が切れるシーンだということが分かりました。つまり、沢山の酸素を必要な場合に口呼吸になっています。
そして、日本人の大半の人は猫背であり、胸郭が縮こまっています。その為、一回呼吸量に制限があり、慢性的な酸欠状態になっているのです。慢性的に酸欠状態になると酸素をスピーディーに吸入するため口呼吸になるのではないかと考えました。
つまり、姿勢が悪いと口呼吸になりやすいのです。
口呼吸は万病の元は正しい
口呼吸が原因で起こる美容や健康への弊害も多数あるでしょう。先に挙げた記事以外にもこのようなまとめ記事がありました。
要約すると、しわやたるみの原因になったり、顔の歪みの原因になったり、喉や扁桃腺、歯茎の病気になりやすいとのコトでした。
さらに、私は『口呼吸』になっていることは『酸欠状態の合図』として捉えると、さらに万病の元と言えるのではないかと考えました。
姿勢が悪く、全身の酸欠状態が起こっているとするならば、その姿勢改善は非常に困難で、時間がかかります。当サロンにお越しのお客様の中にも慢性的な不良姿勢で酸欠状態になり、筋肉もかなり固まっています。
そのような状態に陥ると血流も悪くなり、代謝・免疫の低下に繋がり、多くの大病を患う可能性が高まります。
口呼吸をしている事は危険信号だと捉える事が大切でしょう。
鼻呼吸への矯正法
一般的に言われている口呼吸から鼻呼吸への矯正法は、顔の筋トレ、口を閉じて食べるなど言われています。もちろん正しいと思います。しかし、私は慢性的な酸欠状態を改善させる事も重要だと考えます。
慢性的な酸欠状態を改善させる為には以下の3つの事が重要になりますのでご紹介致します。
1.姿勢を改善する
不良姿勢の長期化が一番の酸欠の元です。今、姿勢を改善する事でその酸欠状態を悪化させずに、徐々に回復させることが出来ます。
既に酸欠状態になられている方は、整体などで歪みを矯正する必要があるでしょう。ご自身の呼吸が口中心か鼻中心か観察してみて下さい。
そうでない方は、猫背にならないよう注意しながら、良姿勢を心掛けて下さい。良姿勢がわからないという方は整体などで教えてもらっても良いですし、骨盤矯正クッションのp!ntoなら座るだけで良姿勢を教えてくれます。
2.毎日適度な運動をする
当サロンにおいても酸欠状態の改善が早いお客様は運動を毎日されています。それは筋肉内のミトコンドリアの活性に繋がるからです。酸欠状態になると優先順位の高い脳や臓器への酸素流入を優先し、筋肉への配分を減らします。
筋肉への配分が減ると、筋肉は硬くなり、筋肉の細胞にあるミトコンドリアが働かなくなります。するといくら整体で整え血流を良くしても簡単には復活しません。そのミトコンドリアは活性させるには少しキツめの有酸素運動が有効だと言われています。
それを週に1度やっていても無意味とまでは言いませんが効果は薄いです。毎日できる有酸素運動として、私は『ラジオ体操』をおススメしています。(参考:健康のためにラジオ体操を始めた方が良い3つの理由)
3.呼吸のトレーニングをする
慢性的な酸欠状態になっていると、胸郭の動きも小さくなり、1回呼吸量が少なくなります。1回呼吸量が少ないままでは酸欠状態を改善させるのが難しい為、わざわざ呼吸のトレーニングをする必要があります。
トレーニングと言っても難しくはありません。深呼吸をするだけです。鼻から吸って鼻から吐く。1回の呼吸に約1分くらいかけるつもりでゆっくり吸ってゆっくり吐きます。
可能であれば、手の動きも付け加えましょう。吸うと同時にグッと背伸びをしながら上に挙げ、吐きながらゆっくり下ろしてくるという動作です。ラジオ体操の深呼吸のような動きですね。
このトレーニングを1日数回取り入れる事で酸欠状態の改善が見込めるでしょう。
まとめ
『口呼吸』に着目し生活しているともう1つ気付いた事があります。お酒を多く飲んだ夜はイビキもかきますし、ヨダレも垂れやすくなります。これはアルコールの過剰摂取により、口元の筋肉がゆるみ口呼吸をしている合図です。
睡眠時無呼吸の方やイビキのひどさを指摘された事がある方は、口呼吸が改善するだけでもしかしたら治るかもしれません。
そして、その原因が姿勢かもしれないとするならば、普段の姿勢を改善する価値は十分にあるでしょう。
是非、ご自身の呼吸に着目してみて下さい。
今回ご紹介した対策法があなたの酸欠状態を解消し、健康的に生きるきっかけになることをお祈りしております。
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