若い女性に急増中の梅毒!症状と原因を理解し予防する方法
こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の中野です。
先日、淡路島で開催されたすもとマラソンを走ってきて、相変わらずの自分のダメさ加減を痛感している今日このごろ。
本日も残った筋肉痛に生活を邪魔されております。苦笑
さて、次のレースに向け気持ち新たに頑張ろうと思っている本日ですが、朝から女性の梅毒急増のニュースを目にしました。
梅毒に感染する人が近年、急増しています。特に女性は、2015年では前年の2倍に。妊娠と時期が重なれば、赤ちゃんに感染して先天的な梅毒になる恐れもあるとして、厚生労働省が予防を呼びかけています。 → https://t.co/noP95Lg84V
— 朝日新聞医療サイト「アピタル」 (@asahi_apital) February 16, 2016
このニュースは昨年末から騒がれていたので、もちろん知っていましたが今年に入っても増加傾向にあるという状況だったので注意喚起の一助になればと書こうと思った次第です。
マスコミの報道では、若い女性に急増ってな感じで、強調したい部分に焦点化される傾向があります。そして、ネットのニュースサイトでタイトルだけ流し読みするような人には正しく実情が伝わっていないんじゃないかな?と思いました。
そこで今回は、梅毒を取り巻く、正しい実情を理解することで、梅毒感染の予防に繋がればこれ幸いかなぁと思っております。
梅毒とは?その症状と原因、治療法について
梅毒とは、主な性病の一種だということはご存知の方が多いと思います。しかし、その具体的な病態についてご存知の方は少ないのではないでしょうか。
wikiによりますと以下のように説明されています。
スピロヘータの一種である梅毒トレポネーマ (Treponema pallidum) によって発生する感染症、性病。 第一感染経路は性行為であるが、妊娠中、出生時の母子感染による先天性梅毒もある。
ま、やっぱり代表的な性病です。
感染した女性が、出産し、母子感染するという原因の先天性梅毒に罹患する子ども以外は基本的に性行為によって感染するのが梅毒です。ただし、注意して頂きたいのは性器や口腔内の粘膜からも感染するので、オーラルセックスや、極端な話ではありますが、キスだけでも感染の危険があるということを知っておいて頂ければと思います。
さて、梅毒に感染するとどのような症状が現れるのでしょうか。厚生労働省のQ&Aでは以下のように解説されています。
第Ⅰ期:感染後約3週間
初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は自然に軽快します。
しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性もあります。感染した可能性がある場合には、この時期に梅毒の検査が勧められます。第Ⅱ期:感染後数か月
治療をしないで3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれています。
発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合があり、また、再発を繰り返すこともあります。しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原菌である梅毒トレポネーマは体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。アレルギー、風しん、麻しん等に間違えられることもあります。この時期に適切な治療を受けられなかった場合、数年後に複数の臓器の障害につながることがあります。
晩期顕性梅毒(感染後数年)
感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがあります。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。
現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることなどから、晩期顕性梅毒に進行することはほとんどありません。また、妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。
絶対に感染したくない感染症の1つですが、治療法に関しては確立されております。放置すると危険ですが、医師が誤診したり、患者が正しく問診に答えなかったりという問題が怒らないかぎり、基本的に治癒する病気です。
ただ、近年の傾向として若い女性に増えており、その女性が妊婦だったら…とか、妊娠したら…となると、母子感染の危険性が強まり、感染した胎児の治療には困難が伴うことから、注意喚起がされているのだろうと思います。
まずは『感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。』などの症状に心当たりがないか確認してみてください。
梅毒感染者数の近年の推移
梅毒感染者数が1999年の届出義務化開始以来初めて2000人を超えたのが2015年です。治療薬が確立される前は日本でもかなりの数の感染者が居たようですが、確立後はほぼ横ばいに推移していたのが、2013年頃から急増しているとのことです。
東京都感染情報センターが発表している内容を見ても、その傾向が顕著にわかります。
メディアで騒がれるレベルで感染が拡大していることはわかります。次に男女別の比率です。
確かに女性に増えていますが、男性の感染者数の方が圧倒的に多く、男性の感染者数も急増しているのです。ま、当然でしょう。性行為が基本的な感染経路なのだから、片側の性だけ極端に増えるということはありません。
では、何故男性の方が多いのか。一つは感染経路の分類を見てみるとわかります。
同性間での性交渉による感染が大半を占めて(性行為による感染87,1%の内、50,2%が同性間)おり、男性同士で感染を広めているというのが大半なのです。
しかし、事実『同性間での性行為』以外での感染が増えているのも事実。まぁ、当然でしょう。感染者数の母数が増えれば増えるほど、感染者数は倍々に増えていくものだからです。
でも、最近の男子って草食系って聞くし、性に対して興味がないというか、無頓着というか、ガツガツしていないっていう印象の方が多いのではないでしょうか。
それなのに性病だけが増えるなんて…。ちょっと想像しにくいのもわかりますね。
で、まぁ、ここからは私の勝手な想像なので流し読み程度にしてください。
梅毒はコンドームを着用しない性行為の場合、1/3の確率で感染します。また、仮にコンドームを着用していたとしても、冒頭で述べたようにディープキスやオーラルセックスでも感染します。でも、感染の確率で言うとコンドームを着用しない性行為で感染のリスクが最も高まるはずです。
また、男女とも特定のパートナー以外のパートナーと性行為をしない場合において感染は少ないはずです。以前から感染していた人を運悪くパートナーとしてしまわないかぎり感染しないからです。
つまり、特定のパートナーを持たない、コンドームをしない性行為において最も感染のリスクが高まるということが見えてきます。で、そういう性行為をするのってやっぱり男性に多いのではないでしょうか。
男子の草食化、女性の肉食化なんて言われていますし、実際にそういう流れもあるのでしょうけど、性における問題を起こすのは男性の方が多いですよね。
相手の事を考えない性行為を行う男性やアブノーマルな性行為を要求する男性が少なからず世の中には存在しますし、そういう相手を思いやれない男性こそ感染を媒介している可能性があります。
コンドームを使用するとか、不特定・多数との性行為をしないとかっていう予防策は当然ながら、自分勝手な性行為をしようとする男性と関係を持たないということが、あなた自身を更には、あなたから生まれてくる子どもを守ることに繋がるんじゃないかと思っています。
大切なのはパートナーを見極める力です!
まとめ
確かに女性の梅毒感染者は増加していますが、全体としては少ないです。
全体的に増加しているので、比例して女性の感染者が増えているというのが正しい表現でしょう。
この傾向は日本だけではなく、世界各国でもあるようですが、諸外国においては男性同士の性行為がその原因となっているようです。日本においても大半の原因は男性の同性間性行為ですが、少しずつ女性にも増えていることを問題視しています。それは、当人同士の身体の問題や感染の拡大、そして母子感染の危険性があることからだと思われます。
感染の拡大は事実であり、同性間性行為だけが原因ではなくなりつつあるのが近年の特徴なので、コンドームの使用の奨励や不特定多数との性行為を持たないことの奨励がなされているのです。
で、個人的見解としてコンドームを使用しない男性、不特定多数との性行為を持つ男性の特徴って似ているのかなぁと思う次第なのです。だから、女性としては特定のパートナーとして選ぶ目線が大事ですよってことです。
もちろん、男性だけではなく、女性にも身勝手な性行為を要求する人はいるでしょうが、きっと少数派だと思うので、今回のような見解を書かせて頂きました。
でも、仕方がない面もあるかもしれません。日本では小学校の時に多少性教育はあるものの、大人になってから性教育を受ける機会はありません。そして、そういう雑誌やビデオが教材になっているのです。(教材とは呼べないかもしれませんが…)
なので、真剣に交際したい男性とは、しっかり一緒に性を学ぶ時間を持つ必要があるかもしれませんね。
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