熱中症は冷やすのが鉄則!某整体法を信用しないでください
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
どうやら、今年は尋常じゃない暑さのようです。休み明けの私も身体がだるい…。外出も億劫になるレベルですね。で、そんな矢先さらに暑くなるニュースも流れてきておりました。
総務省消防庁は4日、7月27日~8月2日の1週間、全国で1万1672人(速報値)が熱中症で搬送され、25人が死亡したと発表した。1週間の搬送数は2008年の統計開始以降、最多となった。(参考:熱中症死者、先週25人 搬送は最多1万1672人 apitalさん)
どこかの拘置所でも死人が出たとのニュースもありました。本当に注意が必要です。
今年の夏は特に暑いと当ブログでも指摘しておりました。(参考エントリー:例年よりも暑い2015年の夏!熱中症から身を守る豆知識)
厚生労働省からも毎日のように注意喚起ツイートが流れてきております。
【熱中症を予防しよう】 予防には、暑さを避けてこまめな水分補給を。室内では、扇風機やエアコンで温度調節。外出時はまめに休憩、日傘や帽子の使用し、保冷剤、冷たいタオルなどで体を冷やすのが効果的です。#熱中症 詳しくはこちら→ http://t.co/kYa9CNl6aK
— 厚生労働省 (@MHLWitter) August 4, 2015
- 暑さを避ける
- こまめな水分補給
- 扇風機やエアコンによる温度調節
- 外出時のこまめな休憩
- 日傘や帽子の利用
- 身体を冷やす
当たり前ですが、ご注意ください。また、夏の飲酒時も危険が伴いますので、合わせてご注意ください。(参考エントリー:昼間から飲む人は脱水症状による熱中症に要注意!)
と、まぁここまでは当たり前の話だけですが、どうやらこれに意を唱える方がいらっしゃって、標準医療(上に挙げたような標準的な熱中症対策)に文句をつけている方がいらっしゃったので焦って、このエントリーを書いております。
情報の取捨選択は慎重に行ってください。
身体を冷やすのはダメ!絶対!
身体を冷やすために、首に凍りタオルっての、野口整体的にはNGです。直ちに影響はないのですが。アイスノンを枕もヤメテ。首から後頭部は脳にいく大事な血が流れるとこです。悪影響が出るの「今」じゃない分タチが悪い。冷やして良いにはてっぺんね。河童のお皿部分だけです。若いひとへ。(原文ママ)
このツイートに対して、先日少々ゴタゴタがあったようです。
本人の意図としては、熱中症の時の話をしているわけではない…とのことでしたが、詳細は不明です。
身体は温かく保つことは基本的には良いことです。ですが、もちろん例外もあります。
熱中症の時などは当然冷やす方が良いに決まっていますし、捻挫の直後に炎症を抑えるためにも冷やした方が良いでしょう。
野球のピッチャーが投球後アイシングしたり、デッドボールを食らった選手が当たった部位を冷やすのも、炎症を抑えるためです。
つまり、一概に温めた方がいい、冷やした方が良いというわけではなく、時と場合によるのです。
野口整体が良いとか悪いとかではなく…
野口整体は、日本における整体の始まりのような整体法です。
ですが、その背景に科学的根拠はありません。科学的根拠はありませんが、野口整体を受けて悪くなったという話もほとんど聞きませんので害はないと思っています。(害がないと聞いたことがないのは私の話です。)
その反対にカイロプラクティックでは、害があるというケースもありますので、私はオススメしていません。(参考エントリー:カイロプラクティックの効果と危険性を天秤にかけた結果…)
科学的根拠ない整体において、「その効果の大半はプラセボ効果を否定できない」という内容であって、体感的に効果を感じている人はいるのが実際ですので、受けるかどうかはその人の判断ということになります。
ずんずん運動を提唱していたNPO団体代表が、被害をおこして逮捕されたというのも記憶に新しいかと思います。
切羽詰まっている人ほど、こういう情報の取捨選択ができない場合があります。
熱中症になっている子どもに対して、「冷やしたらダメ」って言われたから…。と温めてしまっては手遅れです。
整体が良いとか、悪いとかじゃなく、情報の取捨選択はしっかりご自身の「より確かな情報源」を元に行うことをおすすめします。
まとめ
私のブログもより確かな情報源を元に構成しています。
しかし、現在の医療系文献は年間200万件以上あり、その25%が2年以内に、15%が1年、そしてなんと7%が発表時点で、既にその結論が覆されているという現実があります。
ですから、これは信頼できそう!と思っても、2年以内に覆される可能性はとても高いものなのです。
私は出来る限り沢山の、より信頼性の高い情報を常に収集するようにしておりますが、嘘もあるかもしれません。
ですが、より正確な情報をベースに選択していけば、熱中症の時に身体を冷やすという当たり前の対応には行き着くはずです。
情報とは時と場合によって変わるものであることを知り、正しい選択ができるよう心がけておいてくださいね。
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