営業時間 [火・木=9:00〜12:00、18:00〜21:00] [水・金=17:00〜21:00] [土=9:30〜17:00] [定休日=日・月・祝]
骨盤矯正専門店 癒し家ブログ「大阪骨盤物語」

認知症予防にも効果的?アロマテラピーでリラックス生活

認知症予防にも効果的?アロマテラピーでリラックス生活

 去る2月1日は「201の日」=「においの日」だったのだそうです。私の嗅覚は非常に敏感で色んな臭さを敏感に感じ取ります。スメハラ反対派なのです。笑(参考エントリー:ブーツの中の臭い大丈夫?ブーツの臭い消しランキングベスト5

 でも「くさ〜い臭い」はストレスでしかありませんが、「香りの効果」で美しく、健康に生きることができると言われています。

 それが、アロマテラピーです。昨年はたけしの家庭の医学にて認知症予防にも効果的であるという放送がされてからネット上でも話題になっているようです。

 今回は、香り(アロマテラピー)が認知症予防に効果的なのかどうかについて調べてみたのでご紹介したいと思います。

アロマテラピーとは

 精油(エッセンシャルオイル)や精油の芳香や植物に由来する芳香を使って、病気の予防や治療、心身の健康やリラクセーション、ストレスの解消などを目的とする民間療法です。

 アロマテラピーの歴史は長く紀元前3000年前頃から古代エジプトでは、薫香や浸剤(ハーブティーやハーブオイル)として使われたそうで、ミイラ作りに乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)が使われたと言われています。

 紀元前1000年頃、インドにて賛歌集「リグ・ベーダ」の中でアーユルベーダの源流が見られるそうです。

アロマテラピーによる認知症改善効果について検証

 アロマテラピーに認知症改善効果はあるか?

 先に挙げた、番組にて出演された浦上先生は日本における認知症研究の第1人者であり、以下のように発言されています。

 浦上先生が開発した新たな認知症の予防法こそ、「ある匂いを嗅ぐことで脳を若返らせ認知症を予防する」というもの。認知症を発症すると最初にダメージを受ける「嗅神経(匂いを感じ取る神経)」を何らかの香りで刺激することで、その機能を再生させ、さらにそこにつながった記憶を司る海馬も活性化。

 これによって認知症を予防・改善できるのでは、と考えたのだ。そして先生は、数ある香りの中からどんなものが嗅神経に良いのかを分析。その香りを実際のアルツハイマー型認知症の患者さんに嗅いでもらい、認知機能の改善度を調べること10年。ついに脳の若返りが期待できる“ある香り”にたどり着いたのだ。

 ここでは、予防・改善という表現が使われていますが、基本的には『予防プログラム』であるようです。

 また、2011年に浦上先生が学会発表しているスライドでは、以下のように説明されていました。(参考:認知症予防に対するアロマセラピーの可能性

 アルツハイマー型認知症者に朝9:00~11:00にレモン&ローズマリー、夜19:30〜21:30にスイートオレンジ&ラベンダーを嗅いでもらったところ『日時の見当識』に改善が見られたという結果が出されていました。

 しかし、対象が少ない事や研究がまだまだ不十分であるということから、予防にはいいのではないかという結論にとどまっています。

 海外でもアロマテラピーの認知症に対する効果判定の研究は多数されているようですが、『効果なし』や『効果があるとは言い切れない』という研究が大半でした。(参考:A systematic review of the clinical effectiveness and cost-effectiveness of sensory, psychological and behavioural interventions for managing agitation in older adults with dementia. ※systematic reviewという研究法はエビデンスレベルが最も高いとされる研究法であり、現状最新のエビデンスレベルが高いとされているこの研究のみ参考にさせていただいています。)

認知症予防には期待ができるか?

 認知症になってしまったらアロマテラピーしても効果的でない可能性が高いですが、では予防には効果的でしょうか?

 アロマテラピーの効果として、効果的だと証明されている研究がいくつかあります。

 病気の子どもを持つ母親の不安を軽減する効果(参考:Effectiveness of aromatherapy in decreasing maternal anxiety for a sick child undergoing infusion in a paediatric clinic.)や、ラベンダーの香りが科学的機序は明確でないものの効果的であり、フラシーボなどではないということ(参考:ラベンダーの香りと神経機能に関する文献的研究)、更には対象数が少ないため確実とは言えないが健康な成人に対するリラックス効果を示唆するとする研究論文(参考:Aromatherapy for stress reduction in healthy adults: a systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials.)などがあります。

 そして、長期にわたるストレスが脳を縮小させ認知症の原因となるという研究もあります。(参考:Prolonged stress ‘can shrink the brain’ and even lead to dementia.

 つまり、ストレスを軽減させるアロマテラピーには認知症を一定レベルで予防する効果があると言えるのではないかと考えられます。

リラックス効果を促す香り

 前述の浦上先生はラベンダー2に対してスィートオレンジ1の配合がリラックス効果を促すと言われています。

 ですから、夜にこの配合のアロマをたくことでリラックス効果が促され、認知症予防になる可能性があると思います。

 また、集中力を高め、記憶力を促すとされるローズマリー2とレモン1の配合も同時に使うと昼の活動性が高まり、余計なストレスが減る可能性もありますね。

 こういう番組が放送されるとすぐに浦上ブレンドの商品が発売されます。その素早さに感服します。笑 レビューを見ている限り好意的なものが多いのでご紹介しておきます。

まとめ

 先日もお伝えした通り、今後健康寿命を脅かす一番の疾患は認知症になるのではないかと考えられます。(参考エントリー:認知症予防にも運動は効果的!私がスロージョギングをすすめる理由

 昨今の若い方々の美容・健康意識の高まりによっていわゆる生活習慣病については予防人口が増えていると言えるのではないでしょうか。しかしながら、「私は認知症予防を第一に健康生活を送っています」という方は少ない…、というよりほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。

 認知症リスクと生活習慣病リスクは被るところもあり、生活習慣病予防の生活習慣がそのまま認知症予防にもつながっているケースは多々ありますが、認知症に対する正しい認識を持ち、より高い予防効果のある生活を送っていただければ幸いかと思います。

カテゴリー:

看護師さん応援キャンペーン
最大67%割引実施中!

詳細を確認する

関連記事一覧

プロフィール

なかのだいすけ

自身の子どもの誕生をきっかけに日本の将来に不安を抱く。未来を変える為には、特に女性が明るく元気に過ごせる社会が必要だと感じ、作業療法士として10000件以上の経験を元に、明るく元気に過ごすための整体法を開発し、独立。多くの支持を得ている。
また、多くの問題は知識不足から起こっている現状を解消するため、根拠のある情報をモットーにブログを開始。現在月間50万PVを集める人気ブログとなっている。

新着情報を受取る

 最後までご覧頂き、ありがとうございます。下記の4つのどれかをチェックしていただくと、更新情報がお伝えしやすくなります。もし宜しければご登録のほどよろしくお願いいたします。

Twitter

更新情報の他にも発信しています。

RSS

RSSはこちら

ブログ更新情報をお届け中。

PUSH通知

Chromeで更新通知が受け取れます。