現在の現役世代が気をつけるべき病気ベスト3とは?
私が現在、整体サロンをしながら毎日毎日色々な内容のブログを書いているのは『予防』する知識を自ら得るための勉強と、その意識を多くの方に知ってほしいという想いからでありますが、具体的に何に気をつけなければいけないかを意識されている方は少ないように思います。
現在の日本においての一番の死因は悪性腫瘍(ガン)であり、次いで心疾患となっております。2014年は3位が肺炎、4位が脳血管疾患となっております。(参考:平成26年(2014)人口動態統計の年間推計)
このような実態から、予防というビジネスをされている方は『ガン』に加えて『アンチエイジング』なんていうキーワードを多用する傾向があります。
しかし、私は少し違った意見を持っております。それはガンを予防することがいけないとか、アンチエイジングしてはいけないってことではなく、現在現役で頑張っている我々世代はもっと気にしないといけない所があるのではないかと考えているからです。
今回は、そんな我々が気をつけなければいけない病気は何なのかという個人的見解について書きたいと思います。
心配しなくても皆長生きしていたらガンになる
現在男性は2人に1人がガンになると言われております。しかし、このガンにならない方の50%の人達の中にはガンに気付かず亡くなっていく方々も含まれますし、ガンを持っていても心疾患で亡くなられる方も含まれます。
つまり、長生きすればするほど皆癌になるのです。
昔から癌が増えたのは〇〇のせいだ!的に色んな生活の問題を指摘される方がいらっしゃいますが、癌が増えたのは癌を発見する精度が高まっただけとも捉えられます。
ですから、どうあがこうと我々はほぼ全員が癌になると思っていても間違いはありません。だからといって癌のリスクと言われるタバコを沢山吸うとか、乱れた食生活を改善しなくて良いという問題ではないので勘違いはしないでくださいね。
現役世代の我々が気をつけるべき病気とは
このように癌は気をつけていてもなってしまう病気ですから、早期発見早期治療を心がける事が最大の予防かもしれません。もちろん、先述の通り、だからといって気をつけなくても良いというわけではありませんのでご承知おき下さい。
癌治療に関しては今後どんどん発達していくでしょうし、日本における抗癌剤の知識不足、認可の問題も徐々に改善されていくことを期待しています。
一説によるとこのまま医学が発達すれば80歳未満で癌を原因として死亡することは無くなるとも言われたりしていますから、その道のプロフェッショナルの方々に頑張っていただきましょう。
さて、では我々現役世代が今気をつけるべき病気とは何なのでしょうか?
以下にご紹介したいと思います。
1.糖尿病
糖尿病は日本において最もポピュラーな病気の1つであると言っても過言ではないでしょう。
厚生労働省の「2012年国民健康・栄養調査結果」の推計によると、糖尿病が強く疑われる人が約950万人、予備軍が1100万人と言われており、合計2000万人以上が糖尿病と共に人生を歩んでいるということになります。実に15歳以上の人口の4人に1人に昇ります。
この糖尿病は初期は特に自覚症状が少なく、痛みなども無いため知らず知らずの内に進行します。血管を痛め、栄養状態を悪化させ、心疾患や脳血管疾患の原因にもなります。
また、糖尿病になるような人は高血圧、高脂血症などのリスクも同時に高くなっておられます。つまり、メタボリックシンドロームの登竜門ですね。
しかも糖尿病のリスクである『運動不足』はロコモティブシンドロームを引き起こす要因であり、糖尿病予防をしっかりすればメタボもロコモも予防できると言えるでしょう。
※ロコモティブシンドロームとは…
「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になることです。
日本整形外科学会が、2007年(平成19年)に、新たに提唱しました。「ロコモ」の提唱には、「人間は運動器に支えられて生きている。運動器の健康には、医学的評価と対策が重要であるということを日々意識してほしい」というメッセージが込められています。
引用元:日本臨床整形外科学会さん
身体の病気の始まりとも言える糖尿病に関して正しい知識を持ち、対策していくことは非常に重要かと思います。
2.認知症
当ブログでも何度か取り上げている認知症は、人間の健康寿命を縮める大きな原因となります。
2025年には認知症患者数が60歳以上の3人に1人に当たる700万人に昇ると言われており、今年度(2015年度)予算では161億円を当てられています。)。更には今年度の介護報酬に関して、認知症患者を受け入れないと施設が儲からないシステムになりつつあります。つまり、認知症患者増えるから施設に対して、それに備えさせる対策をしてきているのです。
認知症はその明確な原因は未だにわかっていません。
乱れた食生活、運動不足、睡眠不足、頭を使わない、口腔内健康などなど、認知症の原因になることは色々言われてはいるものの全容は解明されていませんし、認知症対策薬も今は進行を止める程度にとどまっています。
末期になると、身体機能も衰え寝たきりとなるケースが大半ですが、多くの場合身体は元気です。なので、介護者の負担は大きくなります。
認知症は本人だけでなく家族に大きな負担をかける重大な病気だと思っています。
うつ病
厚生労働省が実施している患者調査によれば、日本の気分障害患者数は1996年には43.3万人、1999年には44.1万人とほぼ横ばいでしたが、2002年には71.1万人、2005年には92.4万人、2008年には104.1万人となっております。
更にうつ病予備軍とされる方は155万人です。(参考:ダイヤモンド・オンラインさん)
そして、これは非公式ではありますが一説によると予備軍1000万人という噂もあります。あくまで噂ではありますが。
精神科疾患の中で最もポピュラーで、10人に1人が罹患する可能性がある、心の風邪と言われるような病気です。しかし私はこの表現に危うさを感じています。
何故なら普通の風邪は会社を休まない場合が大半ですし、せいぜい2〜3日で出勤できます。インフルエンザであっても1週間で出勤可能です。風邪になったせいで減給対象にはなりませんし、ましてや会社を休まなければならなくなるような事態にはなりません。
うつ病はどうでしょうか。予備軍の方は出勤できます。風邪の前駆症状と同様ですし、私もその状態だった過去があります。
しかし、一度うつ病を発症したら数日の休暇で解決する問題ではありません。最悪の場合、退職せざるを得ないこともあるでしょう。30歳の方が退職することになり、最重度の例かもしれませんが、その後復帰がかなわず35年過ごしたとしたことを想像してください。
35年の平均年収が500万円だった場合、500万×35年=1億7500万円の損失を被ることになります。1億7500万円×(仮に全患者数の10%に当たる)10万人(が再起不能となった場合)=17億の損失です。税金はどれくらいの損失になるのでしょうね。でもうつ病患者の自殺率が高いことを考えるとあながち17億という数字は突飛な数字ではないと思いますよ。
うつ病には国にかかる負担を大きくするばかりか、国の収入源さえも減らす可能性が大きいのです。
このストレス社会において冒されるのは身体だけでなく精神もそうなのです。ストレスケアは我々現役世代が考えるべき重要な要素であると思います。
これら3大疾患に対する対策
ではどのように対策すべきか。
ごめんなさい。結局は同じですが、バランスの良い食事と適度な運動、及び睡眠。こちらでございます。
過剰カロリーと過剰糖質を抑え、お酒やタバコなどの嗜好品もほどほどに。できれば毎日ほどほどに運動し、しっかり眠る。
更に、ストレスを貯めないことも重要です。
ホンマでっかTVによると、精神的ストレスをリセットするためには日記を書くのがいいそうですよ。笑 ま、ホンマでっか情報ですがね。
また、定期的な健康診断も必要かと思います。ちゃんとした会社にお勤めの方は年に1回、健康診断が受けられるでしょうから大丈夫かと思いますが、そうでない方は毎年人間ドッグにでも入りに行きましょう。
私も自営業者なものですから良かったらご一緒しませんか?笑
まとめ
いかがだったでしょうか。
あまり意識してなかった病気がランキングしていたかと思います。
もちろん、これは私が個人的に思っているだけですが、多くの専門職も同意頂ける内容なのではないかと思います。
皆様も軽く考えずしっかり知る努力をしてみてくださいね。もちろん、当サロンでは整体で!とは言わずとも情報提供という形でこれら疾患への対策支援をさせて頂きますので是非とも一度ご来店くださいね。
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