“超高齢国家”から”高齢者だけ国家”への道を歩む我が国ニッポン
はじめに断っておきますが、この記事は高齢者に対する差別的な言及をするわけではなく、現代の若い層に対する警告の意味を込めています。
人口分布がキレイなピラミッドから崩れ始めて久しいですね。
今回は、そんな現代において『運動』という面で若い層と高齢層で本来あるべき形からの逆転現象が起きているというニュースをみたのでブログにまとめたいと思います。
人口ピラミッドの推移
面白い動画があったのでシェアします。
上の動画は、1930年〜2055年までの人口ピラミッドを現しています。過去から現在においては事実、現在から未来においては予測にて作られた動画でしょう。
しかし、この予測に関しては現在の平均寿命と出生数から算出したものに過ぎません。
現代人の生活習慣が今以上に乱れれば、この限りではないということです。
ちなみに2015年の予測は下の図です。
そして、2055年は下図。
※両画像とも国立社会保障・人口問題研究所のホームページよりお借りしています。
当たり前の話ですが、2055年時点で70歳代になる層が2015年時点では20歳代です。ちなみに私は2015年に33歳になりますので、2055年には83歳です。この表は現状の平均寿命や出生数からすると妥当な算出だと思われます。
しかし、この現状の平均寿命がこのまま50年後も当てはまるか?と言えば疑問に思うニュースが飛び込んできました。
現代の運動事情
現代人が運動不足である事実は皆さん周知の事実でしょう。当ブログでも運動不足についていくつか書いています。(参考:働く女性の運動不足解消法!日常生活に取り入れる3つの方法)
そして、現在高齢者の運動不足は解消され、運動機能も徐々に上がりつつあるというのです。
※画像はapitalさんからお借りしています。
そもそも、現在の70代の方々は戦時中に生まれ、戦後の混乱期を乗り越えてきた方々です。そもそも体力が強い方々なのです。高度成長期にはその成長の中心となり、働き詰めだったことでしょう。
その最中に、生活習慣が乱れ、脳卒中や癌になられる方も増えました。しかし、それを乗り切り、リタイアした人達が再び運動を始め、年々その体力が上がってきているそうです。
ジムへ通う方も増えており、なんとジム利用率で見ると、30代の2倍にもあたる方々が日々運動をされているそうです。
もちろん、忙しい現代人ですからジムを低規定に利用して運動をする時間は少ないかもしれません。
しかし、これには大きな問題がはらんでいるような気がしてなりません。
超高齢国家から高齢者だけ国家へ
恐らく高齢者という概念は今後、この国からなくなるのではないでしょうか?若い層が高齢層を支える仕組みでこの国の社会保障は成り立ってきました。
社会保障だけでなく、国の経済も若い層が支えています。
しかし、これからは元気な層が元気でない層を支える国家になるような気がします。というより、そうならなければこの国の破綻は免れられないのではないでしょうか?
30年後私は60歳を過ぎます。現在の60歳が90歳を迎えます。どちらか元気か?
当然60代が元気だ。とは言い切れないのではないでしょうか。
現在の国の状況、経済状況を考えると今後もどんどん出生率は下がり続け、元気な高齢者が増えれば平均寿命も上がるでしょう。
今の高齢者よりも、我々の方が間違いなく不健康な生活を送っています。
そのツケがまわってくるのは30年後、50年後です。
その時、この社会はどのようになってしまっているのでしょうか?私は心配でなりません。
まとめ
我々が個人の力で、出生率を上げる努力は難しいでしょう。
しかし、自分の健康寿命を伸ばす事は、自分の努力で可能かと思います。
間違いなく、今後高齢者が高齢者を支える時代がやってきます。
私たちが今できることは、支えられなくても、自分の事は自分でやっていけるだけの健康を保つ事ではないでしょうか?
食習慣、運動習慣、睡眠の質、性生活、余暇の過ごし方
この五つが健康を支えるポイントです。
まずはどれか1つから充実させてみてはいかがでしょうか?
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