人間が生きていれば必ずガンになってしまう理由とは?
私は生きていれば人間は必ずガンになると考えています。それはタバコを常に吸っているとかいないとかに関わらずです。
タバコはガンになる確率を高めるものとして周知のものだと思います。健康に長生きしたければ吸わない方が良いでしょう。ガンの疫学者もそのように言っています。
しかし、私たちは発がん性物質かもしれない未知のものを常に食べていることをご存知でしょうか?
私達が普段食べている食事には知られていないだけで多くの発ガン性物質もしくは体内で発ガン性物質に変化する成分を含んだものを食べているからです。
今回はこの件について具体的にご説明します。
ガンの疫学者はタバコの以上に普通の食事が危険としている
上の図は当ブログでも何度か引用した、ガンの原因となるものの疫学者と主婦の認識の違いを表した図です。
疫学者は食品添加物や農薬の心配はほとんどしていません。理由は、日本の制度において使用されている食品添加物の量や農薬の量は問題の無いレベルだからです。
日本産食物の農薬に関しては卸売市場にて農薬が検出されたらその農家とは取引停止になるそうです。だから、出荷2週間前からは断農薬期間を経て出荷されると卸売市場の見学に行った時に教えてもらいました。(※海外産は市場が検査するのではなく、税関が検査だから市場経由より少し甘いとも言われてました。)
それに比べて普通の食事が危険とはどういうことか?
それは普通に売られている食品にも発がん性物質が(すぐにどうにかなるレベルではない量)含まれていて、食べ過ぎると危険というものから、まだ解明されていない未知の成分が含まれているという危険性があるからです。
これはオーガニックだから安全などというレベルではありません。例えば野菜は害虫から身を守るため毒性の成分を持っていたりします。『この毒素が人体に影響していない』という研究結果などはありません。
毎月のように〇〇に良い食品が紹介される理由
当ブログでも〇〇に良い食品などを紹介したりすることも有ります。しかし、なぜ毎回毎回そのようなネタが出てくるのでしょうか。
それだけ食材に関する研究が深まっているのだと思います。しかし、メリットの裏に隠れたデメリットについての記述はありません。
例えばキャベツには発ガン性物質が含まれている!と分かっても、そのリスクと比べてキャベツから得られるメリット(甘くて美味しい野菜、生でも炒めても煮込んでも大丈夫、食物繊維が豊富)が大きければキャベツを食べるでしょう。
つまり、私達が普段食べているものには常に『リスク』も共に食べているということです。
暴露マージン「MOE」という指標
しかしメチャメチャリスクの高い食材を食べたくないですよね。
そこで世界保健機構ではMOEという指標を用いて食品の安全基準を作っています。(参考:食品中の遺伝毒性発がん物質に対する暴露マージン(Margin of Exposure:MOE)アプローチの適用)
日本の食品安全委員会でも導入されている考え方です。(参考:リスク評価における暴露幅MOE法の利用)
毎日新聞さんの『医療ピックアップ:発がんリスク新指標「MOE」』にわかりやすく解説されているので参考になさってください。
この指標によってリスクが高い(かもしれない)食べ物が分類されつつあります。この指標においてアルコールや珈琲、ポテトチップスやフライドポテトなどはリスクが高いかもしれないとされています。
このような指標によって研究はススメられているとはいえ、完全なる安全などこの世に存在しないということだけご理解頂ければと思います。
まとめ
今回の情報は1990年にAmes BN博士が『Dietary pesticides (99.99% all natural):直訳すると食事中の農薬作用を持つ物質(99%が天然)』にて発表されています。
食事中にはリスクも確かに混在しているという証明です。
私達は食事しなければ生きていけないのです。しかし、私達は常にリスクと共に生きているという事を覚えておかなければなりません。
ガンは極力避けたいですが、このような状況では長生きすればするほどガンにかかるリスクは高まります。
ガンになる前提で生活の質を高める予防をしていかなければいけないということです。保険に加入するなどもそうでしょう。今一度自分がガンになるという前提で人生設計してみてはいかがでしょうか。
あ、だからといって無駄なリスク(喫煙や過度の飲酒)は避けるに越したことはないですからね〜。
参考文献
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