スマホ依存で健康に懸念も?IT断食で依存脱却
あなたは街で『歩きスマホ』と出くわしたことはないでしょうか?もしかしたらあなたもされているかもしれません。あろうことか、電車のホームで歩きスマホをしていて事故に合う、あるいは事故を起こすケースがあるようです。
また、電車の中でスマホを見ている人がどれだけいるか数えたことはあるでしょうか。時間帯にもよるでしょうが座っている人も、断っている人も大体8割位の人がスマホを見ています。
子育て中のママが、子どもを抱っこしながらもスマホを見ていることも多々あるでしょう。このように、我々の『スキマ時間』は完全にスマホに支配されつつあります。
『「中高生のネット依存者が推計52万人」から見るカラダへの4つの弊害』『俯き(うつむき)の姿勢が肩こりを作る理由について』でも書いているようにスマホ依存は身体に悪影響を与えていますし、依存症者を続出させています。
今回はこのスマホ依存に対して、IT断食にて対策してみてはいかがという提案をしたいと思います。
スマホやめますか?信州大やめますか?
ネット上では様々な論争があるようですが、信州大学学長のおっしゃられた言葉を全文読むと至極まっとうなことを言われています。
一部引用しますね。
子供の頃をちょっと思い出して下さい。子供の頃は、例えば、夏休みがゆっくり過ぎていたと感じませんか。大人になると、忙しさで、時間は走馬灯のように速く過ぎていきます。脳科学者のDavid Eagleman(デイウィッド イーグルマン)さんは「記憶が詳細なほど、その瞬間は長く感じられる。しかし、周りの世界が見慣れたものになってくると、脳が取り込む情報量は少なくて済み、時間が速く過ぎ去っていくように感じられる」と言っています。
自分の時間を有効に使うために、自力で時の流れを遅くする必要があります。
そのために五つの方策が提案されていることは良く知られています。
- 学び続けること。新しい経験が得られて、時間感覚がゆっくりとなる。
- 新しい場所を訪ねる。定期的に新しい環境に脳をさらす。
- 新しい人に会う。他人とのコミュニケーションは脳を刺激する。
- 新しいことを始める。新しい活動への挑戦。
- 感動を多くする。
中略
皆様はどうでしょうか。残念なことですが、昨今、この信州でもモノやサービスが溢れ始めました。その代表例は、携帯電話です。アニメやゲームなどいくらでも無為に時間を潰せる機会が増えています。スマホ依存症は知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません。スマホの「見慣れた世界」にいると、脳の取り込み情報は低下し、時間が速く過ぎ去ってしまいます。
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」 スイッチを切って、本を読みましょう。友達と話をしましょう。そして、自分で考えることを習慣づけましょう。自分の持つ知識を総動員して、ものごとを根本から考え、全力で行動することが、独創性豊かな信大生を育てます。
信州大は独創性が高いと評価されているが、現状スマホにその独創性を育む大切な時間が阻害されている可能性があるということをおっしゃっています。
脳を活性化させるためにスマホで潰すスキマ時間にもっと有意義な活動をしませんか?という提案なのです。
「スマホやめますか、それとも信州大やめますか?と迫った!」という表現をしてセンセーショナに報道したマスコミの問題であり、信州大の学長はすごく良いことを言っておられると思います。
これこそIT断食という考え方だと思ったのでご紹介させていただきました。
IT断食という考え方
先日の朝日新聞で『IT断食のススメ』という記事が紹介されていました。高校の先生が、生徒に対して夏休み中1日だけスマホやパソコン、携帯音楽プレーヤーなどを使用しない日を作るという宿題を出したようです。
断食前は自分がスマホ依存だと認識していた生徒は全体の4割だったのに、断食後は8割にも登ったそうです。そして、感じたことが直接のコミュニケーションが増えたことなのだそうです。
もしあなたが今依存していないと感じているなら1日で良いので断食してみてください。大丈夫、きっと依存していますから。笑
そしてあなたがもし依存していると感じているなら、まずはスマホを触る時間を限定してみてください。
その人生がいかに豊かで、充実しているかに気付くことでしょう。
まとめ
スマホが悪なわけではありません。悪であればここまで普及しなかったでしょう。
しかし、ある程度制限されるべきものであると考えます。
食事の断食も食べ過ぎによる健康被害を解消するために行います。スマホも同じです。IT断食でスマホ依存を脱却し健康的で健全な生活を取り戻しませんか?
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