整体師が身をもって証明した、断酒して気付いた3つのコト
毎日のように晩酌をされている方も少なくないと思います。当サロンへお越しのお客様ともたまにそういう話になりますが、休肝日は意味が有るのか、適量とはどんなものか?などなどその内容は多岐に渡ります。
何を隠そう、私自身ここ10年程は怪我の日も風邪の日も、欠かさず晩酌しておりました。飲むか?飲まないか?という選択ではなく、どの程度飲むか?という選択をして生きていました。
自分自身を『アルコール依存症だ』とレッテルを貼り、そんな自分が嫌いではなかったのです。ダイエットした時も、断食したときもアルコールは欠かさず飲んでいましたし、タバコは辞めましたが、お酒は辞められないと思っていました。
しかしながら、ここ最近食生活・運動量ともに健康そのものなのにも関わらず、朝起きたときの爽やかさが失われていたので、恐らくお酒のせいだろうと思いお酒を断ってみました。
そこで気付いたお酒を断つことで気付いた3つの事をまとめたいと思います。
お酒に纏わる噂について
今回、お酒を断つに当たりお酒の害について調べました。また、『百薬の長』とも言われるお酒に関してどのようなメリットがあるのかについても調べてみました。
その結果わかった噂の真偽についてお伝えします。
1.満腹感が早まる
よくビールの炭酸でお腹が膨れると言われますが、ビール好きには関係ありません。ゲップして、オシッコしたらまたゼロです。いくらでも飲めますし、いくらでも食べられます。
私はこれまで15キロのダイエットに成功もしましたが、その間も飲んでいました。ですので、アルコールがダイエットに支障をきたすのはそのおつまみの内容によると思っていました。
職業柄ダイエットのプロでもありますから、私自身どれだけ太っても、いつでも、どれだけでも痩せられるという自負があります。ですから、美味しいお酒も美味しいご飯も基本的には我慢しません。その結果定期的に太るのですが。
しかし、30も過ぎ、1児の父でもありますから、そろそろ自分の身体もしっかりしようと思い立ち、適正な体型になるよう減量を始めました。もちろんいつも通り順調に減量しております。
ただ、断酒を行ってからの体重の減り方が尋常でないのです。理由は、すぐにお腹が膨れてしまうことです。
今まで、あったらあっただけ食べていた食卓の品を残すようになりました。これは無理をせず、自然に満腹を感じてしまっているのです。物心ついてからというもの、『もっと食べたいのにお腹がいっぱいで食べられない』という思いをしたことのなかった私ですから、さすがにビックリしています。
これについて解説すると、アルコールの無い食事を行うと、接種した糖質は肝臓にて分解され、血糖値が上昇します。血糖値の上昇を抑える為に脳は『満腹だ』という指令を出し食事をやめさせるようにするのです。
しかし、アルコールを接種すると、肝臓はアルコールの分解を優先させ、糖質の分解は後回しになり満腹を感じさせず限界を超えて食べてしまうのです。
2.肩が凝る
私は整体師ですから姿勢における自己管理は相当高いレベルに成長しております。事実当サロンで提供しているセラピーは私自身が以前悩んでいた腰痛・肩こりを治した方法を応用しておりますので間違いありません。
しかしながら、その断酒をしてから非常に肩が凝るのです。姿勢の乱れを確認しても、以前と比べて得に変化はありません。アルコールで血流が良くなり肩こりを予防していたのかな?なんていう短絡的な考えもしましたが、詳しく考えてみました。
そもそも断酒した理由は、ここ最近の朝の寝起きがあまりに悪い、疲れが取れないことが原因でした。断酒をしても、まだ完全には回復しておりません。そして、私は先月から『ウイスキー』にすっかりハマってしまいここ1ヶ月は毎晩のようにウイスキーをロックで何杯も飲むという荒技を繰り広げておりました。
ここ最近の体調不良は肝臓疲労によるものだったのかという結論を今の所出しております。肝臓は夜中の3時頃、自然治癒力によりその日の疲れを癒すと言われています。しかし、その時間にアルコールが残っていると肝臓は休まる時がないのです。
ここ1ヶ月肝臓に負担をかけた事が肝臓を怒らせ、肩こりという症状でアピールしてきたのだなと思っています。しかし、その前に断酒できたのも日頃、身体に対し真摯に向き合ってきたからだなとも思います。多くの方は単なる肩こりと見過ごしてしまうところかもしれません。
3.寝付けない
普段は、晩ご飯を食べて、お酒を飲んで、すっと寝るという生活をしていました。それを心地よく感じていましたし、朝も特にしんどいという事がなかったのでアルコールで睡眠を誘導しているという感覚は全く有りませんでした。
しかし、断酒してからというもの寝ようと思ってから2〜3時間眠れないのです。その分仕事する時間が増えて仕事には良いのですが身体は少し負担に感じているようです。恐らくまだ朝の調子が回復しきらないのはこれも原因の1つではないかと考えます。
『アルコール依存症だ』と自らで言いながらも、特に苦痛なく断酒していたのでアルコール依存的な症状はないなぁと我ながら関心していたのですが、こんなところで『アルコール依存症』の症状が出ているとは思いもしませんでした。
これは何を意味するかと言いますと、『運動不足』です。毎日すっと眠りについていたので今の運動量(往復約50分自転車で通勤)で十分だと思っていました。しかしながら、足りていなかったのです。だから体重が徐々に増えていたのです。本当にお恥ずかしい話です。
今後、対策をうち、睡眠のリズムも整ったあとの自分の調子良さを想像すると嬉しくてたまりません。
まとめ
私は心臓病を持って生まれ、15歳まで生きる確率の低い人間でした。また、ひどい鬱症状で悩んだ時期もありました。ですから、同じ年代の人よりも健康に対する意識は強いです。心と身体の健康を害する事が、ここまで日常生活における、また仕事におけるパフォーマンスを下げるという事を身をもって体験しているからです。
ですから、このような仕事を選んでいます。
それにも関わらず、毎日のように酒を飲み、身体を痛めていた事を本当に恥ずかしく思います。
最後に、今回断酒して得た気付きをシェアして終わりたいと思いますが、毎日の飲酒量が適量であれば休肝日はいらないという説もありますし、大きく間違っていません。ただ、やはり自分の身体を見つめ、取り組む為にはアルコールが邪魔をします。
休肝日は週に2〜3日作って下さい。私は、もうしばらく断酒を続けますが、家での飲酒は辞めようかと思っています。経済的にもすごい節約です。
アルコール接種にも『慣れ』はありますから、お酒を控える様になったら酔いが早くなるかもしれませんので、一気に大量のお酒を飲む事も控えた方がいいかもしれません。
看護師さん応援キャンペーン
最大67%割引実施中!
関連記事