マンモグラフィだけでは不十分!エコー検査併用の重要性
こんにちは。骨盤矯正専門店癒し家の「なかの」です。
最近、北斗晶さんが乳がんを公表された事もあり女性特有の乳がんがフィーチャーされています。
サロンに通って頂いているお客様は、たまたま北斗晶さんのニュースが流れた日に検診の予約を取ろうとしたら年内は予約を取れないと断られたそうです。
それほど注目を集めている乳がんですが、これまで乳癌検診に行ったことがない人が多いようです。
乳がんは日本人女性の16人に1人が罹患する病気です。年齢30代後半から急激に増え始め、40代後半でピークに達し、高齢になるにしたがって減っていくというのが乳がんの特徴ですが、発症率がピークに達する40歳以上の受診率でも43.4%と半数以下にとどまるなどまだまだ自分自身に起こりうることだと思えないようです。
このような状況にも関わらず、厚生労働省の発表データによると日本はがん検診の受診率が低いようです。(参考:厚生労働省)
早期発見の為には検査が重要です。定期的な受診を心がけてほしいものです。
乳がんの原因
乳がんは他のがん発生同様に遺伝子の病で、細胞の遺伝子異常の蓄積によって発生することが分かっています。また、発生・進展ともにホルモンに依存している点が乳ガンの特徴です。
遺伝の影響
乳がんのうち5〜10%は遺伝的要素があると言われています。
逆に言うと90〜95%は遺伝以外の環境要因などとなるので、とりわけ血縁者の乳がんに敏感になる必要はありませんが、可能性としてはありうることを知っておきましょう。
で、血縁者に乳がん患者がいらっしゃる場合、定期的な検診を心掛けましょう。
女性ホルモンであるエストロゲンの影響
乳がんの発生・増殖には、性ホルモンであるエストロゲンが重要な働きをしています。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌量が多い時期が長く続くほど、その影響を受けてがん発生のリスクが高まるのが、乳がんです。
初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、出産歴がない、初産年齢が遅い、授乳歴がないことがリスク要因とされています。
乳がんの早期発見のためにすること・できること
乳がんに関わらず何の病気にもなりたくないですが、乳がんは、もしなってしまった場合でも早期発見・早期治療もしやすい癌の一種だとされています。
他の癌とは違い、自分自身でも触診し、発見できる場合もあります。
ですが一番良いのは、やはり定期検診です。是非とも検診の準備を。
マンモグラフィとエコー検査の併用したときの利点
マンモグラフィーの検査の有効性はそれほど高くありません。その事は当ブログでもお伝えした通りです。
もちろん、一定の早期発見の効果も証明されていますので全く意味が無いことはないでしょう。ですが、それだけでは不十分です。
それに対し、大内憲明東北大教授らのグループがマンモグラフィー検査に超音波(エコー)検査を加えると、早期の乳がんの発見率が1.5倍に上がったとの結果を報告しました。
従来の乳がん検診でおこなっているマンモグラフィは石灰化の描出に優れていますが、乳腺自体が白く写るというX線の特性上、しこりも白く写るので、特に乳腺の量が多い40歳未満の方は雪山の中で白うさぎを探すようにしこりの有無の判別が困難です。
また40歳未満においてはマンモグラフィ検診が有効だというデータがなく、逆に不利益(医療被爆)が生ずる場合があるとも言われています。
その点、乳腺エコー検査は腫瘤の描出にすぐれており、しこりの性状を知ることもできます。(反面、石灰化についてはわかりにくいことがあります。)
そのため、両者を組み合わせることでお互いの利点、欠点を補うことができると考えられます。
まとめ
乳がんは発症率は年々増加し、現在では、年間約35,000人が乳がんにかかり、そのうち1万人ほどが亡くなっているようです。
乳がんの発生は、20歳過ぎから認められ30歳代ではさらに増え、40歳代後半から50歳代前半でピークとなっています。つまり20歳を過ぎると「乳がん年齢」なのです。
若いからならないとは限らないので自分のためにも家族のためにも検診には行ったほうが良いでしょう。
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