榎木孝明さんの実践した不食ってどうなの?に対する考察
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。
先日テレビを見ていたら榎木孝明さんという俳優さんが朝のニュース番組に出ていらっしゃいました。今まで何度かドラマなどで見た事はありましたがお名前は今回初めて知りました。笑
で、朝のニュース番組に出るような事したのかな?と見ていると30日間水だけで生活したのだとか。それを「不食」と言うそうです。
不食とは、断食とも最近流行りのファスティングとも違うそうです。
私は3日、5日のプチ断食を経験した事があります。(参考エントリー:プチ断食マニュアル〜3日間の断食後に得た3つの事とその方法〜)
その時は変わった気がしましたし、榎木さんがおっしゃっている通り空腹感はあまり感じないってのは納得できます。3日目までは激しい空腹感を感じますが、それ以降はあまり感じません。
でも、30日間も不食ってどうなの?という疑問は拭い去れません。
ってことで、私自身試したいとも思わないので体験談は語れませんが、調べた限りでその疑問にお答えしたいと思います。
不食という概念
そもそも不食ってどこから生まれたのでしょう。聞いた事無い人の方が多いのではないでしょうか。
調べてみると1冊の書籍が出て参りました。
おぉ、マジか…。
読みましたよ。読みましたとも。世界の食料問題が救えるかもしれないこの概念を…。
で、この紹介されている人の中でも「とある人」の師匠にあたる人がおっしゃっていた言葉がこれです。
飽食していては、食べ物のほんとうのありがたみはわかりません。半日断食や本断食をして飢えると、たった一杯のおかゆでも、たとえようのないくらいおいしいと感じられます。
味覚が研ぎ澄まされて、お米の本来ののうまさに気づくからです。すると、食べ物に対する感謝の念が自然にわいてきます。
これは非常に大事なことです。飢えるという体験をしていないと、食べ物にたいして感謝の気持ちなど、まったく起こりません。飢えたあとは、食べ物に対する姿勢そのものが変わります。
感謝合掌していただこうという気持ちが出てくるはずです。ですから、大人ばかりでなく、小さな子供たちにも、飢えるという体験をさせる必要があります。
私個人について申し上げれば、朝飯を抜いてからちょうど50年、一日一食になって20年、まだ不完全ですが生菜食に入ってから約10年になります。毎朝4時に起きて、飲み物は水と柿の葉茶で、食事をとるのは夜の8時です。
生の発芽玄米と生野菜、それと豆腐か生大豆で一日に約800~950キロカロリーです。これは現代の栄養学では考えられないことだと思います。私は現在76歳ですが、おかげさまで元気に働いています。
半日断食すると、自分が健康になるというだけでなく、人類が生き残れる秘訣でもあります。朝食一食をお金に換算すると、平均352円かかります。一億人が朝食を抜けば、352億円、これを一年続ければ13兆円ものお金が浮く計算になります。
しかも、健康になりますので、医療費は半分ですむでしょう。現在日本人の一年間の医療費は30兆円です。
これが半分で済めば15兆円で、朝飯分の13兆円と合せて、28兆円ものお金が浮くことになります。これを福祉にまわせば、どれだれ豊かな国となることでしょうか。
食料問題も解決します。例えば、牛は体重を1頭増やすのに8トンのトウモロコシが必要です。現在、60億の世界人口ですが、100億となる日もそう遠くはありません。その時、食べる肉はどこにあるでしょうか。
肉食を止めない限り、いくら穀物を増産しても間に合いません。この大問題を救うのが小食です。主食の米は、白米を玄米にすれば2合が1合で済みます。
タンパク質は大豆など植物からとれます。野菜は生で食べれば、ガスや電気の燃料もいりません。生野菜はエネルギー節約の王者なのです。
今必要なのは、般若心経を確り読むことです。最後に、小食は「いのち」を無駄に殺生しないという愛と慈悲の具現であり、これを実行するものに天は健やかに生きる幸せを与えたもうことです。
さすが師匠です。私自身、同意できるところも沢山あります。
が、『あきまへん!』って言いたいところの方が多いです。苦笑
食事を断つと、味の無いお粥が美味しく感じます。感謝の気持ちが湧くってのも経験しました。(ですが、これは空腹を感じている証拠です。味覚が研ぎすまされているかどうかは私の経験からは分りません。)
まぁ、それはさて置き納得できない…というか事実に反するのがこれ。
食料問題も解決します。例えば、牛は体重を1頭増やすのに8トンのトウモロコシが必要です。現在、60億の世界人口ですが、100億となる日もそう遠くはありません。その時、食べる肉はどこにあるでしょうか。
肉食を止めない限り、いくら穀物を増産しても間に合いません。この大問題を救うのが小食です。主食の米は、白米を玄米にすれば2合が1合で済みます。
そもそも論ですが、不食で生き続けられるなら飢餓は生まれません。そして不食の末、飢餓で亡くなった人もいるようです。(参考:不食を実践し、太陽光のみで生きようとしたスイス人女性が餓死)
私はそもそもエビデンスに基づかないヨガとか、疑似医療が大嫌いですから、こういうニュースも悲しい事故ってより、バカじゃない?って思うタイプです。(※不謹慎なのは百も承知です。)
そして、もっと突っ込みますとアメリカやEU圏、日本といった飽食圏の人達がカロリーを抑えれば飢餓は無くなるのでしょうか。答えはNOです。その根拠となるお話もあります。
国連世界食糧農業機構(FAO)が1996年に算定したところによると、世界の全ての人に一日平均2700カロリー(成人が必要と考ええられる最低の2100カロリーよりも多い)を供給するに十分な食糧が生産されている。人は一日90グラム以上の肉を必要としないと専門家は言うが、平均して現在の食肉消費量はそれ以上である。適切に配分と消費がなされれば、現在の食糧生産能力で全ての人を十分まかなえると見られている。(引用元:一人ひとりが声をあげて平和を創る)
これは1996年の話ではありますが、同サイト内で90億人でも対応できると指摘されています。
つまり、生産量の問題ではなく『分配』や『輸送』の問題であることがわかります。
我々日本人は「すみません、今日は売り切れました!」って言われてイラっとする民族です。何故ならあるのが当たり前だからです。今日は売り切れましたってのは健全な仕入れをしている結果なのにも関わらず…。現状、廃棄前提で仕入れている飲食店が多いのです。
また、他にも問題はあります。
無償で食料を提供しょうにも安全なルートが確保されていないのです。そう、紛争や国交の問題で輸送したくてもできないという問題が多々あります。
今ではイスラム国支配地域を通ってまで食料支援しようなんて国はないでしょう。
つまり、食料問題は生産や消費量の問題ではなく、輸送の問題なのです。いかに、確実に分配できるか?いかに安全に輸送できるか?これが現在の食料問題のテーマではないかと私は思っています。
で、榎木さんはどうなの?
ニュースサイトの文章を見る限り健康そうですが、写真を見る限り不健康そうです。
そもそも80キロも蓄えていた方ですから、30日間の不食は大丈夫でしょう。戦時中であれば普通にあった話だと思います。
今後どうなるか?もしかしたらこの不食が原因で寿命が縮まるなんてこともあるかもしれません。ですが何を言っても予測の範疇です。来年亡くなられたら因果関係が予想されますが、それ以降になるともはやわかりません。
ですが、榎木さんについて書かれた記事の一つに面白いものを1つ見つけました。
それが『水だけで1か月間……榎木孝明さんの「不食」 医学的には問題ないの?』です。
記事の中にドイツの論文からの引用という事で面白い一節がありました。
「断食の大きな効果として、生活習慣の改善のきっかけとなることが挙げられる。おそらく断食を行ったことが後押しとなり、その後も、健康的な食生活を続けようという意識が芽生えるのだ」
これには大納得です。私が断食やら糖質制限やら色々体験して感じたのもこれです。
そもそも、私たちは食べ過ぎなのだと…。
まとめ
私は食べなくても生きていけるなら一生食事などせずに生きたいと思います。何故なら食事を摂取するから人はガンになると考えているからです。(ガンが悪いっていうわけではなく、ガンになったらお金とか色々面倒だということです。)
しかしながら我々は光合成では生きられません。食事を必要としています。ですから、最低限の食事は必要でしょう。1日1食でも2食でも良いですが、あなたにとって本当に必要なカロリーは、現状より少ない場合が多いというのは認識しておくべきかと思います。
ですが、ある程度のカロリーは必要です。最低限のカロリー摂取だけしていてもガンになる人はいるだろうし、ならない人もいるだろうと思います。ですが、暴飲暴食をむさぼる人より、最低限のカロリー摂取で抑えている人の方がガン罹患率は低いのではないかと考えます。
デブの人は30日くらい不食しても大丈夫だと思いますよ。やっても良いけど、リバウンド気をつけて下さいねって感じです。苦笑
でもね。私は思います。
沢山食べても、太らない位運動している日常を過ごしている人が一番健康なんじゃないかな…と。
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