肩こりの4つのタイプとその対処法
当サロンにご来店のお客様の『肩こり』率は100%です。症状の重さは違いますが全員『肩こり』をお持ちです。
もちろん骨盤矯正を受けたいと思われる方がですので、肩こり率100%はおかしいことではありません。しかしながら、街を歩く人々を見ていても大半が『肩こり』持ちです。
しかし、当サロンへお越しのお客様の約半数の方は『肩こり』の自覚がなく、私からの指摘や施術中の痛みで『肩こり』に気付かれるケースがあります。
今回、同じ『肩こり』でも自覚の有無があり、その自覚の有無の性格(ネアカーネクラ)が関係しているという考察が得られたので、肩こりを4つのタイプに分類し、そのタイプ事の対処法をまとめました。
肩こりとは
肩こりとは、何らかの原因により肩周囲の筋肉が過剰に緊張し、血流・リンパの流れが悪くなる事によって、筋肉の酸欠状態、また老廃物の貯留により筋肉が固くなり、そして場合によっては痛みを発する状態のことである。
この肩こりが原因で脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病になることもありうる。肩こりは万人が持つ症状ではあるものの、場合によっては非常に重篤な状態を招くリスクファクターでもある。
肩こりの有無
今回の記事は肩こりのタイプ別診断と対処法であるため、そもそも肩こりの無い方(恐らく日本人の5%以下だが)には不要の記事になってしまいます。
ですので、まずあなたに肩こりがあるかを見て頂きたいと思います。
鏡の前に立ち、ご自身の鎖骨に注目して下さい。
下の図1のように鎖骨が胸の中心から肩へ向かってまっすぐであれば肩こりなし。図2のように胸の中心から肩の方へ斜め上へ上がっていれば肩こりありです。
どうだったでしょうか?恐らくこの記事をお読みの肩は肩こりがあったかと思います。肩こりの対処法を知りたい方だと思うので当然ですね。
肩こりタイプ別診断
最初にお伝えした様に、肩こりには自覚のある人と無い人、そして、ネクラな人、ネアカな人でタイプが分かれるという考察が得られています。
まず下の図をご覧下さい。
縦軸が症状の自覚度合い(自覚有りー自覚無し)で、横軸が性格(ネアカーネクラ)です。
この2軸で見ると、4つのマトリックスが形成され、肩こりを4つの分類に分ける事が出来ます。
以下、この4つのタイプについてその特徴をまとめたいと思います。
ネアカ×自覚有り:姿勢原因型肩こり
このタイプは、自分の身体に目を向ける精神的余裕があり、肩の緊張度合いによって痛みを感じることもある。
肩の緊張がそれほど強くない場合はダルさ、重さなどで肩こりの自覚をしているタイプ。
原因と対処法はコチラ
ネアカ×自覚無し:無頓着型肩こり
肩の緊張があるにも関わらず、持ち前の天然的な明るさでそのような症状を全く気にしないタイプ。
このタイプは、肩こりに限らず様々な症状が気にならないため、大きな病気も深刻な状況になってからしか気付かない少し危険なタイプ。
原因と対処法はコチラ
ネクラ×自覚有り:心因型肩こり
何事に対しても、クヨクヨ、イライラ、セカセカなどネガティブな感情が先行し、その精神的なストレスを原因として肩の緊張を高め、こりを作っている。ただし、基本的に何事もネガティブにしてしまいたい特徴があり、身体の症状にも常に敏感に反応する。それがまた精神的なストレスを助長するという悪循環に陥っているタイプ。
原因と対処法はコチラ
ネクラ×自覚無し:精神不安定型肩こり
心因型肩こりよりも精神的ストレスが強い場合、自分の身体に関する状況に目を向ける余裕もなく、ただただ精神的に落ちている状態。この状態になるとすでに何らかの心身の疾患が発症しているケースが多く、肩こりよりもっと問題視すべき症状をかかえているタイプ。
原因と対処法はコチラ
肩こりタイプ別の原因と対処法
以上に肩こりを4つのタイプに分類しましたが、あなたはどのタイプだったでしょうか。
ご自身のタイプと照らし合わせながら、以下の原因と対処法をご確認下さい。
姿勢原因型肩こり
原因:いわゆる一般的に言われている肩こりです。
姿勢の悪さや、デスクワークなど一定以上同じ姿勢での作業が続いたり、ハードワークによってどこかを痛めることなどを原因とし、首・肩の筋肉に負担をかけることで筋肉が過剰に緊張しているタイプです。
対処法:姿勢の改善。特に猫背であるケースが非常に多いのでこちらの記事に紹介している猫背の対策を実行されることをオススメします。
姿勢が原因の場合、肩だけのストレッチやマッサージはその場しのぎの対処法であり、無駄ではないが根本解決には至りません。
猫背を改善し、姿勢よく、そして、程よく運動することが一番の解決策です。
無頓着型肩こり
原因:基本的には『姿勢原因型肩こり』と同じ原因です。
しかし、ネアカの度合いが『姿勢原因型肩こり』より高めである事が多い『無頓着型肩こり』は様々な精神的ストレスにも気付かないという特徴も強いです。
そのため、知らない間に何らかのストレスが忍び寄り肩の緊張を強めているケースもある。
対処法:そもそも気付いていないので対処のしようはない。
しかし、この記事を読んだ方は既にご自身の肩こりにお気付きのはずですから、原因である猫背の解消はこちらの記事をご参照ください。
気付かないストレスへの対処は姿勢の歪みを整えるのと同時に解消されるので心配はありません。
心因型肩こり
原因:出来事とネガティブな感情がセットになってしまっており、何らかの出来事が怒ると同時にネガティブスイッチが入ります。
スイッチが入ると、イライラ、セカセカ、クヨクヨと心も身体もネガティブモードに入ります。そのネガティブさがストレスとなり、肩の緊張を強めています。
対処法:出来事と感情を切り離す必要が有ります。色々方法はりますが、一般的なものは『一時停止』することを心掛けることです。
出来事が起こった時に同時にネガティブスイッチを押すのではなく、一呼吸おき、この出来事は自分の人生において本当にネガティブな出来事なのか?1年後もこの出来事を引きずるような、そんな事態なのか?一時停止して考えるとそうでもないようなたわいもない事が大半です。
そのような一時停止を行う余裕を身につける事が、『心因型肩こり』を解決する最短距離となります。
精神不安定型肩こり
原因:うつや各種神経症、精神疾患が原因で極度の精神的ストレスを感じ肩の緊張が増している状態。
対処法:恐らくこのカテゴリーに属する方はこの記事を読む余裕もないと思われます。
ですのでこの記事を読んだご家族やご友人が対処の手伝いをしてあげて欲しいと思います。
有能なセラピストのもとへご相談へ行かれる事をお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか?あなたはどのタイプの肩こりでしたか?
肩こりは肩周囲の過緊張が原因で起こっていますが、肩周囲の過緊張が起こる原因は性格別に分けられます。
あなたの心と身体の状態をゆっくりと顧みて、今自分がどのような状態にあり、どのような対処をすれば肩こりから解消され、より健康で、より美しい状態を手に入れて下さいね。
『肩こり』は誰しもがもつ症状です。しかし、近年日本の死因の7割が生活習慣病かそれに起因する死となっています。
当たり前に生きていれば、何らかの生活習慣病関連死をしてしますのです。
『肩こり』は誰にもあるありふれた症状ですが、その当たり前の死に方が生活習慣病関連死です。
ご自身の状態をしっかり見極め、それに合った対策をすることが、健康に長生きする秘訣です。
是非今日から実践してみて下さいね。
看護師さん応援キャンペーン
最大67%割引実施中!
関連記事