ダイエット中に肉を食うならコレ!脂肪燃焼効果のあるカルニチンとは
昨日テレビを見ていたら、ダイエット中には肉を食べて脂肪燃焼させましょう的な話が出ていました。詳しく見ているとどうやらカルニチンが脂肪燃焼に働いているとのこと。
現状ダイエットに取り組まれている方や、ダイエットをしたいと情報収集されている方にとってダイエット中に肉を取ることについて肯定的な方が多いと思います。肉では太らないという説が通説になりつつありますね。
しかし、その肉は肉でもダイエットをより促進してくれる肉があるならそちらを選びたいですよね。
そこで、今回は肉に含まれるカルニチンついて調べたことをまとめましたのでシェアしたいと思います。
カルニチンとは
では、その脂肪燃焼効果のあるカルニチンとは何者なのでしょうか。
カルニチンは、身体の中で脂肪を燃焼させエネルギーを作り出す流れの中で、脂肪酸を燃焼の場であるミトコンドリア内部に運搬するという役割を担っています。
つまり、カルニチンが少なければ脂肪酸がミトコンドリアに運ばれず、燃焼されないということになります。
従ってカルニチンの摂取によって脂肪燃焼が促進されるかもしれないという考え方からサプリメントなどでカルニチンが売られるようになりました。
カルニチンの効果に科学的根拠はあるか?
先に結論を言いますと、現状『効果あり』『効果なし』どちらの研究結果も出ているようです。
『Effects of oral L-carnitine supplementation on in vivo long-chain fatty acid oxidation in healthy adults.』によると、カルニチン欠乏の無い健常な成人に対してカルニチンサプリメントにて補充したところ、L-カルニチンをサプリメントで補うことによって、長鎖脂肪酸の酸化(燃焼効果)を高めることが明らかになったとされています。
しかし、反対に『健康食品におけるカルニチンの基礎 -測定、生化学、生理学的役割について-』によると、カルニチンは生体内で十分量作られており、『(サプリメントなどの)摂取により過剰に体内に取り入れたカルニチンが脂肪燃焼のために優先的に利用されるとは考えにくい。』としています。
これらの事から個人的にはサプリメントなどでわざわざ摂取する必要性はないと考えます。
しかし、どうせ肉を食べるならカルニチンが豊富に摂取できて、そのカルニチンをしっかり体内に運べる方法で食べるに越したことはないかなぁと思います。プラシーボ効果も働けばこれ幸い。
カルニチンを摂取したければこの肉を食え!
では、カルニチンを豊富に含む肉とはどれでしょうか。
『カルニチン豊富なラム肉でダイエット? 今年の夏はジンギスカン!』によると、食品100g中に含まれる量は以下のようになります。
- 羊肉(マトン)肉:208.9 mg
- ラム(仔羊)肉:80mg
- 牛肉(ヒレ肉):59.8 mg
- 豚肉:35mg
- 鶏肉:4.55~9.10 mg
- 牛乳:1.9 mg
- 鶏卵:0.8 mg
- パン:0.2 mg
マトンやラムに豊富に含まれているようです。
しかし、短絡的にマトンやラムを食えばいいというわけではありません。カルニチンは熱に弱いという性質があります。
ですから、生、若しくは軽く火を通すだけで食べるのがベストです。ジンギスカンや焼き肉にするとカルニチンはどんどん減っていってしまいます。
そこでおすすめなのが『しゃぶしゃぶ』です。余分な油も落ちてくれるので更にいいですね。
軽くお湯に通すだけでさっと食べるのが良さそうです。
日常的に食べることを考えると、北海道民でも無い限り簡単に手に入らないマトンやラムを選ぶのではなく、簡単に手に入る牛肉で牛シャブが効率的にカルニチンを摂取できるのではないでしょうか。
まとめ
ダイエットをする上で重要な事は継続できることです。つまり、あまりお金をかけずにできるに越したことはありません。また、無駄(かもしれない)事に余計なお金をかけたくはありません。
カルニチンをサプリメントなどで摂取することは推奨される方もいらっしゃいますが、その効果にはまだまだ疑問の声も多いのが実情です。その中でお金をかけてまで摂取するのはどうかと思います。
そこで、食事でカルニチンを効果的に摂取するのはお金もかからず、継続できるのではないかと考えた次第です。
食事でカルニチンを豊富にとって、結果燃焼力が上がったらラッキーくらいな感じで継続できそうですから、過度の期待もせず気長に試してみるのはいかがでしょうか。
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