花粉症治療薬(抗ヒスタミン薬)の残念な副作用を回避する薬の選び方
もうそろそろ花粉症の症状に悩まされている方も出てきているのではないでしょうか。
今年は西低東高と言われ、大阪在住の私は症状がマシになるのかな?なんて一瞬だけ思いましたが、多くの花粉症者がご存知かとは思いますが、「今年は多い」とか「今年は少ない」とか、年々色々な情報がばら撒かれるものの症状に大きく変化が無いことを既に経験しているでしょう。
ええ、花粉症者は花粉の多い、少ないに関わらず辛い思いを数ヶ月にわたって強いられるのです。
そして、その花粉症者は常に花粉情報に目を光らせ、花粉を体内に入れない対策をし、花粉症対策を何ヶ月も前から行うのですが、やはりメインとなるのは抗ヒスタミン薬の利用ではないでしょうか。
今回は、その抗ヒスタミン薬による効果と残念な副作用についてお伝えしたいと思います。
花粉症治療
昔から花粉症治療の主たる方法は薬物治療です。治療と言っても薬物の働きは花粉症による症状を抑えるものであり、花粉症を根治するものではありません。
主たる薬物は以下の通り。
- ケミカルメディエーター
- 抗ヒスタミン薬(第1世代)
- 抗ヒスタミン薬(第2世代)
- 抗ロイコトリエン薬
- 抗トロンボキサン薬
- ステロイド薬(経口用)
- 点鼻用血管収縮薬
それぞれ特徴はあるものの、全て対症療法(症状を抑えたり、緩和したりするための療法)の為の薬物で、その中でも抗ヒスタミン薬を処方されているケースが多いようです。
第一世代の抗ヒスタミン薬は、抗アセチルコリン作用があり、眠気・口渇・便秘などの副反応が強く現れる薬で、第二世代の抗ヒスタミン薬は抗アレルギー薬とも呼ばれ、眠気は第一世代よりも弱く、ヒスタミンをブロックする以外にケミカルメディエーター遊離阻害作用(脂肪細胞からヒスタミンが遊離し症状を出すのを抑える作用)もあります。
その中でも皆さんご存知の「アレグラ」は眠気が起きにくいと言われています。(下図参照)
(引用元:管理薬剤師.comさん)
これら抗ヒスタミン薬を処方される際に注意すべき点は眠気などの第1世代時に問題となっていた副反応ではありません。実はダイエット中に方は特に気にすべき副反応があるようなのです。
抗ヒスタミン薬の副作用
多くの方が服用されている眠くならずとも、花粉症症状を軽減させてくれる抗ヒスタミン薬ですが、この抗ヒスタミン薬に残念な副反応があることが判明しました。
何と、食欲増進…。ダイエット中の方にとっては残念な副反応がございます。
それは『食欲増進作用』なのだと。カロリー過摂取になる恐れがあるのですね。
発生率はごく僅かですが、一定割合でその食欲が増進してしまう可能性があります。ですから、その可能性を排除したい方は食欲増進しない抗ヒスタミン薬を選ぶ必要があるわけです。
食欲増進が起こりうる可能性のある薬のその割合は以下の通り。
一番有名で、且つ眠気も少ないアレグラは食欲増進の副反応もないようです。
一般的なお医者様はアレグラを処方する可能性が高いですが、マニアックなお医者様は別のお薬を処方されるケースもあると思いますので上記表を参考に処方薬を選んでもらってくださいね。
まとめ
薬も色々種類があり、同じ作用の薬でも若干副反応が違ったりします。
また、その作用の特徴にも色々あり、人によって合う、合わないもあるでしょう。
あなたにとってベストなお薬に出会えることを願っています。
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