親の貧困と子どもの肥満増加・運動能力低下・学力低下の関連について
先日ご来店されたお客様との会話の中で、この前子どもの運動会を見に行ってきた時に本当に肥満児が増えた事と、足の遅い子が多いという感想を持ったというお話を伺いました。
私も2児のパパですし、当サロンにもお子様をお連れのお客様も多くいらっしゃいますので、定期的に子育てに関する情報提供も行っております。
さて、肥満の件ですが、やはり増えているのが現状のようです。(参考:図 文部科学省「学校保健統計調査」 )
以前、子どもの学力と姿勢の関連についてブログを書きました。(参考エントリー:低学歴と高学歴を分けるのは『骨盤』だ!子どもが骨盤矯正を受けるべきたった1つの理由)そして、当然の事ですが子どもの姿勢の悪さと、運動能力の低下は関連しています。最近ではペットボトルのふたや缶のプルトップをあけられない子どもも出てきているのだとか。(参考:ペットボトルや缶のフタを開けられない子どもたち)ちなみに、ペットボトルのフタなら、3歳のうちの子でもあけられます。
また、親の年収と子どもの学力の関連についても目を背け難い事実なのかもしれません。(参考:「親の年収が高い子どもの学力は高い」と調査結果、これはどう考えたらいい?)
今回、子どもの肥満について色々調べていたら、どうやら親の年収と子どもの肥満・運動能力低下・学力低下に大きな関連があるのではないかと思ったのでその考察についてご紹介致します。
子どもの肥満の原因は親にある
肥満と食生活は切っても切れない関係にあるのは周知の事実であると思います。子どもは自ら食事の量や内容を決定できません。親が与えたものを食べ、太ります。
特にポテトチップスや清涼飲料水を多く摂取している子どもは特に肥満になりやすいです。この辺は大人も同じです。ちなみにポテトチップスなどスナック菓子は、食べ始めたら止まらない、身体に悪い食べ物であるということをわかっているにも関わらずそこにつけ込んで販売されている商品です。(参考文献:フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠)
また、そのような食習慣によるものだけではなく、遺伝的?要素もあるようです。
両親とも肥満 → 子どもの肥満発生率:80%
母親のみ肥満 → (同上) :70%
父親のみ肥満 → (同上) :30%
両親とも普通 → (同上) :10%
(子どもの肥満対策ガイドより)
特に母親が太っていると、子どもも太る確率は多いようですね。私はこれは遺伝ではなく、子は親の背中を見て育つ的意味合いだと解釈します。
どのような親の元に肥満の子どもが生まれるか
ここに親の年収が関連しているのではないか?と私は考えました。もちろん、年収で親の資質は決まりませんが、生活スタイルを決定するのに年収は大きな要素になっているのは当然です。
仮に無農薬のこだわった野菜を使おうと思ったら食費がかさみますし、子どもに安全なおやつを作ってあげようと思うと、母親の時間的余裕が必要となり、つまりはやはり年収に関係します。
子どもの活字離れ、読書時間が短くなっていることと学力低下は関連すると思われますが、子どもの活字離れは親の活字離れと関連しているそうです。(参考:子どもを読書好きにするための親の役割は? ~その2~)
そして、親の読書時間・読書量と年収するのだとか。(参考:読書をして年収を上げよう!年収を上げる本の読み方・選び方★)
子どもの為に時間を使える、お金を使えることで子どもはすくすく成長します。つまり、児童手当を子どもの為に使ってあげられる余裕が必要なのです。(参考エントリー:児童手当(旧子ども手当)で買ってあげたい!為になる物ベスト3)
対策
では、親が年収をあげれば良いという乱暴なことは言いたくありません。年収が多い、少ないに関係なく子どもはすくすく元気に育って行きます。ただ、親が年収にとらわれているだけだと思います。
あれは買えない、通わせてやれない、時間がない。色々理由はあると思いますが、子どもに興味を示すことは意識的に可能かと思います。
子どもが何を食べ、何をして遊び、どんな本に興味を持っているのか。おやつを与えておけば静かだからポテトチップスのジュースを手渡すという行為は到底子どもへの愛情をもった行動とは言えないのではないでしょうか。
私のような一般人が出来ることは子どもの為に愛を持って接することです。その意識だけで子どもの肥満・学力低下・運動能力低下は防げると思います。
そして、誰でもお金と時間をかけずに出来るのが、子どもの姿勢に気をつけてあげることです。子どもの姿勢と学力や運動能力は相関します。姿勢が良いほど、賢く・運動が出来る子に育ちます。(参考エントリー:幼児教育で力を入れるべき事は英語よりも姿勢だ!子どもの良姿勢が人生を豊かにする3つの理由)
まとめ
今回は肥満について調べることで、親の責任の重要性をひしひしと感じるに至りました。
子どもにとって親の影響は人生を左右するほどの影響です。
脳機能学者の苫米地氏は、親の枠から抜け出すことが自分自身の豊かな人生を作ることになると言われています。
私たち親は、子どもが私たちを越えなくても自己実現していけるようにしてあげることではないでしょうか?
是非、今一度子どもに目を向けてあげて下さいね。
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