本当に女性の深酒は脳卒中のリスクが高まるのか?その検証結果とオススメの飲み方4選
私の周囲には、お酒大好きな私と同等に酒を飲み合えるお姉様が数名います。
また、お客様には昼から飲んだくれている方もいらっしゃいます。
私自身、昼からのむお酒も大好きですし、訳が分からなくなるまで飲むのも大好きです。しかし以下の様なニュースが飛び込んできました。
女性の深酒は「脳卒中のリスク高まる」 阪大など研究チーム発表
この件について、私なりに検証したのでご報告したいと思います。
今回の研究結果について
1日あたりの飲酒量で、ビール大瓶1~2本、または日本酒を1~2合飲むという女性は、お酒を時々しか飲まない女性に比べ、脳卒中になるリスクが1.55倍高くなることが判明した。
さらに、ビール大瓶2本以上など、飲酒量が増えると、脳卒中のリスクは2.3倍にまで高くなることがわかった。
以上、今回発表されたニュースより抜粋しました。
ようするに飲めば脳卒中のリスクが高まるということです。
この研究への疑問
お酒の適量は人それぞれ違います。肝臓のアルコール処理能力しかり、睡眠時間や入眠時間にも左右されます。また、飲むお酒の種類によっても違うでしょう。ウイスキーや焼酎などの蒸留酒は糖質が含まれませんので太りにくいお酒です。反対に日本酒やビールは糖質を多く含みますので太りやすいとされています。
また、お酒によって、お供のおつまみも変わるでしょう。ビールにはカロリー高めのこってりした料理が合いますよね。今回の研究ではお酒を毎日飲む人の食生活については言及されていません。
ワインにはポリフェノールが多く含まれ抗酸化作用が強く、上質なワインは多少飲み過ぎても全く二日酔いしません。フレンチパラドックスという言葉があるように、フランス人の心臓病の少なさがワインのポリフェノールの人体への有用性を物語っています。
このように飲むお酒の種類、個人個人の適量、食事などを加味していないことがこの研究が一概に一般化出来ない点だと考えます。
脳卒中の起こるリスク
脳卒中とは、大きく脳出血と脳梗塞に分けられます。脳出血は脳内の血管が破け出血すること、脳梗塞は血管が血栓などで詰まることです。
これらの原因は動脈硬化であるとされています。動脈が固くなり、傷つきやすくなる。修復のためにコレステロールが付着し血流が悪くなる。そこに別の所に付着していた血栓が流れてきたら脳梗塞になりますし、血流が悪くなった事で血圧が上がり、修復されていない部分の動脈に負担がかかりすぎて出血に至れば脳出血です。
では、動脈硬化はなぜ起こるのでしょう。
簡単に原因を述べると、老化と栄養不足です。
血管の老化とは、皮膚にシワが増えたり、筋力が衰えたりするのと同様です。血管も筋肉で出来ていますから老化により衰え、固くなります。
栄養不足は、血管を構成する細胞に十分な栄養が行き渡っていないことが原因で起こります。食生活の悪さ、運動不足、睡眠の質の低さ、性生活の不活、姿勢の悪さ、呼吸の浅さなどが原因です。
これらをまとめると血流が悪くなる事で動脈硬化は発生し、血流が正常だと発生しにくいのです。
その他リスクとして挙げられる、糖尿は血液の栄養の異常で、血流も悪くなります。ストレスは血液の成分に異常をきたしますし、喫煙も血流を悪くする事が分かっています。
では、飲酒はどうか。
適度な飲酒であれば血流は良くなります。
今回発表された研究結果への私見
結論から申し上げますと、毎日ベロベロになるまで飲まなければ(二日酔いの残らないレベル、胃がムカムカしないレベル、睡眠が浅くならないレベル)脳卒中のリスクが高まる事はないと考えます。
肝臓への負担が大きくなれば、血液浄化の働きがある肝臓の機能低下が起こるので血流が悪くなり、脳卒中のリスクは高まります。
しかし、適量(個人によって違う)であれば、脳卒中を予防する効果もあると考えます。
注意すべき点は、お酒の種類と飲む際のおつまみでしょう。野菜中心、カロリーOFF、糖質OFFを心掛ければ、ストレス発散効果もあるお酒を利用する事は好ましいと考えます。
お酒を飲む際のオススメコンビネーション
以下に身体に気を使ったお酒と、その際のおつまみをご紹介します。
1.焼酎と和の野菜
焼酎には、やはり和のお野菜がよく合います。
ほうれん草や青菜の水煮、あるいはおひたしなどが良く合うでしょう。
また、紅白なますなども個人的には大好きですし、大根のたいたんなどもヘルシーで良く合います。
2.ウイスキー(ハイボール)とアヒージョ
最近、私の周囲のお姉様方はアヒージョ専用の鍋を相次いで購入されています。
オリーブオイルは動物性のオイルで比較的ヘルシーですし、ニンニクは代謝アップの働きがあります。
具材もキノコやカキなどでカロリーを気にする事もありません。舞茸などを利用するとさらに代謝アップ効果も期待でき良いですね。
3.ビールと枝豆(あるいは冷奴)
どうしてもビールが飲みたい時は枝豆(あるいは冷奴)あたりが良いでしょう。ビールは糖質もプリン体値も高く、あまりオススメはしませんが、どうしても飲みたい時はありますよね。
そういう時は是非枝豆や冷奴などヘルシーなメニューにお供させると良いでしょう。
4.万能なおつまみはお鍋
これからどんどん冷えてきます。そうなると嬉しいのがお鍋料理ですね。
出汁は市販のモノではなく、昆布や鰹からとり、野菜中心のお鍋は身体にも良いです。
ショウガや、唐辛子などを利用するとさらに代謝が上がります。
これからの季節にはオススメですね。
まとめ
あくまで個人的見解を展開しましたのでそれぞれお酒を飲まれる方の個人の判断で飲んで頂きたいとは思いますが、少なくとも今回の研究結果には色々不備があるとは思います。
お酒を飲む事で抱えているストレスが発散されるのであれば、よっぽどその方が健康的です。
しかし、お酒のお供になるおつまみの内容は検討の余地ありです。あなたの身体が喜ぶ素材を、お酒にあう形で調理してあげることがベストでしょう。
飲んだら乗るな。飲んでも飲まれるな。
良識のある飲酒ライフをお楽しみ頂ければ幸いです。
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